なりたくない自分
「なりたい自分」は?と訊かれれば、できるものなら自分以外になりたいです。私みたいに自己肯定感が低くて自分がキライな方には、こういう答えは多いかもしれませんね。
じゃあ、何で「なりたい自分」のお題選んだんだよ?って話ですが……。たぶん「なりたい自分」というものに憧れるから?
ここまで書いた手前、「なりたい自分」のお題ページにあった通りの見出しでやってみます。
・理想に近づくために選んだ、いまの職業
作曲ピアニストは「理想に近づくため」というより、「理想そのもの」のはずだったんですけど……。やっとなってみたら、ぜんぜんカッコいいものではなかったです。
かといって、IT系やSNSなどの起業で大儲けの今どき花形職業を、特にカッコいいとは思わないし (クリエイティブなことが好みなので) 。
以前、外タレ来日公演の制作スタッフやタレント・マネージャーをしていたのは、「(アメリカで音楽をやる)理想に近づくため」でした。だから余計に現実が「なんか違うかも」となるのかも……。
制作スタッフも「天職」と思っていたし、アーティストやクライアントが持ち上げてくれるので、楽しかった想い出ばかり。
でも私には音楽しかないから、引き続き理想になるよう求めていくつもりです。
・◯◯な自分になるために取り組んでいること
15年ぶりのダイエット。日本では毎朝体重計に乗って、同じ体重をキープしていたのですが……。
NYではヘルシー・イート(粗食)で、痩せることはあっても太ることは今までなかったため、NYに体重計はありません。油断して食べすぎました!
といっても、太ったのは2キロで、すでに1キロは減。一時帰国で久しぶりに会う人は「太ってないじゃない」と言ってくれますけど……。
肉1キロって、すごい量ですよ? お腹周りがキツくてたまりません! 1か月ダイエット食にしてお酒も控えたのに、1グラムも痩せてません……。毎日たくさん歩いてもいたのに……。
今まで、「ダイエットで悩むなんて、バカなの?!」と思っていたけど、今や自分が大バカです。
・3年後、10年後の自分の理想の姿
NYの友人イクラムは、「4年後の自分」をいつも決めているそう。で、驚くのは、その全部を実現してきてるんです。
彼女の話を10年以上前にきいて、「よし、私も!」と”4年計画” をしていたのですが……。作曲ピアニストになるのも7年ぐらいかかってしまったし。他に取り組んでいたことも、叶っていません。
イクラムみたいにはできないな、とは思いつつ……。
3年後までにやってみたいのは、ストーリーを考えて形にすること。今持っている突飛なアイディアでレイ・ブラッドベリみたいな世界を創って、音楽と結びつけるのが理想です。
10年後には、今の時点では考えつきもしないほど、仰天のステキ生活ができていたらいいな。理由はこちら↓ 世界的に高名なビバリーヒルズのスピリチュアル講師による、聴きやすい英語です。
17:50〜「引き寄せで望める結果は、知ることができない。なぜならそれは、generally bigger than what you’re holding in the field=たいてい把握している範囲より大きく、beyond your present paradigm =あなたの今のパラダイムの外側にあり、beyond your imaginal round you’re holding=あなたが想像する円内を超えたものだから。」
「引き寄せ(law of attraction)とは、外から来るのではなく、自分の中にある。感謝や喜びのバイブで惹きつけ、反響させ、放射させると出現する(Attraction, resonance, radiation and emergence)」(指を折りながらの箇所)
「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」という道理が説明されています。
全体にいい話ばかりなので、英語がお好きな方、よろしければ。
まとめ〜自己肯定感が低くても
自分の「どこがイヤ」というわけではないのに、いつも「何かがちがう!」と感じています。
自分自身に失望しているので、なりたい「自分」はありませんが……。「なりたい自分」がある”正常値” な方にしろ、似たようなものでは?
「なりたい自分」があるということは、「今の自分が完全に好ましいわけではない」とも言えますから。
自己肯定感が低くて自分を嫌うのは、私の場合、貶されて育てられたことが主な原因。見返したくてトライしたからこそ得られたことは、確かにあります。けど結局「自己否定にあらがうのは無駄」と悟るに至りました。
「こんなにやったのに、まだ駄目な自分」にがっかりするばかりだから……。
私と同じように自己肯定感が高くなく、自分を好きになれない方へ。イチローさんのこんなご意見↓を知れば、「自分は普通だし、問題ない」と思えるのではないでしょうか。(「自己肯定感て、気持ち悪い」だそう)
自分が嫌いで自信がないと、自分が大好きで自信のある人から軽く見られがちで、不利な点は多々ありますよね。でも、利点もあります。「決めたことができない自分を絶対に許せない」とかね。
例えばダイエットは得意。ただでさえいけすかない自分が、太ったりしたらもう殺したくなります。それも困るので、やるしかないんですよね。
「なりたい自分」なんてないにしても、「なりたくない自分」は絶対的にあるんです。そこで持ち堪えているのだから、あまりご自分を嫌わずに!
……って、私の言えたことじゃないですけど!?
(長年の愛読書↓)