【短編小説】魔女の弟子になりたくて第五話
魔法薬店のアルバイトを始めて、1ヶ月が経とうとしていた。
アルバイトはかなりの重労働だった。
雑草のような草たちを刈り取り、乾燥させたり、すりつぶしたり、何かの液体に漬けたり。日によってはそれが木の実だったり、花だったりした。
植物の日はまだいい。それが、ナメクジだったり、ダンゴムシだったり、イモリやヘビなど虫や爬虫類のときがあった。
花菜は小さいころ父の仕事に連れられ、山や森によく行っていたので、そういったものにあまり抵抗がなかったが、薬にするとは言え、生き物の命を奪