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悪い噂を気にする後輩に伝えたいお話し

午後20時、LINE通話が鳴り響く。

「何事!?」と思い、画面を見ると
”後輩 Aくん”からの連絡でした。


さっそく、応答すると…

どうやら、とある上司から
”あることないこと”を言われて、
評判を落とされているとのこと。

「我慢がならない、会社を辞めたい」
と相談を受けました。


わたしは「分かった」と返事し、
「今度、対面でゆっくり話そうか」
と続けて、電話を切りました。


過去にも、こちらの上司は
問題行動を起こして
会社から注意勧告を受けています。

また、虚偽癖っぽい人で
相手の悪いクセを見つける天才
でもあります。

仕事は真面目に取り組み、
人一倍の知識をお持ちです。


正しい事実を把握するためにも
後日、後輩 Aくんの相談を
対面で受ける予定です。


相談を受けるにあたり、

どの点を伝えるべきか。
どういった考えを持ってほしいのか。
解決方法はあるのか。

上記の内容について
今回、こちらのnoteをとおして
事前にまとめておこうと思います。


今回の記事を読まれた読者様には
気軽にコメントいただければ幸いです。

「わたしは、このように思いました」
「わたしだったら、
 こういったアプローチを取ります」
「わたしの考えでは、
 これが良いと感じました」


そうした率直なコメントを、
ぜひともお待ちしております。

一部、参考にさせていただき
後日に共有いたします。

どうぞ宜しくお願い致します。


それでは、ここからは
わたしの考える所感を
皆様と共有させてください。




✔最初に
 気を付けること

相談を受けるにあたり、
最初に気をつけることを共有いたします。


ズバリ!

