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「徒然草」で学ぶ!情報過多なSNS時代の情報との付き合い方

先日書いた、情報の「質」との向き合い方に関する記事を読んでいただきありがとうございます。

情報過多に悩んでいる方は多いのだと感じました。

もう少し深掘りしてみたかったので「すらすら読める徒然草」で読んだことをもとに情報との向き合い方について解説します。

SNSやネットニュースには真実だけでなく嘘が紛れていて、情報収集源として扱い方に注意が必要です。

徒然草の第七十三段「虚言について」で心得ておきたいことがありました。

・世間で伝えられている話は、どれも聞いたところ面白いが、事実そのままではつまらないためか大半はみな虚言である
・人は事実を事実以上に誇張してものを言いがち

参考:すらすら読める徒然草/中野考次著/講談社文庫/p200

ネット上で、タイトルに惹かれて記事をクリックして読んでみたら、内容が思っていたのと違った・・・なんてよくあります。

そして、タイトルは誇張した表現が多くなりがちだと思います。

書いている側からしては、読んでもらえるタイトルを考える必要があるので誇張した表現にするのは理解できます。

でも、情報の受け手側からすれば、タイトルって誇張されたものもあると理解しておくといいですね。

自分もブログを書いているので、タイトルをクリックしてもらうことは大事にしたいですが、誇張のしすぎには気をつけたいと思います。

第七十三段の続きもご紹介します。

とにもかくにも虚言の多い世の中である。だから人の言うことは、どんな面白い話でもそのまま信じず、世の中には面白いことがそうあるものではないと心得、世間にふつうにある平凡な事柄の一つとして聞いておけば、何事にも間違いはない。

すらすら読める徒然草/中野考次著/講談社文庫/p204

平凡な事実が味付けされて、違った形でニュースになっていることもあるでしょう。

「世の中にはそう面白いことがあるわけでもない」のも確かにそうですね。

わたしはHSPで人の影響を受けやすいので、何か噂を聞かされても、すぐに信じずにまずは冷静に捉えていきたいものです。

鎌倉時代に書かれた徒然草に、現代に通じることがあるのは興味深く、勉強になりました。

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