【アーミッシュ in NY ep1&2】 人気YouTube番組★お茶の間blog
前回の記事で「家族への執着が、地方の子どもの向上心と可能性を抑え込んでいる」といったことを書きました。
そうしたら神様が見ていたかのように、Discovery Channel の『アーミッシュ in NY 禁欲からの解放 5人の若者は初めての文明に触れるとどうなるのか』って番組に出くわしました。
アーミッシュ(Amish)っていうのは、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、アメリカのペンシルべニア周辺の田舎で、ずっと昔っからのライフスタイルを守ったまま、超禁欲的に暮らしてる人たちです。
アーミッシュの暮らし
番組の中で見る暮らしぶりは:
▲ 電気とかなくて、照明はガス灯、台所もプロパンガス(ライターで着火)
▲ トイレは屋外のポットン〇〇
▲ 洗濯は手洗い、家事は女性の仕事
▲ 服は決まった物だけ(全部手作り)
▲ テレビもラジオもダメ
▲ 写真はNG、飛行機もNG
▲ 学校は8年でおしまい(教育は役に立たないから)
▲ ハグとかの愛情表現もいけないらしい
男の人が「ここ2年くらい楽しいことないなー」って言ってました。
メノナイト(アーミッシュより緩い別派)の女の人が、友だちに「普通の生活がしたいの」って告ったら、「何が普通(normal)なの?」「誘惑に負けたら悪魔が寄ってくるわよ」って言われちゃうとか。
でも、家の中はとってもキレイ! そして「アーミッシュ のいい所は助け合い」とも。ここでは「厳しさが美徳」なんですね。
村から抜け出したい若者
番組は「このコミュニティから抜け出したい」と思っている5人の若者を追いながら、彼らの都会との遭遇や感じたこと、心の変化をレポートしていきます。
掟を破るとすぐ破門。「村から出る」なんてのは最も罪深い行為で、神への反逆(地獄に落ちるらしい)。たとえ戻ってきても、ずっと無視され続けて、家族も友だちも失ってしまう。
いとこにコッソリ相談したら「大好きなおじいちゃんが死んでも、お葬式に戻ってこれないよ」って言われちゃいました。
そして、誰もが心配してたのは、親を悲しませること。一度村から出ていくと、もう親との関係は元に戻らない。
息子が村から出ていく日、諦めの心境の中から母親が「変なことしないでね」「ビーチになんかいっちゃダメよ」と言うシーンもありました。
YouTubeで見られます
そういった、宗教と大家族愛でガンジガラメに固められた生活から「もっと大きな世界」を夢見て、すべてを捨ててニューヨークに飛び出す5人の男女。果たして彼らは、自由な環境で自立した生活を選ぶのでしょうか。
番組はシリーズものでまだ途中ですが、放映分を下に貼っておきます。1編45分くらいで長めですが、興味のある方はどうぞ。
<エピソード 1>
<エピソード 2>
アーミッシュの社会では、学校は8年しかいきません。「勉強なんてその程度で十分」ってことで。ただ生活様式とか礼儀とかには厳しくて(そもそも厳格な宗教がコアコンピタンスになっている)、しゃべってる英語もすごく分かりやすいので、リスニングの勉強になりますね。ときどき聞き取れない言語が出てきますが。
考え方(マインドセット)は、もうコッテコテのプロテスタントと大家族主義。「ウへェ〜」みたいな内容がこれでもか!と登場しますが、「それってウチの田舎もおんなじジャン」的なのも結構あったりします。
詳細は見てのお楽しみ。次のエピソードではどうなっていくのでしょうか。
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