シエナ国際写真賞2020の受賞作品が発表されました (1)
美しく歴史的なイタリアのシエナで、文化発信と芸術発展のために開催される写真祭とコンテストです。年々世界中で高く評価される待望のイベントになりました。156か国からの数万枚のエントリー写真の中から選ばれた受賞作品が10月23日に発表されました。
ノリノリがこれからご紹介する作品は順不同です。
ヘッダー写真は、 1. Spanish Moss 和名・サルオガセモドキ(自然の美しさ部門で2位)「11月の早朝、沼で美しくみごとなサルオガセモドキ( Spanish moss/スペインゴケ)をさがした。晩秋のそれはほとんどモノクロで、ラクウショウ(ヌマスギ)が静かな水に立ち、霧がかった雰囲気の中で信じられないほど輝いていた。」
2. 母(ドキュメンタリー&フォトジャーナリズム部門での優秀作品)
シリアで3番目に大きな都市であるホムスは、この4年間戦争に巻き込まれています。紛争が終わって帰宅した母親は、破壊された家の中で子供のおもちゃの車を見つけました。
3. ホーム・アローン(建築&都市空間部門で1位)
日没直前、香港の人口密集地域である青衣(チンイ)地区で、1つのアパートの窓だけに灯りが点っています。
4. 母の気配り(環境部門・動物における佳作)
イスラエルのネゲブ砂漠では、歩きにくい危険な通路で食べ物を探すヌビアアイベックスが、生後1か月半の仔をとても注意深く誘導していました。
5. タブー(魅力的な顔と個性の部門で2位)
この写真は、イランに住むアフガニスタン移民についての映画プロジェクトに取り組んでいる時にイランの自宅スタジオで撮りました。ブルカを実際に着ているのを目にしたのは初めてだった。
この女性を見たとたんに驚いたのは、歩く時に足の裏以外は体のどの部分も見えなかったということ。この写真に「タブー」と題を付け<反抗>という概念を表現している。
6. 赤ちゃんオランウータンの手術(ドキュメンタリー&フォトジャーナリズム部門の佳作)
生後3か月のオランウータンの雌のブレンダが、損傷した上腕骨を修復する手術を受けるところです。オランウータンはパーム油のプランテーションや伐採、採掘、狩猟によって棲家の熱帯雨林が次々と失われる脅威にさらされています。
To be continued.
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