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エンダーのゲーム 虚構と現実の狭間で

”みんなのフォトギャラリー”にて私のイラストをご使用して下さった方々をご紹介致します。数ある作品の中で選んで頂けたこと、とても嬉しいです。励みになります。

イラストを通じて知り合えたご縁に感謝しています。

また、この場をお借りして、作品を紹介させて頂きましたこと、ありがとうございました。皆様が、益々ご活躍されることを応援しています。

noteの読書様にも、素敵なご縁が広がりますように…。


日常ほどドラマチックな時間軸はないと語られる  lifecombi様。

お酒をやめられた経過を書かれた 大野潔様。

誰かが手を加えたフィクションではない、史実を正しく知ることの大切さを書かれた 小檜山青様。

皆様の記事を読んでいて浮かんだのは、”虚構と現実””理想と現実”と言う言葉と映画『エンダーのゲーム』

『エンダーのゲーム』2013年アメリカ映画。ギャヴァン フッド監督。オースン スコット カード同名小説原作。『縦模様のパジャマの少年』『ヒューゴの不思議な発見』『ミス ペレグリンと奇妙な子どもたち』のエイサ バターフィールド主演。SF宇宙戦争もの。

仮想現実と現実での戦いではスティーブン スピルバーグ監督のSF『レディプレイヤー1』も記憶に新しく、様々な映画、ゲーム、アニメなどのキャラが総出演、CGを多用した映像の複雑さも美しくエンターテイメントとして非常に面白かったが、『エンダーのゲーム』は、ラストが衝撃的なインパクトを残したのでこちらを記事にしたい。

『エンダーのゲーム』は地球外生命体と戦うため、ゲーム育ちの子供たちを指揮官候補生として選び訓練させ、実戦さながらのゲームをする話。

訓練所での出来事、主人公の思い、大人の思惑が絡み合い、大人が導く未来、主人公がこれから選択していく未来など、見るものに”それってどうなの⁈”、と考えさせる余白がある。

虚構を一生懸命に生きることと、虚構が実際に現実に与える影響を考えさせられる映画。

主人公を演じたエイサバターフィールドの瞳が、彼の戸惑いやジレンマを、印象深く残す。なるほどエヴァンゲリオンのシンジ君と比較されるわけだ。シンジ君もパイロットとしての重責や任務の正義のあり方など悩みが尽きない少年だった。


私達は小説や舞台、映画、ドラマ、漫画、アニメなど虚構の世界を楽しんでいる。それが史実に基づいていようが、全くのフィクションであろうと、そのエンタメ性を娯楽として楽しんでいる。

けれど、そのベースとなっている事実が、どこまでが現実であり、どこから脚本化されたものであるかを区別し、知っておく必要もあると思われる。脚本化された事実を全く疑わずに真実だと思い込むのは、危険なことだ。ある時突然、取り返せない真実を告げられて茫然自失になることだってある。

歴史においても日々、新たな発見のため書き換えられている。教科書に載る内容にも自分が習った歴史とは違いびっくりすることもある。そして、子供にドヤ顔をされ、こめかみの血管がピクリと震える時があるのだ。

歴史は毎日新しいページを刻み続けている。

虚構の世界は様々な感情を盛り立てる。人々の感情に触れるようにわざと盛り立てているのだ。それがショウビジネスであり、エンターテイメントだからだ。

だけど、史実に勝る物語はない。現実が小説より奇なりと言われるように。現実の面白さがある。だから生きていて楽しいのだ。

そして正しい史実を知ることは、私達の歴史をキチンと知ること。歴史の振り返りは悪い点も良い点も、未来を少しでも良いものにする為の材料だから。自分たちが良いと思う選択肢を広げるのが、正しい情報だと思う。

ちなみに、こちらのイラストを使用した私の記事はこちら、合わせてご覧頂ければ幸いです。


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