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元バンギャとメタルファンが行くロックフェス | JAPAN JAM2022 の雑感

こんにちは。みつまめです。
表題の通り、JAPAN JAMという音楽フェスに参加してきました。
参加したのは5月5日。

ライブやフェスへの参加は実に12年ぶり。
久々すぎる参加でやや不安もありましたが、不安なんか吹き飛ぶくらい目一杯楽しめました。

いまだに反芻してはふわふわと楽しい気持ちを引きずっています。
足、脇腹、首の筋肉痛が2日も続き年齢がもろに出てはいますが、それすら噛み締めてます。笑
「足の筋肉の衰えヤバい」(@打首獄門同好会)

私と同じような
「ライブやフェス好きだけど、今の体力でも楽しめるのか不安」
「若い子に囲まれてついていけるか、心から楽しめるか心配」
そんな方に向けて、自分のペースで楽しめるフェスは最高だったよ!昔のようにも楽しめたし、経験を重ねた今ならではの楽しみ方も出来たよ!という意味を込めて感想を残したいと思います。

フェス全体の感想と、通して見たアーティストの感想を書きます。
音楽の趣味にかなり偏りがある旨はご了承ください。笑

音楽好き夫婦が結婚10年目、ならば記念にフェスに行こう

私は元バンギャ、夫は洋楽中心にメタルやロック全般が好き。
私たちが仲良くなったきっかけの1つが音楽でした。
コアすぎて、話が合う人にはなかなか出会えないのです。
それ故同じバンドが好きとわかった瞬間にゼロ距離になる。笑

音楽好きな夫婦の割に、一緒に行ったライブは1回のみ。
仕事の休みが全く合わない上、結婚して2年程で子育て期に突入した事情もあり、ライブやフェスからは長らく遠ざかっていました。
(私は最後に行ったフェスが「JACK IN THE BOX 2010」。バンギャらしい。笑)

今年結婚10年目を迎え、子ども達もある程度大きくなり、休日にベッタリ一緒にいる必要もなくなりました。
音楽好き夫婦として、結婚10年目のメモリアルイヤーは、一緒にライブやフェスに行く年にしようと決めました。


以前こんな記事を書きました。
見てくださる方が想像以上に多く、バンギャじゃない方にも当時を懐かしんで貰えました。
古のバンギャの生態にご興味があれば。

年齢層や会場の雰囲気

背後にあるJFEの工場がまたいい味出してる。
普通に稼働してるので、たまに白煙が出てました。
ステージの後ろでスモーク焚いてるみたいだった。笑

・年齢
周りをざっと見渡すと、予想以上に年齢層は若かったです。
おそらくコア層は20代。(体感7割くらい?)
私たち夫婦と同年代くらいの方や、子連れ、50代くらいと思われるカップルもちらほら見かけました。

・会場の雰囲気
JAPAN JAMは野外フェスで、全面芝生です。
今回から2つのステージが向かい合わせに設営されていて、移動がめちゃくちゃスムーズでした。
(人気のバンドは移動する人数が多いですが、それでも多少の早足で間に合う)

さらに向かい合わせステージのお陰で、かなり後方からもステージやモニターがよく見えました。
しっかり見たい方は前方へ、子連れや体力が心配な方、早めに次のステージ移動しておきたい方は後方でゆっくり、とそれぞれのペースで楽しめて非常に良かったです。


・ファッション
服装は結構バラエティーに富んでいました。
野外だからかもしれませんが、アウトドア寄りなファッションの方が結構多かった印象です。なんか、今どきな感じ。(ハット×ハーフパンツ×レギンス×スニーカー)

比較的普段通りな格好の方も多かったです。
サンダルにはちょっとびっくりしたけど、そういやワンピースにミュールでV系ライブ参加する人は昔から居たし、スポーツサンダルなだけ全然動きやすいかもなぁ、ゆったり楽しむならアリなのかもと思い返したり。

街中ではあまり見ない、ちょっと特殊なおしゃれをしてる人は見かけませんでした。
そういうのが流行りじゃないからか、それともV系のライブじゃないからか。笑

ファッションが不安な方には、アプリで「オススメのファッション」も紹介されているので、事前にチェックすると安心かも。

進化した快適なフェスにびっくり

撮影ポイント。
若い子たちが楽しそう。みんな可愛いな~と完全にお母さん目線。笑

フェスは色々進化していると様々な記事で読んではいましたが、本当に快適に過ごせてびっくりしました。

アプリで開いたQRコード+顔認証でさくっと入場。
前方エリアは事前の抽選で、エリアに入るにはスマホ画面を見せるだけ。
トイレはいろんな場所にちょこちょこある。並んでも10人以下とかそんなレベル。
とにかく行列に並ばなかった。
今回私が遭遇した行列って、飲食店エリアでアイスを買うのに5-6分並んだくらいです。笑