先入観を持たず
話を聞くこと。


相談あるあるなのですが…
相談を受けた側は、
ついつい相談相手の内容を先読みして
答えを見つけたがります。


とくに男性の場合。

「議論する会話スタイル」なので、
すぐに結論を求める傾向にあります。



まずは、相手の想いや考えを
”最後まで聞く”ことに徹する。

傷口のうみをすべて吐き出すまで
意見をしない。

後輩 Aくんの言葉に耳を傾けて、
聞き終えてから
スタートラインだと考えます。





✔後輩 Aくんに
 伝えたい言葉

相談を受けて、
もしもわたしの心変わりがなければ、
以下のような言葉を伝えたいと考えます。

気にするな

そんな噂を気にするような
器の小さな人間になるな

「後輩 Aくん」へ伝えたい言葉


「気にしてはいけない」

心に留めることなく、
スルーしてほしいと考えます。


後輩 Aくんをおとしめる
”あることないこと”は、当の本人を
本当に苦しめるものなのでしょうか。


たしかに、あらぬ噂によって
自分自身の評価が正しく行われない点は
許しがたい行為です。

「本当の自分」
「取り組んでいる内容」

実績そのものにたいして
正当な評価を求めるのは、
だれしも当たり前に持つ考えです。

そうした評価基準をかき消される。

憤怒したくなる気持ちは、
十分に分かります。


でも…


そもそも、噂によって
人の価値は変わるのでしょうか。


”周囲から”見られる価値は
変化するでしょう。

ただ、
自分自身の価値は変わらないはずです。

言うなれば、
自分を信じているなら、誰にも
あなた自身の価値を変えられる
権利はない
はずです。



アドラー心理学の第一人者
心理学者アルフレッド・アドラーの言葉に
こういったものがあります。

陰口を言われても嫌われても、
あなたが気にすることはない。

相手があなたをどう感じるかは、
相手の課題なのだから。

アルフレッド・アドラーの言葉



そう…

相手があなたをどう思うかは、
相手の考えるべき課題。

けして、
”あなたの課題ではない”のです。


それを混在して、相手の課題をあたかも
”自分の課題”と誤認識して
心を取り乱されていては本末転倒。

時間がいくらあっても足りない
と考えます。




✔噂話を
 に受けない

自分の評判を落とすような噂話は
許しがたい行為です。

「こんなふうに言われてたよ」
と伝えられるとショックを受けます。


分かります。


その気持ちに
とても共感いたします。


だからこそ、後輩 Aくんには
「噂話は真に受けてほしくない」
と考えます。

「ショックを受ける意味はない」
と伝えたいのです。

噂話とは、けして自分の課題ではない。
相手の考えるべき課題であること。

その理由として、
3つ挙げられます。


1、暇つぶしの戯言
2、自分に返ってくる
3、分かる人には分かる


ひとつずつ解説します。



1、暇つぶしの戯言ざれごと


あなたは「噂話をする」とき、
どういった状況でおこないますか。

おそらく、
大半は”暇なとき”でしょう。


目の前にやるべき仕事があるとき、
わざわざ噂話する余裕なんてないはずです。

目が回るぐらい忙しいのに
「あの人はさぁ~」と
口を開けている場合ではありませんよね。

ということは、噂話とは
暇をつぶすための手段』です。


相手と喋らない空間に耐えられない。
時間が進まない。

そうしたときに、噂話という手段を
脳内は選択し、実行します。

つまり、
噂話そのものに中身はない
とも言えます。

所詮、噂話は
暇つぶしを解消するコンテンツなだけ。

取るに足らない
中身のないお話しなのです。



2、自分に返ってくる


どうして、
人は相手の悪い評判を流すのでしょうか。

理屈は、単純明快。

相手の評判が落ちる
 ⇒自分の評判が上がる

上記以外に当てはまるのであれば、
それは快楽主義者の恐ろしい怪物モンスターです。


目の前で自分の酷評した相手が
ガラガラと崩れ落ちる。

そのさまを見てると
気持ちが良いですよね。


ただ、気をつけてほしいのは…

「人の不幸は蜜の味」と言いますが、
気を付けなければいけないのは、
あなた自身の不幸も蜜の味”という点です。


「悪い噂を流す人」と周囲から見られると
あなたも蜜の味の対象者となります。


つまり、今度は
「あの人は悪い噂を流す人なんだよね」
と噂話されるのです。


「悪い噂を流す人」と認知されれば、
真に心の開いた会話は難しくなるでしょう。

当然ながら、そういった人は
一時はあなたの評判が悪くても、
それ以上に悪評が付き信用を失い、
居づらい環境に身を投じるハメになります。

結局、悪いおこないは
自分に返ってくるのです。



3、分かる人には分かる


世の中には
「悪い噂を流す人」がいるように
反対に、あなたの行動を
「真に見続けている人」も存在します。

噂に左右されることなく、
その人の言動や行動そのもの、
事実のみを判断基準として付き合う人は
一定数います。


かりに悪い噂が流れていても
そうした人は、自分の目で見た事実だけを 
信じて あなたを評価するでしょう。


悪い行動には悪い評価。

そして、
良い行動には良い評価。

うわさは、ただのうわさ
 その人の真実ではない」と考え
あなたを味方してくれます。

分かる人には分かります。

だからこそ、相手の噂話を気にすることなく
あなたのやるべき行動に集中すべきです。

取り組んだ行動にこそ、
分かる人は明確な判断を下すからです。



* * * * *




人間関係において
噂話はつきものです。

事実にもとづいた内容もあれば
事実無根な話も生まれます。

そして、
こうした噂話を流す人の心の真意は
「自分の話を聞いてほしい」という点です。

「誰も聞いてくれない」
「誰も喋らない」
「誰も認めてくれない」

そういった心の渇きを満たすために、
人の注意を引くうえでも
噂話は口から飛び出すのだと感じます。


だとすれば、
なおさら噂話は相手の課題そのもの。

あなたが
「相手の心の渇きを満たしたい」
と思うのであれば、その目的を
果たしていいですが…

最初から、あなた自身が
打ち合う必要はありません。



「へぇ~、
 そういった噂話が蔓延してんのね。
 みんな暇だね~。
 おれ、やることあるから~」

と、自分のやるべき目的に全力を注ぐ。

そのほうが
ずいぶんと建設的だと思いませんか。


わたしだったら
そんな噂話を気に留めないほど、
目の前のやるべきタスクに集中しますが…

(ときどき、詰め込み過ぎて
 頭から火が出るのはご愛嬌😅)


だとすれば、
後輩 Aくんが暇なのが問題なのか?

ちょっと、
仕事を与えてみようかな(*´艸`*)



以上です。

今回の内容について、
ぜひ参考にしていただければ幸いです。

また、感じたこと、思ったこと等…
どういった内容でも構いませんので、
コメントお待ちしております。


では、また。
失礼します。

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