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映画「アキラとあきら」会社で働くすべての人たちに捧げる。人生かけて仕事に取り組む男たちの物語

2022年8月26日公開映画「アキラとあきら」を鑑賞しました。

「半沢直樹」や「下町ロケット」で有名な池井戸潤さん著書の映画化。

予想以上に心揺さぶられる名作でした。

観てきた感想をまとめていこうと思います。

◆ 作品情報 ◆

◆ キャスト ◆

竹内涼真、横浜流星、高橋海人、上白石萌歌
児嶋一哉、満島真之介、塚地武雅、宇野祥平
奥田瑛二、石丸幹二、ユースケ・サンタマリア、江口洋介
引用:https://eiga.com/movie/96181/

◆ あらすじ ◆

父親の経営する町工場が倒産し過酷な幼少時代を過ごした山崎瑛と、大企業の御曹司だが次期社長の座を拒絶し血縁のしがらみに抗う階堂彬。
同じ名前を持つ2人は運命に導かれるかのように、日本有数のメガバンクに同期入社する。
人を救うバンカーになるという熱い理想を持つ山崎と、情を排して冷静に仕事をこなす階堂。
正反対の信念を持つ2人は真っ向から対立し、ライバルとしてしのぎを削る。
しかし山崎は、ある案件で自らの理想と信念を押し通した結果、左遷されてしまう。
一方、順調に出世する階堂の前にも、親族同士の争いという試練が立ちはだかる。
やがて、数千人の人生を左右する巨大な危機が到来し、山崎と階堂の人生が再び交差する。
引用:https://eiga.com/movie/96181/

1.銀行嫌いのバンカー:山崎瑛

出典:https://eiga.com/amp/movie/96181/

主人公の山崎瑛は、幼少期に父親が持つ工場が倒産し、父親を見捨てた銀行員を嫌いになった青年。

しかしその後、倒産した父親を救う銀行員が現れたことをきっかけに、人を救うバンカーを目指し始めました。

銀行に就職した後は、目先のチャンスより、一件一件の取引先に誠意を持って尽くす山崎。

「自分が憧れとするトップバンカーになる」という目標や指標とする人がいたからこそ、仕事に対する姿勢は見習うべき姿でした。

果たして自分自身の、仕事に取り組む姿勢や熱量はどうだろうか。

山崎の一生懸命な姿を観て、自分を振り返り鼓舞するきっかけとなりました。

2.大企業の御曹司:階堂彬

出典:https://eiga.com/amp/movie/96181/

東海グループという大企業の御曹司であり、将来家業である会社の代表になることを約束された男、階堂彬。

そんな彼は、親族のいざこざに巻き込まれるのを避け、家業を継ぐことを断りバンカーになりました。

成績優秀で能力高く、バンカーとしてもトップクラスで昇進。

しかし、階堂の代わりに家業を継いだ弟が、経営難によるストレスで倒れたことをきっかけに、バンカーを辞職し家業である会社を再建することを決意。

経営難となった原因である叔父たちに対して、ビジネスマンとして対等に向き合う姿が印象的でした。

自分が同じ立場だったら、階堂のような選択や決断ができたか。

叔父に物申すことができるか。

家庭を守るとは、物理的に一緒にいることや仕送りをすることだけではなく、いざというときに人生を棒に振る覚悟で挑むことだと学びました。

3.彼らに立ちはだかる上司:不動公二

出典:https://eiga.com/amp/movie/96181/

そんな2人の壁となる上司、不動公二。

山崎がどれだけ誠意を持って計画書を作っても、不動は簡単には受理しません。

不動の承認が無ければ、審査は決して通らない。

そんな不動が承認する上で大事にしていることが、「確実性」。

不動も単に嫌がらせがしたいわけではなく、自分なりの信念を貫いて仕事をしています。

仮に不動が上司だったとしたら、自分の目標に対する計画は、確実性があるのか。

自分が一企業だったら、銀行融資が通る確実性がある計画を立てられるのか。

不動の考え方や言動から、計画に対する考え方も学ぶことがたくさんありました。

4.まとめ

出典:https://eiga.com/amp/movie/96181/

現実社会では、会社や仕事内容に不満を持つ人もたくさんいます。

僕も、そのうちの一人です。

しかし、仕事は本気でやるからこそ感動があり、面白いと思えるもの。

本作品に出てくる登場人物のように、本気で取り組むからこそ、仕事の面白さが分かるのだろうと思いました。

気になった人は、ぜひ映画を観てみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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