飲食エリアがゆるく仕切られてイスはいろんな所にある上、スタジアムも休憩場所として解放されていたので座る場所にも困りませんでした。

タイミングによるのかもしれませんが、グッズも全然並びませんでした。
グッズを購入した動線上にクロークと更衣室があって、さらにグッズを開封した際に出るビニールごみ専用のゴミ箱があったのも「分かってる…!」と感動。

あと何よりすごかったのがスタッフの方の動き。
ちょっとしたごみも見逃さずサッと拾う姿を何度も見かけました。
ゴミ箱が溢れることもないし、つまったトイレや汚れたトイレにもあまり遭遇しなかった。
あまりにもレベルが高過ぎて、ここはディズニーランド?と思ったくらい。

アプリで「お客様の声」をリアルタイム投稿できる機能があったのと、清掃専門のスタッフをあちこちに配置していた事がポイントのようです。

私たちは使いませんでしたが、首都圏の主要駅から出ている会場直行バスまでありました。
本当に至れり尽くせり。
最寄りの駅からも近いので、電車でも問題ないです。
(海浜幕張駅→幕張メッセまで歩くよりもたぶん距離は近い)

何て言うか、フェスやライブってもっと過酷じゃなかったっけ?
迷子になりながら会場にたどり着いて、グッズ列に並び、着替えるのも荷物預けるのも一苦労。トイレは大行列。
飲食店も大行列だから、見たいバンドが集中してると何も食べられない。
肝心のライブ以外のところで体力1/3くらいは消耗してる…っていうのが普通だった気がします。

体力の消耗が少なかったお陰で、よりライブに集中できました。
特に裏で支えるスタッフの方たちにお礼を言って回りたい気持ちです。

各アクトの感想(出演順/見た順)

最初から最後まで通しで見たアクトのみ、感想を残します。
ライブレポのレベルでは書けないので、あくまでも個人的な感想に留めます。
セットリストは公式でご確認くださいね。

SUGARLUNG

オープニングアクトは、コンテストを勝ち進んできたアーティストの出演枠です。
近くにいたのでたまたま見た、という感じだったのですが、思った以上にレベルが高くてびっくり…!
ボーカルは凄く上手いし、3ピースなのに音の厚みもすごい。
つい聞き入ってしまいました。

MCで「こんな無名のバンドに出会ってくれてありがとう」なんて言ってて、じーんとしてしまい
「頑張りが報われて、大きなステージに立てて良かったね。後で曲チェックするね」
と、完全にお母さん目線になってしまいました。笑

打首獄門同好会

いろんなフェスに出演しているので、フェスが好きな方はどこかで見たことがあるかもしれません。
曲は正統派なラウドロック?メタル?ですが、歌詞やテーマが身近で緩くて面白いので、割とファン層は幅広いです。

私は「水曜どうでしょう」繋がりで知りました。(夫婦で「藩士」でもあります)
『日本の米は世界一』で農林水産省のアンバサダー?に任命されて、安倍元首相と並んでいる姿が話題になってました。
報道で知った方も多いかも?


打首はとにかくセットリストが完璧すぎて、惚れ惚れしました。(もちろん演奏も最高でした。)
大澤会長のMCがまた巧みなこと…!

「久々のフェスですね」からの『足の筋肉の衰えヤバイ』(JAPAN JAM ver.)
「今日は暑すぎてすでに夏フェスじゃないですか」からの『なつのうた』
「GWですが、もしかして明日は仕事の方が多い?」からの『はたらきたくない』
「お昼ごはんは、飲食店エリアで丼ものですかね?」からの『日本の米は世界一』(ラスト曲、終わり時間がちょうど12時)

お客さんの反応見ながらのMCって、会場にいてその場の空気感が分かっていてこそ、その凄さが分かります。
junkoさんは還暦過ぎてるとは思えないキュートさだし、あす香さんも元気(ではないのかもしれないけど)に楽しそうに叩いてて、見れてよかったなぁ、としみじみ。

なお、今回見たアーティストの中では比較的年齢層高めだった印象。
子連れもちらほらいました。(コウペンちゃんの「獄」Tシャツ着てる子がたくさん居て可愛かった)

coldrain

今回の大本命。
前方エリアの抽選に当たって結構前の席でした。
割と初期から聞いているのに、ライブやフェスに行けない時期に丸かぶりしていた為、生でみるのはお初です。

