10月_リサイズ

レビューとレポート 第5号(2019年10月)

今月のレビューとレポートは、gnckさん、平間貴大さん、魚肉さん、そして秋庭史典先生から寄稿していただきました。表紙絵は鋤柄ふくみさんです。
では下記リンク先からどうぞ

===============

1.ハーフトーンの筆触
gnck(評論家。キャラ・画像・インターネット研究)
http://gnck.net/text/randr5.htm

2.本山ゆかりインタビュー(1/2)
平間貴大(元・新・方法主義者)
https://note.mu/qqwertyupoiu/n/n257b16a17cd6

3.福田豊四郎についての研究メモ①
魚肉(秋田)
https://note.mu/ritsuishiyama/n/nae4583d3b61f

4.「絵の思考」とその魅力
秋庭史典(美学)
https://note.mu/fmak_2/n/n1f9a4ae1d66a

===================

各記事の概要は次のとおりです。

gnckさんはハーフトーン(いわゆる網点)というデジタル画像の技術を通じて達成された表現を振り返り、現在にそれがどう繋がるかを読み解きます。第3号に寄稿していただいた「絵画の拡張 ブラウジング・ハイの時間」ではJNTHEDさんの革新性を詳細に論じ画像における新たな美学と現在への可能性を詳細に論じていただきましたが、それに続く画像の美学を考察する論文でしょう。

平間貴大さんは現在個展をされている本山ゆかりさんへ作品を丁寧に観察した上での詳細なインタビューをしています。個展出展作品を通して過去から現在までの作品変化や制作方法について詳細に語られており鑑賞する手がかりになります。個展は10月19日までです。インタビューは来月号へ続きます。

魚肉さんには秋田出身の日本画家である福田豊四郎さんについて研究調査の端緒を寄稿していただきました。今後継続的に調査が行われ、レビューとレポートで不定期に報告される予定です。

秋庭史典先生は坂本夏子さんの絵になぜ惹きつけられるのかを美学・計算という観点から論じています。本論を起点に絵画について思考を巡らせる論考を、数回にわたり寄稿していただく予定です。

===================
お知らせ

■本山ゆかり「その出入り口(穴や崖)」
YKG(Yutaka Kikutake Gallery)
2019年9月14日(土)- 10月19日(土)11:00 - 19:00 日・月・祝祭定休
http://www.ykggallery.com/exhibitions/yukari-motoyama-the-doorway-hole-cliff/

■坂本夏子「迷いの尺度、スピンオフ」
NADiff Gallery
2019.09.21(土)—2019.10.20(日) 月曜日定休 
http://www.nadiff.com/?p=15504

■ひととひと with meeting #2
「ひととひと」では第2回目のwith meetingを開催します。 嶋田美子氏(アーティスト)をお招きして「ジェンダーとアート、表現の自由について」をテーマに対話をいたします。詳細はWEBで御覧ください。
日時|10月25日(金)19:00~21:00 
会場|武蔵野プレイス 4F フォーラム区分B
https://note.mu/htoh/n/ne639df251142

■美学校特別講座宥学会
美学校特別講座宥学会にて黒瀬陽平さんをお招きし講義をしていただきます。

特別講座「宥学会・遊学塾」第63回「美術批評の断絶」講師:黒瀬陽平
日程:2019年10月11日(金)(講座は毎月第二金曜日開催)
時間:19:00~21:00(開場18:40)
場所:美学校 本校
東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F
https://bigakko.jp/address_map/index.html
参加費:1,500円
申込み:受講申込みは不要です。直接美学校にお越しください。
問合せ:宥学会 yugakukai@mbr.nifty.com
協力:みそにこみおでん
https://bigakko.jp/opn_lctr/omega/063

===================

編集後記
論文が2本掲載されることになり読み応えある号となったと思います。
次号は11月上旬のリリースを予定しています。

企画:みそにこみおでん
スタッフ:シロクマ

表紙絵「秋の人」 鋤柄ふくみ

連絡は下記へみそにこみおでん宛にお願いします。
E-mail: aspma260[あっと]gmail.com
twitter:@misonikomioden