⑩能力を磨いて自分らしさを強化する（Step2導入編）
自分らしさを強化するには、タイトル①から、タイトル⑨、でお伝えしたように、生まれ持った『当たり前』に意識を向け、それらを磨いて、自分の世界を広げる必要があります。
たとえば、あなたがモダンな家を建てるのが得意な、建築家だとしましょう。
本来は、モダンな造りを得意としているのに、流行や利益を意識しすぎるあまり、カントリー調や、カフェ調のデザインに影響されてしまえば、自分の世界観から遠のいてしまいますよね。斬新なものが生まれるかもしれませんが、やはり、得意とするものの強みを発揮するべきでしょう。
この例で言うと、本質的な部分は『モダンテイスト』です。自分が思い描くモダンテイストの追求と、『自分なら、こんなモダンな家を造る。』という創造性の発揮により、自分なりの世界観が表現されます。私たちが自分の能力を磨くのも、このような感覚です。
元々持っていないもの（自分の資質に合わないこと）を磨こうとしても、時間と気力の消費に終わってしまいます。利己的な欲求や世間の価値観、全く資質の違う誰かへの憧れによって自分軸がゆらぎ、自分らしさを失う可能性もあるのです。
ですから、自分らしさについて今一度向き合い、不要な価値観を手放す必要があります。
身体と知性を磨く…実現力を高める
身体と感性を磨く…表現力を高める
心と知性を磨く…精神力を高める
心と感性磨く…共感力を高める
こうした自分らしさの強化によって得られるのは、純粋な自分の世界観の拡大と自己肯定感です。
ありのままの自分を受容し、素直に生きることは、自分軸を持つことだと言えるのではないでしょうか。
自分の世界観という土台を持つことによって、私たちは、社会との関わりの中に、自分の可能性を見出すのです。
マガジンStep2では、人として成長する自分を肯定し、社会性を高めるために必要なポイントについてまとめています。
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