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【アーミッシュ in NY ep4】 人気YouTube番組★お茶の間blog

これまでのあらすじを、デフォルメかけてツルっと丸めると:

<第1話> アーミッシュはつらいよ

<第2話> ニューヨークにはタマゲたわ

<第3話> 楽しいことがいっぱい(実は悪魔序章)


登場人物の中に「自分」はいますか?


さて今回は第4話ですが、ここまでご覧の皆さんは、5人の登場人物の中に密かに「推し」を見つけたのではないでしょうか?

「自分みたい」とか「応援したい」とか「コイツやばい」ってのもOKです。5人と一緒になって、これからの出来事を体感するのも楽しいですね。

登場人物の紹介


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<エピソード4>


一人ひとりの闇


この番組はオープニングにフラッシュフォワードを使っていて、どんな展開になっていくか、前回のあらすじと一緒にチョロ見ができます(冒頭の2分)。

今回は「一人ひとりの闇」っぽいところに踏み込んでいくみたいです。

レベッカは入れ歯

まさかといった感じですが、「アーミッシュの習慣では若い頃に歯を抜かれる」ことが、レベッカの口から語られます。村にもよるのでしょうが、20歳にして総入れ歯とは!しかも「おでこを押さえられてペンチで引っ張る」とか。

聞いていてぎゅっと身が固くなりますね。麻酔はするの?(なわけない)。何度かに分けて抜くのでしょうか。

抜歯

身の上を聞いて気の毒に思った歯医者さんが、無償で入れ歯を作り替えてくれることに! ☜  超ラッキー!(上下で3000ドルだとか)


ケイトは酔っ払い

ケイトは「なんでそこまで飲んじゃうの?」って感じでお酒に浸りこんでいきます。道に座り込んでなにやらわめいたり。私たち日本人の良きお友だちですね。

「What made her do so ?」っていう核心部分は、番組の後半をどうぞ。

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サブリナはルーツが知りたい

雨のマンハッタンで「Excuse me」と言って、プエルトリカンの集まってるエリアを尋ねるサブリナ。道行く人は冷たくて、やっと1人の黒人が場所を教えてくれます。

サブリナは直線的に行動するタイプのようですが、場面場面で漂う孤立感は見ていてちょっと辛い感じがします。彼女の求めているものは、ルーツというより「(ラテン的な)温かさ」であることがジワジワと伝わってきます。

ニューヨークの街の冷たさ(他人はどうでもいい)にゴツゴツぶつかりながら、たどり着いたのはドンタコス、ならぬ Don coqui (Don’t cookの意味?) という名のレストラン。

ここの空気というか人々が、同じニューヨークとは思えないくらい温かくて大らかで、「いいの、いいの」で話がどんどん進んでいってしまいます。

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この「ウチらアミーゴだよね」の即席チームに、変身請負人みたいなおじさんが登場してきます。変身後のサブリナの自信に満ちた顔。ほんとうに「That’s  magic.」。男性から見たら「マジクるんじゃねーぜ」レベルですね。


ジェレマイアは本性全開

ジェレマイアは、あまり振り返ったりしないタイプ。リセットがよく効くというか「前方視界あるのみ」的な行動派です。

運転免許の路上練習(Part 2)では、本性むき出しでドラマにスパイスを利かせてくれます。

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エイブの恋が始まる

さてエイブとレベッカのデートはどうなったのでしょうか。待ち合わせで花束を抱え、乗り込んだタクシーの運転手に「Can you take to the best Mexican place in town ?」と告げます。

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ところが着いたお店は、ラテンの名曲「ラクカラーチャ」が流れ、金色の招きネコが飾ってあって、店員が中国人のチャイニーズレストランでした。

食事の後は散歩したり、リトル イタリーに行ったり、短い時間の中で2人の気持ちは急速に高まり近づいていきます。

2人はタクシーの中でほんの少し勉強のことをカミングアウトします。レベッカは8年間学校に行ったのですが(中卒)、エイブは小学4年でドロップしちゃったとか。

長いことずっと気になっていたのかもしれませんね。アーミッシュが現代社会に飛び出すときの大きなハードルになりそうな予感が。。。


ついにスマホを買いに行く etc.


電話(通信)とコンピューターがくっついたスマホ。アーミッシュの5人は、ついにスマホに触手を伸ばし始めました。外部社会との関係を断っているアーミッシュにとって、最強のNGアイテムです。

そしてお酒。ニューヨークに馴染んできた5人は、段々とアーミッシュの規律から遠ざかっていきます。そしてそれは「家族や友だちとの離別」を意味します。

宗教的良心の呵責と大切なものを喪失する恐怖が、故郷に帰れなくなったアーミッシュをお酒やドラッグに向かわせるのでしょうか。

カメラは、登場人物のいろいろなカットを映し出していきます。例えば、「パブやパーラーでの会話」「路地で出会った異教徒」「人生初床屋」、それに「ハーレムの強烈なゴスペル教会」とか。


5人が変わっていく


キレイになったり、入れ歯を変えたり、お酒を覚えたり。5人の「飛び立つ準備」はどんどん進みます。しかしその一方で「心の闇とそれとの葛藤」が新たなテーマとして現れてきます。

心に重くのしかかる影。それは「もう帰る場所がない」という悲しみと帰巣本能。宗教や家庭、一見すると刺激のない地方のコミュニティといったものは、実は、自分で居場所を作れない人にとって、安心を支えるシェルターになっていたのです。

番組はケイトにフォーカスを当てて、ちょっと怖い世界に入っていきます。「自分が崩れていく」過程というのは、こんな感じなのかもしれません。

最初に出会った素朴で規律正しい5人は、もうそこにはいません。


<エピソード5>


<第1話からお読みいただけます>


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