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なにかを得るには、なにかを捨てないといけない

あのパンが欲しい。
だけど、お金は払いたくない。

「タダでパンが欲しいと思うのは変だ」
と気づく人が、あまりに少ない。


人は、とくに欲張りな生き物だ。

手に入れたいと考えるなら、
とことん全部を手に入れようと考える。

でも、なんでも欲張って
すべてを手に入れられない。

「すべてを手に入れよう」と考えるのは
傲慢(ごうまん)な考え。

かりに、「自分は手に入れられるものは、
すべてを手に入れた」と思っていても、
自分の知らない部分で、
手放したものは絶対に存在する。

全知全能な神でさえ、
”実体”という存在を手に入れていない。



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✔習慣もおなじ…
 新しい習慣を手に入れるなら
 古い習慣を捨てるべき

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「新しい習慣を手に入れよう」
と思うことは素晴らしい。

でも、
ひとつ考えてもほしいところがある。

それは、「新しい習慣を取り入れる
スキマはありますか?」
というところ。

いまのあなたは、
すでに習慣によって作られている。

1日、24時間だとすれば、
24時間をフルに活用した習慣によって、
あなたは作られている。

だから、新しい習慣を手に入れる前に、
まずは古い習慣を手放す必要がある。

古い習慣を手放して、
空いたスキマに新しい習慣を入れるべき。

まさに、手にいれられるものすべてを
手に入れようと考えることと同じ。

すべてはムリだ。

かならず、なにかを
犠牲にしないといけない。

キモに銘じよう。



✔物理的時間・精神的時間

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1日24時間という時間によって、
あなたは作られている。

朝、起きる時間。
お昼ごはんを食べる時間。
お風呂に入る時間。
寝る時間。

時間という習慣によって、
あなたは形成されている分かりやすい例。

これらは、
物理的に感じることができる時間。


なかには、
物理的に感じられない習慣もある。

考え方、思想だ。

その人が「どんなふうに考えるか」
習慣そのものになる。

「真面目な人間は救われるべきだ」と
考えていれば、その考えは
その人の思想になる。

さらに、
「真面目な人間は救われるべきだから、
○○であるべきだ」と考えるようになる。

思想という習慣が作られているイイ例。

どう考えるかは、時間にとらわれない。

でも、自分にない新しい考え方(習慣)を
「いいな~」と思い、取り入れるときには
古い考えを手放すことになる。

たとえば、
「たまには息抜きが必要だから、
 サボることも大事」
という思想を取り入れようと考えてると…

さきほどの
「真面目な人間は救われるべきだ、だから
サボらずに真面目に取り組むべきだ」と
考える人にはツライ。

いくら、息抜きしてサボろうと言われても
矛盾が生じて受け入れられない。

”真面目な人間だけどサボることも必要だ”
”真面目な人間でサボらない自分”
切り離して考えないといけない。


考え方や思想には、時間的な概念はない。

精神世界の自分の頭のなかで、
つねに繰り広げられている。

だからこそ、意識しないと、
いきなり新しい考え方は手に入らない。


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✔気づけたことが素晴らしい

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今回は「新しい習慣を手に入れたいなら、
古い習慣を捨てないといけないよ」

というお話し。

でも、まだどこかで
「いや、古い習慣を捨てなくても
 新しい習慣は手に入る」

と考えているかもしれない。

最初は、それでいい。

まずは、気づけることが大事。

何かを得るには、
何かを捨てるべきと覚えればいいだけ。

ありふれているけど、たったそれだけ。

少しずつでしか
考え方や思想は、変わらない。

だからこそ、あせらなくていい。

「そういうもんなんだ」
覚えてくれればいい。


そして、
いつしか気づくときがくる。

なんとなく覚えていて、
知らないあいだに「そういうもんなんだ」
と無意識に感じるときがくる。

そして、「あのときに気づけてよかった」
と振り返るときがくる。

振り返るときには、すでにあなたは
新しい習慣を手に入れている。

まさに習慣化の成功例だろう…


では、また。
失礼します。


サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!