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霊符

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#神

霊符に書かれた文字

霊符に書かれた文字

霊符には図のようなものも多いですが、文字も多く使われています。

そもそも文字はどのように発生したのでしょうか。

天上に三元五徳八会の気が立ち込めました。
三元というのは天地人の三です。五徳というのは五行のことです。

それが合わさった八会の気です。
これが凝固したところ、飛天の書という文字が生まれました。そこから四方に光を放って、八龍雲篆という文字が生まれました。

このように天から生まれた文

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霊符の持ち歩き作法

霊符の持ち歩き作法

霊符にはしたため方にも作法というものがありました。

したためた後、実際に持ち歩く際にはどうするのが良いのでしょうか。

そこまで厳しいことはありませんが、原則としては霊符は神様のように扱わないといけないということです。

霊符をむき出しのまま財布に入れるなどは、良いことではありません。物理的に考えても汚れてしまいます。神様を汚そうと思うのでしょうか。またこすれたりすることで書かれているものが薄れ

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霊符の神

霊符の神

霊符と道教は密接なのは分かりますが、どの神様による影響が大きいのでしょうか。

外すことができないのは玉皇太帝です。
道教の至高神とも言える存在です。黄帝とも密接な関係だったとされています。

北宋の三代皇帝である真宗の寝室に金色の霧と共に神が現れて、初心を忘れるなとお告げを受けましたが、その神が玉皇太帝なのです。
そのため祈願しても効果がない時に最後の手段として、玉皇太帝に祈りを捧げることとなり

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天から伝わった神折符

天から伝わった神折符

紙を折ることで見えない世界とをつなぐ神折符というものがあります。

これはどのような歴史を持っているのかということですね。

遡ると瓊々杵尊の御降臨に端を発しています。

この高天原にて、三種の神器と共に伝来したのです。
当然のことながら神事に関わる重要なことですから、秘義として宮中で伝承されていくのです。

そのまま崇神天皇の御代となりました。

皇女であった豊鍬入姫命が神折符を使います。

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