17.箱根駅伝予選会・リターンズ(1)
2018年10月13日、第95回箱根駅伝予選会当日の朝。
私はスーツケースとともに、電車に揺られていた。
「立川に一緒に応援に行きませんか」
私が前日に流したつぶやきへの反応は、結局なかった。
もともと返信を期待していたわけではない。
普段から交流がある人ならともかく、見ず知らずの人のお誘いに乗ってしまう人がいたら「そんなに軽率で大丈夫ですか!」とむしろ心配になってしまう。
このつぶやきは、じつは「自己紹介」である。
・筑波大学の箱根駅伝復活プロジェクトを応援している
・箱根駅伝予選会に直接応援に行くほど熱心である
・発信者は、筑波大学応援者に限らず誰でも受け入れる心の準備がある
読んだ人に、この3つのメッセージを感じてもらいたかった。
どんなコミュニティでも、外部から飛び込んできた人間が「信用」を得るには時間がかかる。
「駅伝を語る人々のコミュニティ」に踏み込むために、自分がどんなスタンスをとっているか示しておく必要があると思ったのだ。
最近の大学駅伝では、某監督が「○○大作戦」とスローガンを掲げていたりするが、私の「ネットで応援大作戦」の第一歩である。
さて、前回に続きまたもやぼっち応援となったわけだが、今年の私は一味違うぜ!
体はぼっちでも、心はぼっちじゃない。
正確な時期は忘れてしまったのだが、前回の箱根駅伝のときに、筑波大学の卒業生の方からTwitterのDMをいただいた。
その方も陸上競技部とは関係がなく、私のつぶやきで箱根駅伝復活プロジェクトのことを知ったそうだ。そのことをご丁寧にご連絡くださったのだ。
はじめて筑波大学の卒業生の方とつながりができて、私は狂喜した。自分のつぶやきが、ささやかながらもプロジェクトの広報に役立ったことが嬉しかった。
立川まで応援には来られないとのことだったが、今日はその方の分も、私としろたん(もちろん連れている)で応援するぞ!
今回は立川駅で降りた。
立川の駅構内には横断幕が張られ、コンコースには各大学の幟が展示されている。
駅構内は、予選会の応援に向かう人でごった返していた。
大学のジャージを着た学生さんの集団、父母会の幟を持つ団体、ごついカメラを首から下げている人。
あらためて、一大イベントであることを実感する。
会場へ向かう沿道には、応援用の小旗やチラシを配布する人がいた。
前回は西立川駅から行ったせいか、そういう配布物をもらえなかったので、ウキウキ受け取る。
大量の人の流れに乗り、無事に公園の入口までたどり着いた。
前回行けなかった駐屯地内に、いざ突入だ!
その前に、クラファンの幟を探さなくては!!!
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