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傘だけではなくてタオルやドライヤーも必要

生きていれば嫌なことや辛いことがあります。それは、どんな人も避けられないように思います。

生きていくためには、お金を稼がなければならないし、そのために嫌な人間関係に対処したり、努力して技能を身につけなければなりません。

また、病気になることもありますし、仕事以外の人間関係に苦しむこともあります。

もちろん、事前に努力したり、対策をとることで回避できる問題もありますが、自分の力ではどうにもならな問題もたくさんあります。

例えば、雨が降った時に、最低限、傘を刺していれば、雨を防ぐことができますが、暴風雨を防ぐことは難しいですし、傘が破けていたら雨に濡れてしまいます。言うまでもなく、雨を止ませる力は人間にはありません。

そのため、辛い気持ちになったり、苦しみを感じたりしたり、疲労感が溜まってしまった時に、最低限、それを防ぐ工夫をすることは必要ですが、それでも尚、その気持ちや疲労感が癒えない時は、それを回復させる方法・ツールが必要になると思っています。

以前までの私は、考え方や思考法がしっかりしていれば、辛い気持ちになることは避けられると考えていましたが、それは現実的ではないことに気がつきました。どんなに対策をしていても、嫌なことは起こりますし、体調次第では、普段は耐えられることでも、耐えられないこともあります。そんな時に、自分を癒して、ダメージを回復する方法・ツールがあれば、そんな辛い気持ちが長引くことはなくなると思います。

例えるなら、雨に濡れてしまった時、タオルやドライヤー、ストーブがあれば、身体を温め、雨を乾かすことができます。もしそれらが無ければ、身体は冷えて、風邪をひいてしまうでしょう。

それと同じで、自分の心の苦しみを癒す、雨に濡れた時のタオルやドライヤーのような存在が、かなり重要なのだと思います。それがあるかないかで、ストレス耐性がだいぶ変わってくるのではないかと思います。傘だけではなくてタオルやドライヤーも必要だということです。

私の例だと、体調を崩す前は、趣味にお金や時間を使うのが無駄だと思っていたので、仕事と家族で過ごす時間以外は、特に何もしていませんでした。昔はやりがいの多い仕事をしていたので、それで何とかバランスを保てていました。

そして、転職をして、やりがいを全く感じない仕事に転職したところ、上司からのパワハラや親からのストレスもあり、双極性障害になってしまいました。今考えると、ストレスを解放する術がなく、疲労感を際限なく溜めてしまったからだと思います。

休職してしばらくは具合が悪かったのですが、その内、「人生を楽しむとは、こういうことか」ということが何となくわかってきましたし、ストレスを癒す術を多少は見つけることができたと思います。

私の場合は、休職して以降、ストレスや怒りが溜まったときは、以下のようなことをして、ストレスを解消しています。

・睡眠剤を飲んで、無理にでも睡眠時間をとる。
・好きなものを食べる。
・コストコや業務用スーパーで大量買いする。
・ギターを弾いたりカラオケする。
・DAWソフトで作曲をする。
・文章を書く。(noteや小説など)
・料理をする。(スパイスカレーなど。最近は自分で塩麹とか作ってます。)
・部屋の断捨離や掃除をする。
・いつもよりストレッチや筋トレに時間を使う。
・入念に歯磨きをする。
・ドライブをする。
・精神安定剤や漢方を飲む。
・筋弛緩剤を飲んだり、肩や首に温湿布を貼る。
・新しい服を買う。

他にも、新しいことを試してみたいと思いますが、基本的に好きなことをして、嫌いなことをしない、ということが大切なのだと思います。

(休職期間中は、趣味に時間を使うことに罪悪感がありますが、気にせず没頭してください。それがストレスを解放するということですし、私も休職期間中にギターを弾いて、少し上手になりました。)

最後までご覧いただきありがとうございました。

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