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”あなたを書く”から、読者は読んでくれる

文章には、極端に分けると
2つのタイプに分かれます。

・”事象”について書かれた文章
・”心象”について書かれた文章

「事象」について書かれた文章とは、
ネットニュースや報道記事、新聞など、
実際に起こった内容を書いた文章です。

「心象」について書かれた文章は、
エッセイや小説、詩など、
著者が感じた内容を書いた文章です。


一例いちれいを挙げます。

「今日は朝から気温も低く、
 曇り空が続くでしょう」

報道記事の一部で、
こういった事実にもとづいた文章は
事象についての文章です。

かりに、
「今日は朝から気温も低く、
 曇り空が続くでしょう。
 わたしは、寒いのが苦手なので
 厚着をして出かけます。」

事象に自分の考えをプラスすると、
それは心象について書かれた文章へと
早変わりします。

上記の文章は、
ブログやSNS、noteで
多く見かけると思います。

すべての文章は、2つのタイプの
どちらかにかたよりながら分類されます。



* * * * *



さぁ、ここからが本題です。

どうして、文章には
2つのタイプに分かれると
お話ししたのか?

それは…

どちらの文章が
より読者に興味を持ってもらえるのか?

もっといえば、
どちらの文章にファンが付きやすいのか?

明確な判断のために、
前提としてお話ししました。


さっそく、
答えをお伝えすると…


”心象”について書かれた文章に
読者は、魅力を感じます。


情報を手に入れるだけなら、
ネットニュースや新聞、雑誌、
トピックニュースで事足ります。

それなのに、
ブログやSNS、noteでも
読者は「読みたい!」と渇望かつぼうします。

そこには、読者の
「事実だけじゃない。
 あなたの考えが知りたいんです」

という欲求が隠されています。


文章に「あなたを」書くから
読者は読んでくれるのです。




✔感情で動くのが
 人間

「あなたを」書く理由は、
”人は感情で動く動物”
つながってきます。

人は、理屈で筋がとおっていて
正しい方法だとしても、
感情が動かなければ行動に移しません。

よく「あいつの言う事は正しいけど、
言われるとおりに動きたくない」

思うケースがあります。

それは、言われる人にたいして
あまり良い感情を持たず、
感情が動かないからこそ。

「あまり良い感情ではない」とは、
嫌悪感だったり、怒りや悲しみなど…

「自分はこんな人に動かされたくない」
と思う状態。

そういった状態は、
自分の正しさと反発し合い、
「言われたとおりに動きたくない」
と感じます。


では、感情が動く状態とは、
どういった状態でしょうか?

それは、
相手を信頼したり、権威を感じたり、
「自分と一緒だ」と共感したときです。

「この人が言うなら…」と
思った瞬間に、感情が動き出します。


堅苦しい説明では人は動かないけども、
「やればできる」と言われて動くのは、
まさに人が感情で動く
生き物だからこそです。



✔感情にうったえるには
「あなた」が一番

「あなたを」書くのは、
読み手の感情を揺さぶるのに効果的です。

事象のみを書いても、
伝わる場合もあるでしょう。

でも、それ以上に
「この人がこんな体験したんだ」
「この人だからこんな考え方なんだ」

と想いをせて読むからこそ
読者は面白いと感じます。


タレントや歌手、俳優などの有名人に
どうしてファンが付くのでしょうか?

それは、
その人たちに魅力を感じるから。

有名人の行動や考え方に共感したり、
知識を得るからこそ
「ファンでありたい」と考えます

それは、けして
実際に起こった事実だけでは
人を魅了できません。

「あなた」という存在が認知されて、
「わたしだったら、こう思う」
表現するからこそ、人は魅了されます。

最後は、あなた自身の心の深さに
読者はとりことなり「より知りたい」と
思うようになるでしょう。


迷わず、
「あなたを」
発信し続けてください。

「あなた」という存在を
世に知らしめてください。

かならず、
「あなた」の輝きに気づいて、
賛同してくれる人があらわれます。

その日まで、ひたすらに根気よく
芽を出し続けることが大切なのです。


では、また。
失礼します。

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