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【読書・映画感想文】恩讐の彼方に

先日も書いたように私はPSYCHO-PASSが好き。恩讐の彼方には映画のタイトルにもなっていたので一度読もうと思っていたが、すっかり忘れていた。昨日、映画PROVIDENCEをもう一度見に行った。その時に恩讐の彼方にを思い出したのだ。


入場者特典第二弾!

Kindleの青空文庫が0円だったのでダウンロードした。

実際に読む前にWikipediaで全容を調べた。個人的に、先を知らずに読みたかったなと後悔した。

短編なのであっという間に読み終わったけれど、作中で長い時間が流れる。先の見えない感じをしっかり味わいたくて、前もって検索したことを後悔したのだ。


そして読み終わった後、PSYCHO-PASSの映画のSS3恩讐の彼方にをもう一度見た。途中のテンジンの音読シーンや、「どうしてこの本を残したのか」という問いへの感情や考察が巡る。

復讐は何も生まない
復讐に囚われて生きるのは誰の為にもならない

復讐は何も生まなくても気持ちの整理には必要
誰かが手を下して止めないといけない

いろんな意見があると思う。想いは複雑で割り切れることなんてほとんどない。

SS3では復讐を終えた狡噛と、これから復讐しようと思っている少女テンジンが出会う。もちろん狡噛は復讐することを勧めない。「一人でも殺すと殺す前の自分に戻れない」のだ。

話は飛ぶけれど、最近おみくじを引いた。
「言葉を発する前によく考えること・覆水盆に返らず」といった内容だった。

程度の差こそあれ、取り返しのつかないこともある。自分の芯は何なのか、どこを目指しているのか。そこは定期的に再確認しながら歩いて行きたい。人生を見直すキッカケが最近ありまして…。


最後に、小説恩讐の彼方にのラストの後を考えていた。ラストシーンは美しいが、詰まるところ実之助は家の為に、父の仇、了海を切るのか。可能性はゼロではないけど、ラストシーンから何日経っても切らないのだろうと思う。

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