言葉の体罰曲集めたい

言葉の体罰曲って？

　勇気が出る曲ランキング！！みたいなものに乗ってない、本質的な勇気を無理やりほじくり返される曲です。

　売れているシンガーソングライターって全員天才なくせになぜかこっちのステージに降りてきて『頑張らなくていいよ』とか『生きてるだけで偉いよ』とか宣うじゃないですか。

いや、もう、いいんすよそれ笑

　確かに言ってることは正しいんですが、どう考えてもそのまま頑張らずに生きてるだけじゃおまんま食えないし生きていくことが不可能になってく『ギリ人間』みたいな奴いるじゃないですか。まあ俺なんですけど。

　そういう奴らって実は殴られたいんですよ。『このままでいいのかなあ』とかいう謎の誘い文句で『いいんだよ！』って言われたがってるように見えて『だめに決まってんだろ！！』って殴られたいんですよね。倒錯しすぎやろ…

　じゃあその歪んだニーズを愛で満たしてやろうと。一年前、そういう殴ってくる体罰曲ないかなと探していた矢先に見つけたアーティストがいます。

　体罰のヒントはアーティスト・MOROHAにあります。彼らは基本、暴力的な歌詞を叫び人の心を打ち、抉ります。

　いわゆるイケてない大人が居酒屋でささやかに語る夢みたいなのを『ゴミ』と断言する暴力性は流石。実はインタビューにてまずは共感した上で歌詞を書いている旨を答えていたそうですが、初めに聞いた時は共感とかの前に殴られてる感覚でした。

日食なつこのエピゴウネもいいですね。
『立派な理想像を描けた自分が夢そのものより愛おしいかい？』
これは痛いですね。ボディーブローのように効いてきます。これ、僕が夢見る夢追い人ですらない単なるサラリーマンだった時ですら効いたんですが、夢追い人に聞かせたらどうなるんでしょうか。。。。

　

と、いうことで一緒にカラオケに行って夢追い人に聞かせてみました。(鬼畜)
その子の身バレを避けるために詳しくは語りません。その子はいわゆる神童だったのですが、大学に入って周りに揉まれるうちに自分が天才ではないと気づいてしまったタイプです。
結構ぶん殴ってくる曲なんだ、と緩衝材を挟んだ上で歌いました。『おー…なるほど…』と言った彼の目は澄んでいました。そこで泣きじゃくったり不機嫌にならないあたり、彼自身この考えが頭にある程度インストールされていて、行動指針にしているところがあるのでしょう。それの証拠に、彼はしっかり生きていて、貯金を400万貯めて留学の準備をしていました。
『ギリ人間』はとっくに脱していました。

殴られ足りないよ！

以上です。残念ながら以上となります。
暴力性のあるパンクロックみたいなのって大体政府とか先生とか学校とか会社とかキモい大人とかを殴ってて、『俺』を殴ってくる曲が見つからないんすよ。内省的でインサイドアウトな暴力曲が。

　とはいえ、じゃあ本気で探してるかって言うと他の人に協力とか求めず自分が気の向いた時に探してる甘い態度で探してました。

だからこれ見た方は『これ知ってる！』ってのを是非教えてほしいですね。コメント欄とかリプとかで。

それでは。

誠

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