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【解説】過去に書いた短編小説をどうやって書いたか説明します。

今日は過去に投稿した短編小説をどのように書いていったか、文章の立ち上げ方から物語が動き出すまでの部分まで、解説していきます。私の文章のノウハウを公開しますので気になる方は是非ご覧になってください。

▼解説につかう今回の短編小説はこちら💁‍♀️

まず一つの物語を書くにあたって、初めは何も文章を書いていない0文字の状態からスタートすることになります。この最初の立ち上がりをどう書いたらいいのかわからずになかなか書けず筆が止まってしまう方も少なくないかもしれません。

個人的に、文章の立ち上がりというのは、読者様に小説の世界観を軽く説明して、読者様の好きなように頭の中で小説の世界の出てくる登場人物の住む世界を思い描いていただいたり、想像力を掻き立てる時間にした方がいいのかなと感じています。

そのため文章の立ち上がりは、慎重に。かつ丁寧に。

↓↓↓こんな風に書きました↓↓↓

※主人公は男性の設定の創作記事です

薄暗い部屋で。
閉めきった分厚いカーテンの端から、外の太陽の光が漏れて射し込んでいる。
窓は鍵を閉じ開けなくなってから何日が経っただろうか。
床の冷たさが裸足の足の裏に直にきて、寒さを感じる。
カーテンから漏れる太陽の光が足先にかかり、構うことなく伸びた足の爪を照らした。

↑↑↑ここまで↑↑↑

文章の立ち上がりは、主人公の視点から見えている情景を文章にして、読者様に一体どのような状況なのか説明するように文章を書いています。薄暗い部屋。閉めきった分厚いカーテン。構うことなく伸びた足の爪。この3つのキーワードを入れることで、主人公がどんな生活を送っている人間なのか想像しやすくしています。

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