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「SOCIAL ENERGY」ついにリリース!

三ッ輪ホールディングスグループ 広報のKです。
2021年3月18日、当社グループで電力小売プラットフォームを展開する株式会社イーネットワークシステムズ(以下ENS)と株式会社Next Common Lab(以下NCL)が提供するエネルギープラットフォーム、「SOCIAL ENERGY」が遂にローンチしました!

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SOCIAL ENERGYとは、「地域課題の解決を持続的に支える新たな形の電力事業」です。
と言ってもピンと来ない方がいらっしゃるかと思いますので、まずはENSとNCLについて、それぞれ簡単にご紹介できればと思います。

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ENSは、自分たちで電力を販売する小売ブランドを持たず、「提携事業者のオリジナルブランドによる電力販売」を支援するOEMプラットフォーマーとして、全国(※沖縄・離島を除く)で550社以上の異業種事業者と提携しています。
ENSのスキームを使うことで、イニシャルコスト0で提携事業者さまのニーズに合わせたオリジナルブランドの電力を販売することができます。(詳細はホームページをご覧ください)

例として、

・茨城県鹿行地区を中心に設立されたアントラーズホームタウンDMOが電力販売を通じて運営資金を獲得し、自主財源で活動を続けられるよう支援する「アントラーズホームタウンDMOでんき」

・収益の一部が広島県江田島市の海の環境保全や地元の子どもたちへの海洋教育、海洋プラスチックのリサイクル活動などに還元される「えたじまでんき」

・岐阜県飛騨高山エリアの地域通貨”さるぼぼコイン“と地方経済循環の活性化のためにリリースされた「さるぼぼコインプラン」

などなど、これまでも当社の電力プラットフォームを使って、地域も業種も異なる個性豊かな提携事業者の皆さまたちが「組織や地域にメリットを還元できるオリジナルブランドの電力」を販売してきました。

一方NCLは、「ポスト資本主義社会を具現化する」というビジョンを掲げ、企業や行政・自治体と協業しながら新しい社会の形を模索し、社会をアップデートするための実験と実装を行うソーシャルプロトタイピングチームです。
全国各地の自治体と協業して、その地域の資源や事業創出の可能性を可視化するとともにプロジェクト実現のための人材の誘致を行う「ローカルベンチャー事業」、全国各地に広がるネットワークを活かして企業や自治体と協業し、社会課題を解決するための事業を立ち上げる「ソーシャルデベロップメント事業」など多彩なプロジェクトを展開される中で、各地で事業を立ち上げる際によくある課題のひとつとして「地域資源や人材の活用方法はあっても、リソースが足りない」というものがあったそう。
地方の自治体や中小企業は「未来のための投資」をできる体力がないケースが多く、中長期的なプロジェクトに着手するハードルがどうしても高くなってしまいます。

そこでSOCIAL ENERGYの出番です。

ENSの電力プラットフォームと各地にネットワークを持つNCLの強みを掛け合わせて、地域のために頑張る企業や団体に「オリジナル電力プラン」を販売するためのエネルギープラットフォームを提供することで、電気料金の収益の一部を「自分の住んでいる地域」や「応援したい事業者」に持続的に還元することが可能になります!

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(SOCIAL ENERGYの事業責任者であるイーネットワークシステムズ取締役の大澤と、NCL監査役/社会システムデザイナーの武井氏による対談でさらに掘り下げて話していますので、ぜひご一読ください)
【特別対談】自立と循環。互助と共助。電力プラットフォームが描く、ポスト資本主義の地域活性とは。

地域で使われている電気料金はその地域で生み出されるお金の5〜10%にも上る地域があるにも関わらず(※)、そのお金が地域外へと流出してしまっている実態があるのですが、SOCIAL ENERGYのスキームを使うことで地域のお金を地域内で循環させることができるだけでなく、循環させたお金が地域のために使われ、課題解決の一助になるんです!

※環境省「地域経済循環分析データベース2013年(2018年改定)版」より

今回、SOCIAL ENERGYのプラットフォーム上で電力販売を行う第一弾の地域プレイヤーは、宮城県石巻市で水産業の課題解決に取り組む一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン

メディアにも多数取り上げられているので既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、「漁業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な『新3K』に変え、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団」の皆さんが、これからの水産業を持続可能にしていくための取り組みのひとつとして「人と海の幸せな関係をつくる」がコンセプトの「フィッシャーマン電力」というブランドで電力販売事業をスタートします。

プレイヤーだけでなく、ユーザーにもメリットしかないんです。

①前述の通り、地域の活性化につながる(地域にやさしい)
②電気はCO2フリー(環境にやさしい)

※CO2フリーではないプランもお選びいただけます
③地域の電力会社の通常プランよりも電気代がお得、初期費用も解約手数料も無料!(お財布にやさしい)

リリース当日の夜にプロジェクトメンバー達がClubhouseでしていた裏話を聴いていたら、あまりにもメリットしかなさすぎて逆に怪しいという声もあったほどだとか(怪しくないのでご安心ください)

そんなメリットしかないSOCIAL ENERGY、ありがたいことに早速たくさんの反響やお申し込みをいただいております。
3月30日(火)13:00より、地域プレイヤー向けのオンライン発表会も実施しますので、ご興味のある方はぜひ!
こちらのURLからお申し込みいただけます。

NCLやフィッシャーマン・ジャパンのみなさまとご一緒させていただき、SOCIAL ENERGY自体の素晴らしさもさることながら、プロジェクトメンバーの熱量とスキル、それぞれの人間としての濃度にも圧倒されっぱなしの日々でした。

どうすれば世の中がもっと良くなるのか、単なるサービスの提供ではなく持続的に地域と関わり育てていける事業の形とはなんなのか、社会課題を自分ごととして考え、自分の所属するコミュニティや人との繋がりを大切に考えている人たちだからこそ生み出せたサービスなのだと心から実感しています。

SOCIAL ENERGYは一度も会ったことのないメンバーで立ち上げ、コロナ禍ということもあり毎週の定例や記者会見のリハーサルなども基本的にすべてオンラインのみでのやり取りだったのですが、画面越しでも十分に伝わってくる魅力と個性溢れるメンバーの皆さまとご一緒させていただけたことに感謝するとともに、これからSOCIAL ENERGYが社会にどんなインパクトを与えていくのか個人的にもとてもワクワクしています。

三ッ輪ホールディングス株式会社 広報 K
アパレルや飲食業界で販促・広報の仕事を経験した後、2019年に三ッ輪産業に入社。2019年10月に設立された三ッ輪ホールディングス株式会社では社長室で広報部門の立ち上げに従事。建築と美術、料理が好きな一児の母。

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