見出し画像

はじめてのオンライン記者会見!

広報のE.Kです。
前回、SOCIAL ENERGYリリースについての記事を書きましたが、今回はリリースの際に行ったオンライン記者会見について振り返りつつまとめたいと思います。

前回の記事でも触れた通り、SOCIAL ENERGYは当社グループのイーネットワークシステムズと、Next Common Lab(NCL)の協業によるサービスです。第一弾の地域プレイヤーであるフィッシャーマン・ジャパンも含めメンバー同士の拠点が離れているため、基本的なやりとりはすべてSlackとZoomでの定例ミーティングで行っていました。

準備を進めていく中で、今までにない新しいプラットフォームである「SOCIAL ENERGY」のサービス詳細と、フィッシャーマン・ジャパンが「フィッシャーマン電力」の提供を開始するに至った背景やストーリーをよりクリアにわかりやすく伝えるための手段として、プレスリリースと同日にメディア向けのオンライン記者会見を実施することに。
当社グループの広報活動では初めての経験です!

プレスリリースの文面調整や公式ウェブサイトの公開準備も同時に進行する中で、オンライン記者会見用のタスクもたくさん。普段からオンラインでタイムリーにやり取りをしていましたが、会見が近づくにつれて一日中Slackの通知が鳴りっぱなしになるほどメンバー全員がバタバタと準備に追われていました。

当日の台本・投影資料・メディアへの案内状・申し込みフォーム・機材のチェック・会見終了後のアーカイブ配信準備…などなど、ほとんどをNCLのスーパーマネージャー・Kさんにリードしていただいたのですが、全体の流れを把握しながら細分化されたタスクの進捗とクオリティまで丁寧に(かつ爆速で)チェックしてくださるお仕事ぶりに驚きっぱなしで、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。

おんぶに抱っこ状態の私は、記者会見当日の司会進行もKさんが担当されるものだと甘い考えを抱いていたのですが、Kさんはディレクターの役割を担ってくださったため、私が進行させていただくことに…!

リハーサルの段階から心拍数が上がりすぎて倒れそうなほど緊張したので、私の練習を聞いていた4歳の子どもが「イーネットワークシステムズ」「ネクストコモンズラボ」「ソーシャルエナジー」「だいひょうとりしまりやく」…という言葉を覚えるほど自宅で台本を音読したことも、今となっては懐かしく感じます。

はじめての経験にとても緊張しましたが、前日までメンバーの皆さんと準備をしたり、何度も練習した事実が少しだけ自分を安心させてくれたりもしたので、何事にも「備え」は大事だと改めて感じた経験でもありました。
それでもだいぶ噛んでしまいましたが…

iOS の画像 (24)

オンライン記者会見中の様子。
左:イーネットワークシステムズTO(SOCIAL ENERGY事業責任者)
中:私
右:NCLのKさん

当日は約30名ほどのメディアや記者の皆さまにご参加いただき、バタバタしながらも滞りなく会見は終了。

リリースまでの間、事業の中核メンバーたちがより良い形でSOCIAL ENERGYを世の中に送り出すために試行錯誤している姿を見て、プロジェクトに対しての愛や生み出すサービスによって世の中を良くしたいという思いが共通していれば、オンラインのみのコミュニケーションでもこんなに素晴らしいサービスを世の中に送り出すことができるのだと驚き、胸が熱くなる毎日でした。改めて広報として携われたことを嬉しく思います。

当社は「ヒトのちから」と「テクノロジーのちから」を掛け合わせることで、日々「新たな価値の創造」に挑戦し、地域や社会課題の解決に寄与できる事業者を目指しています。

SOCIAL ENERGYもその事例のひとつ。「地方の自律的な活動を持続的に支える素晴らしいプラットフォーム」であると同時に、「これまで世の中に存在しなかったサービス」でもあり、革新的であるがゆえにプレスリリースだけでメディアや記者の方に全貌を解像度高く理解してもらうのは至難の業…さらにエネルギーは差別化が難しく、目に見えない!

当社のように「非上場」かつ「選択購買されづらい『社会インフラ事業者』」というケースでは特に、メディア露出の獲得や、そこに至るまでのアプローチの難しさを感じることも少なくありません。
(同じような悩みをお持ちの広報担当の方がいらっしゃれば、ぜひ情報交換やナレッジシェアしたい!と切実に思っております…)

それでも、2019年に広報専従部署が立ち上がってからはWEB・Twitter・noteなど様々なチャネルでの発信や、代表のセミナーやフォーラム登壇、メディアリレーション構築…といった活動を積み重ねてきました。
地道な発信を続けることで、少しずつではありますが業界紙のみならず一般メディアへも露出の機会を得られるようになったと感じています。メディア露出はあくまでも広報活動における成果のうちのひとつですが、多くの方に自社の事業やサービスを効果的に認知してもらい、情報を伝えられる手段であると実感しています。

今回のオンライン記者会見を通じて、メディアに取り上げたいと思ってもらえる事業ストーリーやメンバーの想いを、プレスリリースよりも「短時間で」「わかりやすく」「熱量をもって」伝えられたことで、過去に実績のなかったメディアでも露出の機会を獲得することができ、認知向上に悩む企業の広報担当者にとって有効な打ち手であると感じました。
今後も選択肢のひとつとして有効に活用していければと思っております。

三ッ輪ホールディングス株式会社 広報 EK
アパレルや飲食業界で販促・広報の仕事を経験した後、2019年に三ッ輪産業に入社。2019年10月に設立された三ッ輪ホールディングス株式会社では社長室で広報部門の立ち上げに従事。建築と美術、料理が好きな一児の母。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?