ラブコメが苦手な私が最後まで楽しめたラブコメを紹介する。
わたしはラブコメがあまり得意でない。
韓ドラを観ていると言うと、ラブコメが好きだと誤解されがちなのですが、ラブコメはそんなに見ていないジャンルのひとつ。
できることなら結ばれない、切なくほろ苦いラストの方が好き。
「韓国ドラマ=恋愛」のイメージを払拭することが私のnoteのテーマのひとつなのですが(そうやったん?笑)
それはまた別の記事で詳しく書くとして。
今回は、ラブコメに前向きでない私が最後まで楽しく鑑賞することができた作品たちをご紹介します。
■「ユミの細胞たち」(Amazon Prime)
わたしが今までに観た韓国ドラマで、1位2位を争うくらいに好きなドラマ。ラブコメが得意でないのになぜ…と思われるかもしれませんが、この作品はいろんな意味で斬新なのです。
3Dアニメーション×実写という新しい発想
ひとつは、3Dアニメーションと実写を組み合わせた作品であるということ。
「ユミの細胞たち」のタイトルにあるように、3Dアニメーションの細胞たちが主人公ユミの心情をビジュアライズしています。
この細胞たちのやりとりが可愛くて面白くて、しかもすごく的を得ているのです。
3Dアニメーションと実写がどうやって繋がるの?と思われる方へ。
公式のYouTubeからあまりネタバレしてなさそうな動画をおいておきますので(韓国語がわかってしまう方、ごめんなさい🙏笑)、視聴されたことない方は是非ご覧ください。
わたしが韓国ドラマにハマるきっかけとなったのは、この3Dアニメーションのクオリティの高さ、作品としての質の高さなのです。
この3Dアニメーションのクオリティは、正直今の日本では難しいと思います。(製作費がまず違いますしね…!)
恋愛における男女のあるあるを繊細に描く
元々は韓国で大人気のウェブトゥーンが原作。
恋愛における男女のすれ違いや嫉妬の感情を的確に言語化、ビジュアライズしていて、その発想に唸らされます。
ほんと、天才か。
原作者が男性だからか、主人公ユミだけでなく、相手の男性の心情もよく描かれてる。
女性だけでなく男性も楽しめる作品だと思います。
この作品は共感できる!と評判ですが、自分の古傷を抉られるような感覚になるので、人によって好みは分かれるのかもしれません。笑
ただ、わたしは大好きな作品の一つです。^^
■「サウンドトラック #1」(Disney Plus)
コンパクトなストーリー×抜群のセンス
こちらはDisney Plusで配信されている、4話完結のラブストーリー。演出や美術、音楽のセンスが抜群。王道なストーリー展開が全く気にならずに一気に最後まで楽しめました。
「この王道ストーリーを素敵な大人のラブロマンスに仕上げたのは一体どの監督なの!?」と思い調べたところ、
「ヴィンチェンツォ」や「王になった男」などの人気作品を手がけたことで有名なキム・ヒウォン監督でした。
キム・ヒウォン監督は今秋話題になった「シスターズ」の監督でもあります。「シスターズ」を観た方ならきっと察していただけるだろうと思います。わたしがこのラブストーリーを楽しめた理由を……笑
きっと、キム・ヒウォン監督も切ないラブストーリーの方が情緒を感じるタイプなのだな〜と勝手に想像しちゃいました。^^
音楽とシンクロするストーリー
こちらの作品は「サウンドトラック」とタイトルにあるように、音楽も重要な作品の一部となっているようです。
主人公は作詞家で、彼女がドラマの中で書いている歌詞とストーリーがシンクロしています。
わたしは韓国語入門レベルなので、歌詞の意味まで聞き取れませんでした。一度鑑賞した後に、もう一度歌詞を調べながら鑑賞する楽しみもあって良いですね^^
■「海街チャチャチャ」(Netflix)
街の人々に癒され、愛おしくなる大人のラブコメ
ドラマの序盤は街の人たちとの関係にフォーカスされるので、最初はこの作品はヒューマンだと思っていたほど。
後半になるにつれ、コテコテなラブ要素が増えてくるのですが、前半のヒューマン要素もあってか、全て愛しくなってしまうような感覚でした。
子役から年配のキャストの方まで、みんなが愛おしい……♡
登場人物それぞれの素敵なラストが描かれていて、とても幸せな気分になりました。
主人公たちの幼少期の偶然はドラマ的な印象も受けましたが、個人的にはそこまで気にならず、海街の景色と人々の温かさに、ただただ愛しさと優しさを感じた作品でした。
2番手にハマった。
この作品で俳優イ・サンイをきちんと認識しました。彼の役がまたよかった……T T 終盤になればなるほど、わたしの心は彼に向かっていました。
ミュージカル俳優として活躍しているようですが、2017年以降映像作品の出演も増えてきているようです。今後、彼の作品は追っていこうと思います!
こちらのイ・サンイさん、最初にご紹介した「ユミの細胞たち」で3年前に別れたユミの元彼役も演じていたようです。(気づかなかった!)
主人公ユミを演じたキムゴウンさんと大学の同級生でもあるので、友情出演だったのでしょうか。胸熱……!
イ・サンイさんは、同じく大学の同級生のアン・ウンジンさんとともにゴウンちゃんのファンミにもサプライズ登場していました。
■「社内お見合い」(Netflix)
ラブコメの全てを詰め込んだ王道ラブコメ
この作品はラブコメの全てを詰め込んだ「キング・オブ・ラブコメ」と言っても過言ではないと思います。
ハラハラ・キュンキュン・ドキドキします。
ラブコメにおける全ての要素が盛り込まれていましたが、ストーリーのテンポとセンスの良さでストレスなく最後まで見れました。^^
この作品を見たのは韓ドラを見始めてすぐの頃。比較的短くて気軽に見れる作品を探していたこともあり、韓ドラ初心者にはちょうどよかったです。
韓国ドラマならではの王道ラブコメの骨格は残しつつ、こうやってトレンドを味付けするんだな〜と、韓ドラの勉強にもなりました。
韓ドラの「サブカップル」という概念を知る
韓国ドラマでは主人公だけでなく、その周辺人物のサイドストーリーも描かれます。ブロマンスや女性同士の熱い友情が描かれたり、サブカップルの存在も大きいのです。
「社内お見合い」では、わたしはメインのカップルよりサブカップルに惹かれていました。
韓国ドラマにおけるサブカップルは、メインのカップルが胸を締め付けられるようなドラマティックな展開の中、視聴者の心を癒してくれるような役割を担っていたりするようです。
■これらの作品の共通点
ここまで書いてきて、ラブコメに前向きでないわたしが楽しめるラブコメの共通点がいくつか見えてきました。
恋愛だけにフォーカスしていないこと
王道でもそれを凌駕する演出などのセンス
作品のテンポ感
魅力あるサイドストーリー
これらが、わたしがハマる要素になっているようです。
また、「ユミの細胞たち」と「社内お見合い」はYouTubeで制作のビハインドを見たことがあるのですが、より良い作品になるように俳優たちがアイディアを出し合って制作していました。
その二つの作品に限ったことではなく、韓国ドラマの制作はそういった雰囲気の良い現場が多い印象を受けます。
きっと、製作費や企画の大小だけではなく、現場の努力やお互いに試行錯誤できる良い雰囲気がいい作品作りに繋がっているのですね。
まだ書きたい作品はあったのですが、長くなってきたのでこの辺で。またいろいろ作品をみて、続編を書こうと思います。
ほかにおすすめの作品がありましたら、ぜひコメントやTwitterで教えてください^^
ではでは〜アンニョン!
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