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東京で出会った先生に俳優の世界へ導かれた僕は、夢に向かって大きく羽ばたき始めた。

僕は高校一年生の夏休みに、初めて東京へ行きました。

東京へ来た目的は、将来的にやりたかったCGが体験できる学校の、オープンキャンパスに行くためでした。

そしていよいよ、初めてのCG体験をすることなりました。

1.オープンキャンパス

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僕がオープンキャンパスに行ったのは、東京ビジュアルアーツという専門学校でした。

受付に行ったところ、同じ参加者は高校三年生ばかりでした。

「オープンキャンパスは高校3年生になって受けるもの」という常識も知らなかった僕は、参加者の中で唯一の高校一年生でした。

しかも髪色は茶髪で、少し目立っていたかもしれません。

体験コースは映像コースと俳優コースの2種類ありました。

僕は映像コースでCGが体験できることにウキウキしていました。

しかし、とある先生に声をかけられました。

君は俳優コースじゃないのかい

「なんで!?というか誰?」と思いながら、僕は「違います」と答えました。

「なんでだろう・・・」

気になりながらも、CG体験に向かいました。

2.初めてのCG体験

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念願のCG体験が始まりました。

CGに関する説明を受けた時に、気になる点がありました。

内容はうろ覚えですが、こんな説明を受けました。

例えば、学校の絵をCGで作るとします。
この絵の、すべてを作るわけではありません。
一人が校舎を描き、ほかの人が空を描き、またほかの人が地面を描きます。
多くの人が協力し、一つの絵ができます。

「え!?この絵全部作るんじゃないの!?」

僕は正直なところ、イメージしていた仕事と違うと思いました。

僕は映画の中で、CGが描かれる場面を見て、これを全部作れる人になりたいと思っていました。

「これ、僕が作ったんだぞ」と、言ってみたいと思っていました。

でも実際のところは、僕が作るCGは一部で、何人かで協力して一つの絵ができる。

それでは、自分が何を作ったか、パッと見て分からないなと思いました。

「なんか、思ってたのと違う・・・。」

そう感じてしまって、僕のCGに対する意欲が無くなってしまいました。

3.俳優コースの先生

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一日の体験の中で、僕に声をかけてきた俳優コースの先生は、何度も僕に声をかけてきました。

君は絶対俳優コースだよ

「いやなんで!?」と思いながら、心の中では「俳優に向いている」と言われていることが分かり、嬉しく感じていました。

その先生は、東京で俳優関連の仕事をしている人でした。

さらに今回のオープンキャンパスの責任者だったようで、最終的にその先生から、体験終了証を受け取りました。

4.帰り道

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オープンキャンパスが終わり、僕は岡山に帰る道のりの中で、いろんなことを考えていました。

「俳優なんて、考えたこともなかった」

僕は映画を見て、本当は映画の主人公に憧れていました。

でも、これまでの人生を振り返ると、口が滑っても「俳優になりたい」なんて言えませんでした。

それから誰も知り合いがいない高校に入学し高校デビューし、これまでの人生、これまでのキャラクターは、いくらでも変えられると思いました。

丘の上から街を見下ろし、あの地平線の向こうに行きたいなと思いました。

まだ15歳なのに、まだあと何十年も生きるのに、これまでの経験から消極的になっていたことに気づきました。

僕が映画の主人公だったら、ここは一歩踏み出す時だなと思いました。

「一度っきりの人生、失敗してもいいから、思いっきりチャレンジしたい!」

そう思い、俳優を目指すことを決意しました。

5.まとめ

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その当時の写真は、今でも大切にしています。

真ん中が僕で、向かって右側にいる黄色いネクタイをした人が、僕を俳優の世界へ導いた先生です。

オープンキャンパス以来会っていないので、一体誰だったのか、未だに分かりません。

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もしこの記事をあの時の先生が見てくれて、また会うことができたら、僕の夢に向かった背中押しをしてくださり、ありがとうございますと感謝を伝えたいです。

人の人生は、出来事の連続。

どんな出来事を経験するかで、人生は大きく変わりますね。

話の続きは、また次回お話しようと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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