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ツマガリ「フローエ・ヴァイナハテン シュトーレン」

シュトーレン(シュトレン)って何? という方はこちらの記事をどうぞ↓

今年のシュトーレン5本目は兵庫県西宮にある製菓店ツマガリの『フローエ・ヴァイナハテン シュトーレン』。
焼き菓子が有名なお店で、様々な種類のお菓子を店頭とオンラインで販売している。
シュトーレンの重さは公表されていないが、計ってみると約750gほどだった。価格は送料別で7,020円。

ツマガリのシュトーレンは年によってレシピが違うらしく、年々アップグレードされているそうだ。
オーガニックシュガーで作られた粉糖がかかっていて、シシリー産アーモンドを使った自家製マジパンが折り込まれている。
他に入っているのは自社炊きフルーツコンポート(オレンジ、レモン、りんご、レーズン)とグルノーブル産のくるみやヘーゼルナッツなど。
焼き上がりには澄ましバターとシングルモルトウイスキー「フェッターケン12年」が染み込ませてある。
値段が高い分、良い材料を惜しみなく使っているといったところか。

形は四角い

スパイスはシナモンとカルダモンが嫌味がない程度にしっかり香る。
非常にしっとりした生地で、スパイスと洋酒の良い香りが余韻として残る。
ドライフルーツも柔らかくジューシーに炊き上げてあり、マジパン特有の杏仁のような風味もくっきりと感じられる。
適度な大きさのナッツもコリコリした食感で、アクセントになっていて楽しい。
全てのバランスが緻密に設計されており、洋菓子として完成されている。
これは確かに値段だけある。素晴らしい逸品だ。

今回はオンラインショップで購入したのだが、このシュトーレンは包装もとても素敵だった。
1931年にイタリア・フィレンツェで創業された高級ステーショナリー&紙メーカー、ロッシ社のものを使っているらしい。

とてもお洒落で可愛らしい

リボンを解いて開けてみると、柔らかく薄い白の不織布のようなもので包まれたシュトーレンがお目見え。
箱の中まで凝っていて、非常に高級感がある。
これはプレゼントとして貰ってもきっと嬉しいだろう。

豪華な箱!
オーガニックシュガーがしっとりと固まっている

シュトーレンだけではなく、ツマガリ本店の定休日が書かれた小さなカレンダーも同封されていた。

このカレンダーのイラストも可愛い

配送は常温で保存も常温保存、賞味期限は12月18日着のものが未開封状態で翌1月19日までと1ヶ月ほど。
本場のもののように日持ちはしないが、熟成はされるようなので、少しづつ切って食べようと思う。

値段に怖気付いて買うか非常に迷っていたが、買って本当に良かった。
一口食べて「あ、これは美味しい」としみじみしてしまうシュトーレンはなかなか無い。
私がこれまで食べてきたシュトーレンの中でもトップクラスに美味しかった。
今まで買ってこなかったことを悔いるほどだ。
来年はレシピがどうなっているのかも楽しみなので、また注文したい。

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