映画「アキラとあきら」会社で働くすべての人たちに捧げる。人生かけて仕事に取り組む男たちの物語
2022年8月26日公開映画「アキラとあきら」を鑑賞しました。
「半沢直樹」や「下町ロケット」で有名な池井戸潤さん著書の映画化。
予想以上に心揺さぶられる名作でした。
観てきた感想をまとめていこうと思います。
◆ 作品情報 ◆
◆ キャスト ◆
◆ あらすじ ◆
1.銀行嫌いのバンカー:山崎瑛
主人公の山崎瑛は、幼少期に父親が持つ工場が倒産し、父親を見捨てた銀行員を嫌いになった青年。
しかしその後、倒産した父親を救う銀行員が現れたことをきっかけに、人を救うバンカーを目指し始めました。
銀行に就職した後は、目先のチャンスより、一件一件の取引先に誠意を持って尽くす山崎。
「自分が憧れとするトップバンカーになる」という目標や指標とする人がいたからこそ、仕事に対する姿勢は見習うべき姿でした。
果たして自分自身の、仕事に取り組む姿勢や熱量はどうだろうか。
山崎の一生懸命な姿を観て、自分を振り返り鼓舞するきっかけとなりました。
2.大企業の御曹司:階堂彬
東海グループという大企業の御曹司であり、将来家業である会社の代表になることを約束された男、階堂彬。
そんな彼は、親族のいざこざに巻き込まれるのを避け、家業を継ぐことを断りバンカーになりました。
成績優秀で能力高く、バンカーとしてもトップクラスで昇進。
しかし、階堂の代わりに家業を継いだ弟が、経営難によるストレスで倒れたことをきっかけに、バンカーを辞職し家業である会社を再建することを決意。
経営難となった原因である叔父たちに対して、ビジネスマンとして対等に向き合う姿が印象的でした。
自分が同じ立場だったら、階堂のような選択や決断ができたか。
叔父に物申すことができるか。
家庭を守るとは、物理的に一緒にいることや仕送りをすることだけではなく、いざというときに人生を棒に振る覚悟で挑むことだと学びました。
3.彼らに立ちはだかる上司:不動公二
そんな2人の壁となる上司、不動公二。
山崎がどれだけ誠意を持って計画書を作っても、不動は簡単には受理しません。
不動の承認が無ければ、審査は決して通らない。
そんな不動が承認する上で大事にしていることが、「確実性」。
不動も単に嫌がらせがしたいわけではなく、自分なりの信念を貫いて仕事をしています。
仮に不動が上司だったとしたら、自分の目標に対する計画は、確実性があるのか。
自分が一企業だったら、銀行融資が通る確実性がある計画を立てられるのか。
不動の考え方や言動から、計画に対する考え方も学ぶことがたくさんありました。
4.まとめ
現実社会では、会社や仕事内容に不満を持つ人もたくさんいます。
僕も、そのうちの一人です。
しかし、仕事は本気でやるからこそ感動があり、面白いと思えるもの。
本作品に出てくる登場人物のように、本気で取り組むからこそ、仕事の面白さが分かるのだろうと思いました。
気になった人は、ぜひ映画を観てみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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