人生で初めて映画に出演し、映画に出た自分を見て気づいたこと。
僕は以前、映画に出演したことがあります。
大好きだった映画に、本当に自分が出る日が来るなんて、思ってもいませんでした。
今回は、その時の話をしようと思います。
1.映画出演
18歳で岡山から上京し、当時は映画の専門学校に通っていました。
学校で演技の勉強をするのに慣れてきて、そろそろ本格的に動きたいなと思っていたところ、このようなサイトを発見。
エキストラ募集のWEBサイト。
「本当かなぁ?」と疑いながら見ていると、作品名は伏せた状態で、様々なまさエキストラの募集がありました。
興味本位で、友達と一緒に応募しました。
2.本物の映画の撮影現場
応募すると詳細がメールで届き、指定されて行った場所は、とある都内の大学。
何の撮影かも分からず行ってみると、なんと超有名漫画の実写映画の撮影でした。
「マジか!」と思いながらスタッフさんの指示に従って、教室内で待機していると、現れたのは超有名俳優Mさん。
「うおぉー本物!すごいすごい!」
と超ミーハー感丸出しで、プロの撮影現場を楽しんでいました。
3.どんどん前へ。前へ。
次のシーンは大学の校舎の外。大学生達が主人公を取り囲むシーン。
そこにはなんと、超大物俳優Fさんがいらっしゃいまいた。
生で見る本物の俳優さんは、立っても座ってもかっこよく、自分と同じ人間とは思えない魅力に、思わず目を奪われていました。
友達と「せっかくだから前に行こう!」と、撮影と撮影の間際に、どんどん輪の中心へ。
そうすると、なんと目の前にはカメラが。超大物俳優Fさんと女優のTさんが手に届く位置まで来てしまいました。
「やばいやばい!」
目の前で撮影が始まって、俳優さん達が演技を初めた中、NGを出す訳にはいかない。
素人感丸出しでしたが、なんとかそれっぽく演じ、興奮冷めやらぬまま撮影現場を終えました。
4.映画公開初日に
一緒にエキストラで参加した友達と、映画公開初日に映画館へ。
映画が上映され、エキストラとして参加したシーンが始まりました。
すると、そこには自分が画面にデカデカと映っていました。
「うわっ!めっちゃ映ってる!」
予想を遥かに超え、画面上に思いっきり自分の顔が映っていました。
ちょうど20歳の時だったので、地元に帰って成人式に参加した時に、「三浦くん、映画出てたよね」と同級生の中でちょっとした話題になっていました。
5.映画に出て分かったこと
映画に出るまで、大きな大きな勘違いをしていたことに気付きました。
映画に出ればかっこよく映ると思っていました。
しかし、映画で見た僕は、いつも鏡で見る僕でした。
映画に出ている自分を見て、正直「恥ずかしいな」と思いました。
それに比べて隣で映っていた俳優さん達は、リアルで見ても、画面越しに見ても、かっこよかったです。
「同じ人間でも、磨けばここまでかっこよくなれる」ことに気づき、もっとたくさん経験して、魅力溢れる人になろうと思いました。
6.まとめ
映画に出て自分を客観的に見ることができ、今まで以上に成長意欲が湧いた、貴重な経験でした。
次回は、初めて舞台に立った時の話をしようと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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