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毎日3000文字のmits 西田です。最近はウォシュレットがないトイレは都心部だとあまり出会わなくなりましたね。ちなみにウォシュレットは商品名でもちろんTOTO(株)の登録商標です。

INAX(現・LIXIL)の商品名はシャワートイレで、総称は温水洗浄便座。あと、よく見るのはパナソニックでビューティ・トワレですって。初めて知りました。詳しくはwikiを。

最初はなんと1960年代ですからもう60年近く前にアメリカから入ってきたそうです。「温水洗浄便座」市場全体での家庭での普及率は総世帯で73%、で二人以上の世帯で80.2%に普及! そりゃどこにでもあるわけだ。

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「ウォシュレット」自体だと発売から39年の2019年に5000万台を突破。便器のシェアはTOTOが約60%でINAXが約30%、残りの10%がパナソニック他、です。

なんとこんなページもありました。

ざっくりと横浜で見ると2009年、東京で2011年一番が新しいようです。それ以後はデータがない=その頃までは「どこにあるか?」を検索する必要があった=無いところも多かった、という裏返しで、今はどこにでもある証左かもしれません。

ほんと、書いていてどうでもいいネタですが、今の主流は便器とウォシュレットが一体型だそうです。

それに対して、昔からあるのが

便座取付型温水洗浄便座

●ウォシュレット・アプリコット(TOTO)

●ビューティ・トワレ(LIXIL)

●シャワートイレ(パナソニック)

他にもたくさんメーカーがありますが、だいたいどこに行ってもこの3つくらいですね。

面白い記事を見つけました。

日本の研究開発は、トイレの構造から洗浄の効率化洗浄方式、洗浄水の節約起動と感知など多岐にわたる技術開発で圧倒的に優位に立っている。これはウォシュレットの開発と実用化に取り組んだ成果が、他のトイレ技術と一体化する形で進展したからだ。

トイレに関する論文でも日本が圧倒的に優位

トイレの洗浄装置に関する論文発表数を見ると、ここでも日本が圧倒的に強いことが分かる。研究開発で優位に立っている証拠であり、いずれこの基礎研究が実用化でさらに優位に立つことにつながってくるだろう。
トイレに関する論文の数
日本国籍 499 米国国籍 46 欧州国籍 88 中国国籍 5 韓国国籍 2

以下西田調べレポートなんですが、これで腑に落ちました。

座って、操作機器を操作していると、あれ?これTOTOじゃないな、、、と思うと、パナソニックのことが多いです。

起動スピード、コントロールの良さで「あれ?」って思って、コントローラーを見ると「あ、やっぱり」って。

それはどうやら特許に「起動と感知など多岐にわたる技術開発」があっておそらく「それ」を持っているのが先頭を走っているTOTOなのでしょう。

射出までの時間が遅いのがLIXIL(西田調べ)なんですよね〜。「お〜い、まだかい〜」って感じです。

こんなレポートもありました。以下引用

TOTOの「バルーンジェット技術」

「バルーンジェット技術」は、「水」と「空気」の大きな密度差に着目し、ノズルから出た速い噴流を「空気の中に噴射する状態=速いまま」と、「水の中に噴射する状態=減速」を交互につくることで、流速を周期的に増減させています。具体的には、下図のように噴流下流に小部屋を設け、この小部屋内でバルーン状の大気泡が成長し、繰り返し噴流に供給されるような仕組み(=流体素子)を構成しています。

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なるほどそういう細部の技術的差異が「あの気持ちよさ」とちょっとした「気持ち悪いわけではないけど微妙に違うんかも」感を生むのでしょうね。

TOTOのエコリモコン

こんな記載もありました。なんとよく見るこの銀色のボタン、押すと自ら発電して電源工事も電池交換もいらないそうです。すご。

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引用元はこちら
ウォシュレットの吐水技術とパブリック向けエコリモコンが3 賞受賞

そして、これも忘れられないTOTOが協賛の映画『テルマエロマエ』

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映画のラストのシーンでは皇帝のおトイレの下から奴隷がシュシュッと水を出すってシーンだったと思います。

携帯ウォシュレットもある

ちなみに僕は東南アジアは特にですが、ヨーロッパの旅行でもこれを持って行きます。

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競合商品でペットボトルを差し込めるというのもあるのですが、TOTOの安定感でこちらを使っていますが、期待を裏切らない「気持ちよさ」を海外でも安定して使えています。

てことで、今日はなんだかわからないTOTO推しの話ですが、最後にまとめ的なことをひとつ。

TOTOは便器一筋に見える

TOTOって便器一筋って感じですよね。LIXILはそうではない、、、と思ってIRを調べてみました。 

やはり……

TOTOはトイレ周りで売上げの半分利益の7割を、LIXILはトイレ周りは10%の以下でした。そしてLIXILはTOTOの3倍も大きい兆円企業でした。

だからなんだ、ではないですが、兆円企業の売上げの15分の1の事業体と、その3分の1の企業規模で、全社の半分を占める会社。そうか、なんとなくそういう「気合い」みたいな差が出るのではないでしょうか?

ランチェスター戦略でいうと
市場のシェア60%は独占までは行きませんが、
41.7%以上の首位独走を楽々です。

【参考】

なんというのでしょうか。TOTOにとってもLIXILというライバルがいることによって、切磋琢磨できるのでよいこととは思います。

最初はTOTOのウォシュレットすげぇって記事がただ、書きたかったんですがビジネスの話に来てしまいました。

ほぼ、全社を投入して戦うvs片手間で戦う。

これは兆円企業ですからそれでもいいですが、noteでビジネスもからめて発信しているクリエイターさん規模だとそんなことをやっていると木っ端みじんになりますね。

(事業の)選択と(自社の資源の)集中をすればそこに勝機とか成功があると思います。

そこまで徹底的に調べるほどのことではないですが、もしも一つずつの技術特許を会社ごとに調べたら、TOTO:LIXILは4:1くらいになっているのでしょうか。

まとめ

✅ 温水洗浄便座はもう日本で60年、普及率高い
✅ 日本はやはり便座へのこだわりがすごく特にTOTO
✅ TOTOvsLIXILはシェアが2:1
✅ TOTOが業界で買っている理由を考えてみた

(多分)脇目も振らず、ひとつことに没頭して何十年、頭が下がります。見習いたいものです。

mits 西田






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