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ある日の 入道雲が 家と家の間から にょきっとこちらを覗いてる でぇたらぼっち みたいで …
潮風にさらされた抜け殻ほど 美しいものはないね パチパチと朝日に弾けて シュワシュワと海…
風を浴びるように 手を広げて 海を待っていたのは 私の方だった
旅立つ君が眩しくて まるで夏の海にさようなら
唇を噛んで海を見ていた 太陽が向こう側に消えて 一日の終わりを見届けてから 膝についた砂を…
きみがおとなになるころに 青い野花は咲くでしょう きみが大人になるころに 青い野原はわらうでしょう 君が大人になる頃に うまいゆうげはないでしょう きみがこどもになったとて、青い野原は無いでしょう
日陰に集う爽やかな夏 楽し気な鳥の話声が 誘うように吹き抜ける 今日を纏い私を纏い 日々…
険しいから登るのか 登るから険しいのか 頂はすぐ目の前 手に届くそこにあるのに 簡単なこ…
起きかけの目覚まし時計 乗りかけの自転車 向かった海は まだ薄暗い 太陽の頭がぽつりと見えて…
始まる夏が照っている 眩しい暑さが心に流れ あの夏を連れて来る 思い出は 今と繋がっている…
あなたの悲しみ 半分、私に分けて そしたら悲しみが流れたぶん 楽になれる 嬉しいことがあっ…
白いTシャツを着た少年少女は寝ている時に3つくらい宇宙をまたいで旅しているから、戻ってくる…
時限爆弾が セットされ 夜の淵から 死神がカマをおろす 乱数表の プログラム 張り巡らされた 見えないロープ 想像の遥か上を 行き来する 天使と悪魔の交差点 戦いのドラムは 雷鳴のように 響き渡り 人はそれを 聖戦 ハルマゲドンなどと 呼んでは 夜空に上がる 花火のように見上げるだけ 日常はほとんど変わらない 時限爆弾も ただのありふれた 死として 処理される 怖いのかどうか わからないのは 長く慣れすぎた 不安が水晶を 覆うから 諦めのような 機械仕掛けが 明日を耕す 僕ら