もうとにかく最高でした。全てが完璧。
ボーカルもかっこいい。演奏もかっこいい。調和がとれすぎてて怖いくらい。
曲は定番も、新曲もありでとにかく楽しめました。

初めての筈なのに、「この空間に帰って来れた…!」感がすごかったです。
自分を取り戻したと、いうのは少し大げさですが、とにかくこのライブ空間が懐かしくて楽しくて。
めちゃくちゃジャンプした。調子に乗ってヘドバンとかした。
平常時だったらモッシュにも参加してたかもしれない。(モッシュやコール&レスポンスは禁止)

夫も「メタルのライブってこんな感じ」と言っていたので懐かしかったようです。
あと「黒っぽい服の人多くて安心する」とも。笑

客層は比較的若めでした。
ラウド系、若い人にも結構聞いて貰えるんだなぁと妙に感動。

MY FIRST STORY

今回の本命。
こちらも前方エリアの抽選に当たってかなり前で見れました。
coldrain同様割と初期から聞いているのに、ライブやフェスに行っていない時期に丸かぶりで、こちらも生でみるのはお初です。

客層は明らかに若くて、女性の比率もやや高めな印象。
coldrainよりもライトというか、往年のV系バンドのライブを思わせる雰囲気でした。

coldrainの直後だったので、ボーカルのHIROさんが思いの外小さく感じてびっくり。
こんなかわいい感じ(失礼)なのに、どうしてあんな声量でカッコよく歌えるの?と妙なとこに感動。笑
あとLIVEだとベースラインがよく聞こえて、しかもめちゃくちゃカッコいい。
ベースのNobさんのプレイをガン見してしまいました。笑
やっぱりLIVEで見ると違った発見があります。見れて良かった。

マキシマムザホルモン

既に大御所。ロック好きじゃなくても名前は知ってるかも。
ホルモンは学生時代には既に聞いてましたが、ライブに行く機会はなかったのでお初。
(「腹ペコ」さんでもなかなかライブのチケット取れないらしい。)

やはり格が違う感じで、後方エリアの方もお客さんぎっしりでした。
ライブのチケット取れないのも納得。

競争率は高そうですが、ホルモンも前方エリアの抽選が当たりました。後ろの方でしたが位置がど真ん中だったので、ステージ全体が見えてむしろ一番の当たり席だったような気がする。
がっつりヘドバンしてる方が多くて壮観…!

前方はガチの腹ペコさんが多そうな印象でしたが、普段の客層よりは若めだった?のかなぁ…?
ナヲ姉がMCで「おばちゃんは手足が冷える」とか言ってた。(わかりみ)

2ステップ踏んでる人が居たのはちょっと意外でした。
ヘドバンして拳突き上げて2ステップ踏んでたらめちゃ忙しくない…?
2ステップ、SiMのイメージしかなかった。

感想は「ホルモンのライブだぁ~」でした。MC込みでやっぱり楽しかった。笑

要はフェス最高ってこと

打首獄門同好会のグッズが目立つ。
夫が会社のデスクに飾ろうとか言ってた。笑

結局長々と書いてしまいました。
音楽ってLIVEでなければ味わえない良さがあることを再認識。

今はオンラインライブもあるし、何ならサブスクで色んなアーティストをつまみ食いもできるし、フェスに近しいことはある程度家でも楽しめるようにはなっています。

でも、LIVEでしか味わえないこともたくさんありました。
会場で聴くからこそ発見できる音、ボーカルの息づかいや楽器隊の音のノイズ、音が塊になったときの音の厚みと迫力、その場の空気込みのMC、周りのファンの雰囲気、アーティスト同士の絡み…

12年もライブやフェスに行かなくて、どうして平気で居られたんだろう?というくらい最高な体験が出来ました。
ブランクがある方、いきなりライブに行くのは躊躇うって方に、フェス参加はかなりオススメでした。
完全にLIVE熱に火が着いてしまっています。

夫は既に次のLIVEやフェスを物色しています。笑
ロッキンのアーティストの発表を待ちわびています。(多分行く)

長々と読んでくださった皆様、ありがとうございました。

学生時代とは違い様々な知見も多少出来たので、フェスについてちょっと理屈っぽい話も書きたいなぁ。

フェスという祭り(ハレ)から日常(ケ)へうまく軟着陸出来たのは、どんな心理的状況だったのかとか。
全身で好きを浴びる×運動にもなるライブやフェスって最高の音楽療法なのでは?とか。
(だからV系ファンってメンヘラと親和性が高い?自然に求めてしまう?)
書けたら絶対楽しすぎる。私と一部のフォロワーさんが。笑
理屈っぽいやつは時間が出来ましたら、またいずれ。


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