みお

夫婦軸コンサルタント。キャリアコンサルタント13年。夫婦の話し合い支援。NVC実践者。

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マガジン

  • 誰かに知ってほしかった

    愛する子どもと自分を守るため、結婚生活から「自分を取り戻す」ことに奔走したとある女性の物語

  • パパの俺、オレになる?!

    仕事も、夫業も、パパ業も頑張るアツシ。家族に尽くしつつも幸せな日々だったが、自分に挑戦したいという思いがあることに気づいて‥。家族も自分も幸せにする仕事と生き方に、向かう篤人の挑戦とは?!

最近の記事

悩みは「見える化」すると解消に向かう

もっと家ではリラックスしたいのになあ。 小言を言われるけど、そんなもんなんだろうな。 妻はなんでそんなにイライラするのかなあ。 嫌な気分にはなるけど、しょうがない。 こんなことを思い続けていませんか? でも、それが続いていて、幸せですか? まあでも、どうしたらいいかなんてわからないし、その瞬間が過ぎればなんとかなったりするし。 それでもいいけど、もっと幸せに生きたいという心の底にある願いに目を向けてもいいんじゃないかと思うのです。 まあ、サクッと割り切れればいいの

    • 俺はこんなにやっているのに

      タイトルの言葉の意味を訳すと、このようなものではないかと思っている。 「俺は、朝7時に家を出て会社に行き、18時頃まで、ストレスのかかる仕事をしている。 19時頃に家に帰れば食事の手伝いをし、食べ終われば食器を食洗器に入れたり、風呂に入った後には洗濯機のスイッチを押し、必要に応じて子供のおしゃべりの相手もしている。 洗濯物が洗いあがれば干すものは干し、乾燥機にかけるものはかけて、21時頃に片づけを終わってやっと一息できる。 そんな毎日を送っている。だから、努力と成果を

      • 「お母さん」なら分かるのか?

        ある日の朝、息子にこんなことを言われた。 「お母さんなら分かるのかと思った。」 「お母さんはエスパーじゃないから、分かるわけないじゃん。」と、私はアッサリ答えた。 このやり取りには、「母子関係」というものに関する深い「何か」がある気がしたので、私なりの考えを書こうと思った。 ことの発端 そもそも私は子供とは毎日一緒にいるわけではない。だけど、ここ数日は一緒にいた。 学生を謳歌している年齢の息子は食べ盛りである。昨日は、昼ご飯をカレー1人前。それから、おむすび・ホット

        • 【モニター募集】夫・パパのための夫婦関係のお悩み相談会【無料:ご協力のお願い】

          モニター募集に至った経緯 この記事を見てくださりありがとうございます。夫婦軸コンサルタントのみおです。 私は、「夫婦関係」を学ぶ機会のないまま、夫婦になったり夫婦を続けることで、お互いに傷つけあってしまうことが悲しいと思っています。 そう思うに至った経緯はいろいろとありますが、その中で一つ、ずっとひっかかりが取れないことがります。 それが何かというと、「夫婦関係」はふたり(多くの場合は男女)で成り立っているのに、悩みを表に出すのは女性ばかりです。 でも男性だって、分

        悩みは「見える化」すると解消に向かう

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        • 誰かに知ってほしかった
          13本
        • パパの俺、オレになる?!
          17本

        記事

          13日間で92,807文字の小説を書いて創作大賞に応募した話

          つい先ほど、「パパのオレ、オレになる?!」という、創作大賞応募小説を一挙にアップしました。 タイトルの通り、この小説は、着想から掲載までの期間は13日間でした。 こんなこと、人生でそうそうないと思うので、その軌跡を記しておこうと思います。 なぜ、13日で10万文字チャレンジをすることになったのか一言でいえば、思いついてしまったから。これに尽きます。 少し時間をさかのぼります。 そもそも、私は小説なんて書いたことがありませんでした。 ですが、noteの創作大賞をしって

          13日間で92,807文字の小説を書いて創作大賞に応募した話

          パパのオレ、オレになる?! 第17話

          エピローグ 「本当に?!そんなことになってたの?俺の結婚式で?!え、じゃあ今日はもちろん祐二のおごりだろ?!」 祐二が社長をする「転職前のパパと子どもの冒険留学」サービスのサイトに並ぶ祐二と俺の写真を見ながら真柴が目を丸くする。 真柴の結婚式があった次の春。4月の半ばに久しぶりに拓海が東京に来るということで、真柴と拓海、広瀬、俺の5人は「酒肴 なごみ」に集まった。 あれから俺は、祐二と一緒に働いている。 パパという役割を頑張るために、自分を抑えすぎて自分が分からなく

          パパのオレ、オレになる?! 第17話

          パパのオレ、オレになる?! 第16話

          第16話 着岸 式場のロビーで、もうすぐ着くという拓海を待っていると、「よお!」とこう声が聞こえた。拓海だ。「おー!」と挨拶をした。拓海は、胸に白いポケットチーフを差して、少し光沢のある細身のスーツを着こなし、洗練された感じでいつもの男前がさらに際立って見える。 「あと15分くらいか?」 「そうだな。」 「他の奴らはまだ?」 「まだ見てない。」 「あいつら遅くない?」 「まあ、いつものことだろ。」 俺は、他の奴らが来る前に、拓海にあの時のことを聞いてみようと思った。

          パパのオレ、オレになる?! 第16話

          パパのオレ、オレになる?! 第15話

          第15話 羅針盤 もう11月も後半に入った。あと一か月で今年も終わる。 会社を辞めた直後は焦らずに仕事を探せばいいやと思っていたし、旅に行くことが決まってからは、旅に行けば何か見つかるだろうと思っていたけど、旅から帰っても何も進んでいない転職活動には、現実的な焦りを感じ始めてきた。 でもこの前お義母さんが来ていた時に、「翔太ももう3歳になるから、4月から延長保育がある幼稚園に入れるという手もあるし、もし年内に決まらなかったら、用がある時は私が4月まで預かってあげるのもで

