マガジンのカバー画像

稲垣足穂 関連・まとめ

8
星や三日月と会話しながら、宇宙の消息を地球語に翻訳した唯一無二の作家、稲垣足穂についての記事まとめです。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事
コメット・タルホ 地球に接近中。

コメット・タルホ 地球に接近中。

 パルシティ・kobeのかたすみで、夢を見るための機械の展示会が行われている。

 わたしも、たまたまその知らせを受けて、昨日足をはこんだのだが、その展示会場そのものが、ひとつの機械になっており、いったん足を踏み入れたら最後、もう元の世界には戻れない。
 ゆえに、この展示を見るには、今のこの世界から軽くつまさき1センチくらいは浮かんでいなければならないであろう。
 さあ、お立ちあい!!

 
 

もっとみる
星と月の散歩道~月光百貨店に至る夏の宵

星と月の散歩道~月光百貨店に至る夏の宵

星の噂に聞いたのだ。
七月の終わりにASHIYAにて
星の欠片や月の光を蒸留して
作られた幻想マテリアルを
手品のごとくならべて
夜店のごとく商う催しが
密かに行われるらしいと。

しかもそれは稲垣足穂のオマージュ展、
『一千一秒奇譚』と銘打たれている。

秘密の会場『月光百貨店』は、線路沿いにある小さな石の階段を六つ上がると現れる。
星の収集に余念の無い店主は、まだ年若いにも関わらず、精度の高い

もっとみる
常に遅れて届く手紙(金星がいちばん明るく輝くとき)

常に遅れて届く手紙(金星がいちばん明るく輝くとき)

何事にも気乗りがしなくなって、
よんどころなく創作と取組み、
ひょっとして何らかの成果が上ったら
幸いというものである。
芸術とはもともとそんな仕事なのだ。

それは仏教で云う
「逆流(ぎゃくる)」であって、
世間法とはあべこべに
行こうとするものである。

世捨人とは体制に対する反抗者であり、
捨てるということに彼の
全エネルギーを傾けている者を云う。

「人はどんな時でも隠者の風格を失ってはな

もっとみる
身のほどタルホ。(稲垣足穂との邂逅)

身のほどタルホ。(稲垣足穂との邂逅)

 先日、こちらに投稿した記事にて稲垣足穂閣下の引用をしたのだけれど、これの元って、どの本にあったっけ?

 この文言は、長らくパソコンの中に引用してしまってあったもので、記憶に無い。

 だけど気になりだすと、止まらない。
 蔵書棚(…単に呼び名で、そんないいものではなく、ホームセンターで買った安いやつ (^-^; )をひっかきまわし、持ってる足穂関連本を積み上げて、とはいえ、文庫も入れて20冊余

もっとみる

ギャラリーロイユさんの稲垣足穂展「地上とは思い出ならずや」行ってきました!
興奮しすぎて今日中に記事は
書けそうにない(^-^;
条件付で写真撮影もできたので
明日以降、なる早でupします
関西在住で神戸に行ける方おすすめです☆
25日まで開催、水木は休
帰り元町のエビアンでお茶

おはようございます☀️
先日upしたギャラリーロイユさんでの
稲垣足穂展リポート記事をツイッターでご紹介頂きました!

https://twitter.com/infoloeil/status/1670411112653942784?s=20

あと少しで終わるの寂しすぎる💧

昨日2度目のタルホ展参戦!離れがたくてついつい長居。夕方行ったらラッキー☆人が少なくじっくり見れた😃オミヤゲもいくつかget♪帰りkobeの夕暮れの街にはタルホ世界の気配が満ちていた…夢じゃなかったんだ?! https://www.g-loeil.com★あがた森魚来てる☺️

芦屋のギャラリー月光百貨店さん(note
有)にて稲垣足穂オマージュ展開催中。
8月11日迄。なんとも不思議な空間とオーナーさんの雰囲気!心地よい異空間なので、お近くの方は是非!
8/5,8は休廊14時~20時open
発条仕掛けのイヤーカフがなんともタルホ的で連れて帰りました。