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浜通りで旅づくり、はじめました。

こんにちは。
福島県会津美里あいづみさと町 地域おこし協力隊の松本です。
私は昨年からまちの観光事業や情報発信を通し、地域活性化に取り組んでいます。
ご縁あって、秋から浜通りを中心とした旅づくりをはじめました!

たまたまInstagramで、「みんなで創ろう浜の旅! 旅づくり人 大募集!」というお知らせを見つけて即申し込み。
観光やPRに取り組み、海が大好きな私にとっては最高の企画だったのです。

また福島市で震災を経験し、その後一度も訪れていない浜通りの「いま」を知りたいという気持ちが強くありました。

浜旅コミュニティプロジェクトとは?

2021年度、福島県浜通りを舞台とした旅づくりが始動。現在福島県に想いをもつ旅づくり人が、それぞれの個性や強みを生かしながら浜通りの良さを発見したり紹介し合い、旅づくりをしています。

浜旅コミュニティプロジェクト/福島県浜通りの旅づくり 公式noteより

5つのグループにわかれて、ツアーのテーマや場所を考えていきます。
私の所属するグループAは、浪江なみえ町を舞台に旅づくり中です。

浪江町のご紹介

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福島県 浜通りの北部に位置する浪江町。山間部と海沿いの地域からなる、山と海の恵みにあふれたまちです。
伝統工芸品「大堀相馬焼おおぼりそうまやき」や、ご当地グルメ「なみえきそば」発祥の地としても知られています。

太平洋に面した請戸うけど地区には漁港があり、水揚げされた海産物は「請戸もの」と呼ばれます。特に白魚の質が高いと有名。
町の中心部を流れる請戸川(別名 : 泉田いずみた川)と高瀬たかせ川では昔から鮭狩りが行われ、秋にはたくさんの人が訪れます。(現在は休止中)

平野部では農業もさかんで、大平おおひら山の際から浜の間には田んぼが広がっていました。震災以降、ブランド玉ねぎ「はまかがやき」やえごま、トルコギキョウなど花きの栽培に力を入ています。

2011年の東日本大震災では津波の被害にあい、福島第一原子力発電所事故の影響でいまもなお帰宅困難地域が広く残っています。

震災時の人口は21,542人。そのうちほとんどの町民が避難対象となりました。除染作業によって帰宅困難地域の解除が進み、現在の居住人口は1,727人です。(2021年9月末時)

年々、帰還者と移住者は増えつづけ、「浪江に元気を取り戻したい」という熱い想いが集まっています。

11/10 浪江町フィールドワーク レポ

浪江町のフィールドワークはこれで2回目です。
前回は町内の観光地や施設を巡り、帰還者の方からお話をお聞きしました。

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はじめて訪れた浪江町は、私の想像以上に活気につつまれ、まちが新たに形づくられていることを体感。
福島県 最東端の請戸漁港から登る朝日が、とても美しかったです。

今回は「震災遺構 請戸小学校」、「東日本大震災・原子力災害伝承館」(双葉町)を見学し、北棚塩きたたなしお地区の水神さまを訪問。
浪江町へ移住したおふたりに、まちのことをお伺いしました。

【 震災遺構 請戸小学校 】

昇降口

今年10月に公開が始まった請戸小学校。福島県初の震災遺構です。
実際に津波の爪痕を目の当たりにした瞬間、そのすさまじさが足元から背筋へ駆け上がるようでした。

1階教室

給食室脇の通路

小学校の生徒と先生は歩いて大平山へ避難し、津波を逃れました。その距離は2km以上。なんと山を越えて、隣の双葉ふたば町まで歩いたそうです。

震災が起こった日は本当に寒くて、福島市では季節外れの雪が降ったことを憶えています。
さぞ寒かったろうなぁ、心細かっただろうなぁ、とあの日を思い出して胸が締めつけられました。

【 北棚塩地区 水神さま 】

水神さまの狛犬

浪江町に移住した方から教えてもらったおすすめの場所。高台にある水神さまからは、まちの田園地帯を見下ろすことができます。
稲作の様子を描いた石碑やため池もありました。

稲作の石碑

水田さま裏のため池

【 東日本大震災・原子力災害伝承館 】

こちらはあまり時間が取れず、急いで館内を見学。語り部さんのお話しが聞けたのはラッキーでした。
たくさんの学生さんが訪れていて、いまは震災のことを学ぶ授業があるのだなぁと教育の変化に驚き。

あれから10年。
改めて時代の流れを感じます。

【 浪江町のプレイヤー 】

復興さなかの浪江町に惹かれて移住したおふたりに、まちのことや活動についてお話ししていただきました。

ひとりは地域づくりの団体に所属し、コミュニティ形成を行っています。もうひとりは、農業や飲食業などマルチに事業を立ち上げて活躍する方です。
どちらも「まちを動かそう」としているので、とてもパワフル!

はじめて浪江町を訪れたときにお会いした帰還者の方も、なんでもできるスーパーマンのようでした。
実はこのおふたりが浪江町に来るきっかけをつくったり、活動を支えたりしています。

素晴らしいキーパーソンとなる人物がいたからこそ、ここまで復興が進んだのではないかと思います。

終わりに

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浪江町に来ると、空はこんなに広かったのかと上ばかり見てしまいます。さまざまな可能性があり、これから大きく発展するまちを表しているよう。

旅づくりもいよいよ大づめ。これからどんな旅ができあがるのか、わくわくです!

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今回のランチは「味感みかん さとう」さんで。
オール福島食べて応援キャンペーンのオンライン食事券が使えます!



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