          パパのオレ、オレになる?! 第15話

          パパのオレ、オレになる?! 第14話

          第14話 目覚め 人とのふれあい、新しい体験、壮大な景色、異なる文化、動物たち、大自然のエネルギー。こう、なんていうか…一人でいるのに一人じゃないと感じられる。精神的な広がりを感じられるような…。人間だけじゃない?それもちょっと違って…。なんて言うんだろう。広がっていく? 奈緒さんに、オーストラリアで得た体験や感覚を次の仕事に活かしたい、と、理沙やお義母さんに話したことをもう少し整理しながら話したけれど、やっぱり曖昧さはあって、うまく伝えられないもどかしさを感じていた時だ

          パパのオレ、オレになる?! 第14話

          パパのオレ、オレになる?! 第13話

          第13話 旅人 翌日から俺は、早速旅の計画と準備を始めた。 行き先はどうしよう。どこに行こう。アメリカにはまた行きたい。行ったことのないところにも行ってみたい。…ロンドンも気になるけどちょっと違う。インドは価値観を変えるというけど、お腹を壊す想像しかできない。あれこれ考えても全然思い浮かばないし、スマホであれこれ見てもいまいちぴんと来ない。 こういう時は大きな本屋だ!翔太を送った後に家の掃除を終わらせ、新宿の紀伊国屋書店に行き、るるぶやマップルなどの旅行案内本や、現地の

          パパのオレ、オレになる?! 第13話

          パパのオレ、オレになる?! 第12話

          第12話  願い 俺はソファーに座ってテレビを見ている翔太の隣に座って、スマホでYouTubeを検索した。 たしか保存していたはず…と、猫の動画の中から「伝え方」の動画を探す。すぐに見つけた俺、グッジョブ!「15秒で登録完了!転職するならジョブジョブワーク!」という、今の俺にぴったりの広告をスキップし、何度か見たことがある動画だからな、と動画が始まると1.5倍速に設定した。 「こんにちは、キャリアコンサルタントのミケニャ。今日は、妻に何か言うと言い返されそうで遠慮をして

          パパのオレ、オレになる?! 第12話

          パパのオレ、オレになる?! 第11話

          第11話 閃き 理沙はせっかくできたリズムが出来ていることや、通常の勤務時間に戻したあとにまた今の時間帯に戻すのは社内調整が面倒という理由で、翌週からも変わらず早出をする勤務スタイルで出社した。 俺が最初に保育園に迎えに行ったときには、担任の先生に「今日は、お父さんなんですね!」と言われた。さすがにこれまで2年近く理沙が迎えに行っていたのに、突然来たらそうなるか。その後、送り迎えともに俺が行くようになったことで、先生も何か事情があると思ったようで、「翔太君のママはお元気で

          パパのオレ、オレになる?! 第11話

          パパのオレ、オレになる?! 第10話

          第10話 最後の日 そこからの展開は早かった。 翌日、課長の時間をもらい、理沙と同じ時間に起きて作った退職願を渡した。 まさか翌日に辞めると言ってくるとは思わなかったようで、課長は面食らっていた。 理由を聞かれ、うまくは答えられなかったけれど、ここで一度区切りをつけて、別の道を探したいということを伝えた。我ながら、夢見がちなことを言っていると思ったけれど、気分はスッキリしていた。理沙に応援してもらえていると思えば何も怖くなかった。 課長からは次のあてがあるのかも聞かれ

          パパのオレ、オレになる?! 第10話

          パパのオレ、オレになる?! 第9話

          第9話 決断 会社に着くといつものとおり、朝1のルーティンであるメールチェックをし、すぐに返信できるものはその場で返信をして、お客さんからの問い合わせなどパートナー会社さんにお願いする仕事は依頼をかけていく。 今日は先週後半に発生して、まだ問題の解消できていないバックアップエラーのメッセージについて自分が対応しないといけなさそうだ。夕方から顧客先に行って対応して直帰しよう。だからそれまでにやることは…と頭の中で今日のタスクの整理をしようと思っていた時、課長から「ちょっとい

          パパのオレ、オレになる?! 第9話

          パパのオレ、オレになる?! 第8話

          第8話 波間 自宅の玄関に着き、なるべく音の出ないようにそーっと鍵を開ける。この時間は翔太の寝かしつけをしていることが多くて、カチっとでも鍵の音が聞こえると翔太の目がパチッと開いてしまい、理沙の機嫌が悪くなる。 家に入り、ドアノブに手をかけたまま扉を閉じる。閉まってからドアノブを回し、そっと手を放す。靴を脱ぐときにも細心の注意を払い、靴をそろえてから廊下を進んだ。すると、ちょうど寝室隣にある翔太の寝ている子供部屋から出て理沙が玄関に向かってきた。 「おかえり。どうだった

          パパのオレ、オレになる?! 第8話

          パパのオレ、オレになる?! 第7話

          第7話 戸惑い エレベーターに乗ってスマホを見ると、19時56分だった。ピッタリだ。203号室に着くと「Green Harmony」と白い文字で書かれた温かみのある木製の表札が目に入った。予約案内に書いてあった名前と同じだ。ドアはドアストッパーで止められ、空いていたけれど、再びインターホンを押した。 「お入りください。」と声がして、中に入ると「お待ちしておりました。」と 30代後半くらいで、肩の下くらいまでのストレートの黒髪が似合う、穏やかな印象の女性が迎えてくれた。

          パパのオレ、オレになる?! 第7話