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目先の利益を追うと信用を失う話

人間関係において信用しんよう
考えるべき大きな要素のひとつです。

相手を信用しているからこそ
「この人なら大丈夫」と任せられます。

そして、お互いに信用し合えば
より良い成果を生み出し成長へつながります。

もしも、
相手が信用できなければ…

とうぜん、
「任せた!」なんてことは
軽々と口にできません。

言動や行動にも注意を払い
疑心暗鬼で相手を見るでしょう。

何より、そうした人と一緒に居ても
楽しくありませんよね💦


気心しれた信用できる人に
囲まれた環境こそ、
あなたの幸福度を上げてくれます。

だからこそ、信用は
会社という組織や家族内の立場、
友達同士において
さまざまな場面で重要視されます。


今回のテーマは
「目先の利益を追うと信用を失う話」です。


信用は積み重ねるモノ。

少しずつ少しずつ、
お互いに信用できる場面を増やし
はじめて、「信用できる!」と
人間関係を構築できます。

反面、
信用はカンタンに失います。

そして、一度失った信用を
取り戻すには膨大な時間を使います。

う~ん、これって
とても効率が悪いですよね

だからこそ、
いかに信用を失わない言動や
行動を取らないかは知っておくべきです。


ひとつの教訓として
学びにしていただければ幸いです。

では、いってみましょう(^^♪



✔信用は
 どんなときに失う?

順調に関係性を構築していた。

ところが、ある日を境に
相手の言動や行動がキツくなった。

こうした背景には、相手から
信用を失っている可能性が大きいでしょう。

あなたが何らかの言動、行動によって
相手から信用を失っています。

では、どういうときに
信用を失うのでしょうか。

ズバリ!

「裏切られた!」
と感じたときです。


「この人は、
 こういったことする人ではなかった」

自分の期待とは裏腹に
相手はマイナスな行動を取った。

そうしたときに
あなたは「裏切られた」と感じます。

同時に
この人は信用に値しない人と
レッテルを貼ります。



✔目先の利益を追って
 信用を失った話

わたしの体験談です。

ある企画を成功させるため
チームで行動していました。

企画初期から議論を重ねて
試行錯誤しながら1ヶ月後。

結果、企画は見事に成功!

とうぜん、チームなので
ひとりのチカラではなく
個々の行動力あってこそ。

チームとして
喜びを分かち合いました。


数日後、
会社から「社長賞の授与」と題して
組織へメールが送られてきました。

「どれどれ?」と確認したら
どうやら、そのときの企画にたいして
素晴らしい功績をおさめたので
「社長賞を贈ります」との名目でした。

わたしも企画へ参加していたので、
「お声がかかるのかな」と思っていたら…

そのメールには写真が添付され
すでに授与は終わっているとのこと。

「??」


一瞬、「どういう意味?」と
脳内処理が追いつきません。

メールの内容をもう一度確認すると
企画に参加したひとり、
Aくんのみへの授与だったのです。

正直な話、
「裏切られた」と感じましたね💦

いや、たしかにAくんは
がんばっていました。

企画にも積極的に参加して
成功のために貢献していました。

そうした事実は知っているものの
「では、Aくんひとりで成功できたのか」
という点では「失敗に終わる」という見解です。

おそらく、事の経緯として
社長からAくんにたいして
企画について話があり
Aくんは「自分の手柄だ」と
言ったのではないでしょうか。

社長賞という
目先の利益を取ったAくん。

その後のAくんを見る周囲の反応は
あなたの想像にお任せします。




✔信用の境目さかいめ

「この人は裏切らない」と
期待していたにもかかわらず
見事に手のひらを返されると
信用を失います。


「いやいや、そんな
 相手の期待に応えることばかり
 考えながら行動できないよ!」
と思うかもしれません。

たしかに必要以上に
相手の期待に応えるように動いては
結果、自分の無い
”ぬけがら”のような人になります。

大事なのは
”信用の境目”を見定めることです。

ようは
「この人になら
 裏切られてもしょうがない」

と思えるかどうかです。


たとえば、
仕事でお世話になっている上司がいた
とします。

自分の失敗をかばったり
なぐさめてくれたり、
ときには一緒に残業して対応してくれたり…

さまざまな場面で
献身的にサポートしてくれる上司。

そんな上司から
「すまない、今回はきみではなく
 Bくんを推したい」と企画推薦で
話があったとします。

どうでしょう。

あなたは「裏切られた」とは
思わないはずです。

かならず、
「上司なりに考えがあるはず…」
と考えるのではないでしょうか。

「裏切られた」と感じない信用の境目を
お互いの関係性として構築できれば
相手の期待に応える必要はありません。

それこそ、目先の利益ではなく
まずは人としてお互いを知ること。

時間をかけて、
相手の考えを理解すること。

近道がないからこそ、
めんどうだとは思いますが…

強固な信用関係を作られれば
あなたは何をやっても信用を失わず
むしろ、相手から称賛されることになるでしょう。



* * * * *




信用を失う人の多くは
利己主義な人です。

「良かれ」と思っていても
相手からすると「自分ばかり」と
思われているかもしれません。

つねに
自分を優位に立たせるのではなく
ときには相手にも花を持たせてあげる。

それこそ
「目の前の利益は相手へあげる」
ぐらいの気持ちは持っていい。

でないと、
「自分が一番」では
いともカンタンに信用を失い
あなたは組織で居場所を失います。

一度、孤立した人にたいして
周囲は手を貸しません。

悪い噂は付くし
なにより自分も「そういう人」と
思われたくないからです。


信用を失うって、
本当にリスクが大きい💦


だからこそ
信用の境目を理解して
正しい人間関係を構築するように
心掛けたいものです。


こちらの記事が
読者の皆さんの参考になれば幸いです。

では、また。
失礼します。


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