2020年予報⑥|オーディオ経済圏の広がりと進化 Ver. 2.0
オーディオ経済圏の広がりと進化
Next AudioEconomy
2019年、日本では音声コンテンツが盛り上がりました。本を耳で聴けるオーディオブックも人気で、国内の配信サービス audiobook.jpは会員数が100万人を突破したと発表されました。また、ASMRというジャンルの音声コンテンツが様々なニュースで取り上げられました。
ASMRとは、咀嚼音やささやきを聞いて、言葉にならない快感を得られる音声コンテンツ。作る人々は、YoutuberのようにASMRtist(アズマーテスト)と呼ばれるようにもなっています。
コンテンツだけでなく、ハードでも主婦に人気のネックスピーカーやAppleのAirPodsProなど、2020年は日本でも更に「耳の覇権争い」と呼ばれる時代の始まりになるでしょう。
2018年のSXSW Pitchでも音声広告をインタラクティブに配信できるInstreamaticがファイナリストに残り、2019年には博報堂が日本国内展開の提携発表をしました。
2020年は、エンタメを楽しむなら動画配信サービス、勉強や瞑想などで自分と向き合うならオーディオサービスという、二つの方向を楽しむ動きが進むでしょう。
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動画コンテンツから音声コンテンツへ
リモートワークの普及により、仕事の効率を上げるための音声コンテンツの人気が高まりました。ワイヤレスイヤホンや周囲のノイズをカットするテクノロジーが一般化した事もあり、自宅で仕事をしながら、家事をしながら、それぞれが別々の音声コンテンツを「ながら」聞きしながらの生活がますます浸透するでしょう。
在宅勤務の家庭では、家族が一日中ずっと家にいる事にストレスを感じる人も多いと聞きます。ひとりになりたい時にイヤホンをして、周囲を強制的にシャットアウトし、自分だけの時間を楽しむ。そんな家庭内ソーシャルディスタンスを可能にする音声コンテンツは、コロナ禍で癒しを求める人々の間で人気が出てくると予報します。
<ご紹介>
VISIONGRAPH Inc.は、年末に次の年の予報をしております。2020年予報も無料でダウンロードできますので、ご興味のある方は、是非以下よりダウンロードしてください。
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