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妄想!私が目指したいゲストハウスとは。

(トップの写真は奄美大島で泊まった「渚のゲストハウス 奄美ロングビーチ」。オーナーのけんおじが三線を弾き語りしてくれて、ダイビングやワーケーションをしにきているゲストたちと語りました。友人と一緒に泊まりましたが、みんな溶け込んでました。よき宿だった・・・!)

私が初めてゲストハウスに泊まったのは、6年前、大学2年の春休みだった気がします。

春休み前半の1ヶ月は、ヴェネツィアでインターンをしていました。
通っていた大学より5人選抜されて、提携校であるヴェネツィア・カ・フォスカリ大学にて日本語教育とフィールドワークをしました。
それがもう楽しすぎて・・・日本に帰国してからの3月は、バイト漬けの日々でとてもつまらなかったのです。

なんか面白いことをしたいな、と思った時
初めて一人で旅をしようと思いました。
行き先は、マイナーな場所を選ぼうと思い、サンライズ出雲に乗って島根へ。
お金がなかったのでホテルではなく、ゲストハウス出雲というところに泊まりました。これがはじまりです。

以来、安宿も悪くないなーと思って泊まり始めたゲストハウスですが、
いろんなところに泊まるたびに、ゲストとの交流を楽しみ、古民家のリノベーションに感動し、オーナーに教えてもらった地域の見所をめぐり・・・
新しい地域で新しい発見があり、
にもかかわらず、なぜかアットホームで落ち着く雰囲気に
どっぷりハマっていくことになりました

今回は私自身が開業していくにあたり、
どんなゲストハウスにしていきたいか?妄想を書いていこうと思います。

※私がゲストハウスを創業したいと思った経緯はこちらの記事をご参照ください。

①旅人にとって、ローカルにどっぷり浸かれる玄関口にしたい

一人旅でも、友達・恋人との旅行でも、家族旅行でも
何かしらその土地の景勝地や名物を目当てに行きますよね。

その中でもホテルなどのプライベートな空間を選ばず、
敢えてゲストハウスに宿泊する人は以下のような特徴があると思います。個人的な見解ですが。
・お金がないけど旅を通じて違う世界が見たい
・旅人同士で交流したい
・できたらローカルの人とも交流したい
・その土地のローカルな情報を聞きたい

そんな需要に応えて、各地のゲストハウスでは豊富なコンテンツを揃えています。
例えば、先日泊まった「京都ゲストハウス木音」では
オーナーの方がとても素敵な手作りのマップをくださいました。
そこには、オーナーの方が実際に訪問し
美味しいと思った飲食店や歴史ある観光地、イベントの時期、
そしてアクセス方法など、細かく書かれていました。
オーナーの地域への愛が感じられますよね。
おかげでとっても美味しいお店で食事をし、老舗の銭湯でととのい、
早朝は梅を見ながらお散歩できました!

京都ゲストハウス木音。おばあちゃんちみたいでアットホームなのも良かった!

また、石垣島で泊まった「島宿月桃屋」では、
毎晩のようにゆんたく(沖縄の方言でおしゃべりの意味)が開催され、
共有スペースでオーナー・旅人と気軽に交流ができます。
また、定期的にサンセットを見ながらのエモいBBQイベントや、
オーナー主催のツアーも複数あります!
私は石垣の名店であるとうふの比嘉へ朝ごはんを食べにいくツアーに参加しました!参加費500円という破格の値段で、前日の泡盛で疲れが胃が休まるようなヘルシーでホッとする朝ごはんを食べられました。

とうふの比嘉にて。スーパー楽しい女子会だった・・・!

私がゲストハウスを開業したら、
旅人がローカルに入り込めるような、情報やコンテンツを持ち合わせた宿にしたいと思っています。
そのためには青森のこと、八戸のこと、たくさん知らないといけないと思いますので、
自分の足で現地を見て、その良さを体感したいと思います。

②ローカルの人が気軽に”外”と交流できるようにしたい

ゲストハウスに泊まると、ほぼ毎回と言っていいほど
異なる経歴やバックグラウンドを持つ旅人たちと出会うことができます。

徒歩でフランス縦断をしている人、リモートで仕事しながらチャリでヨーロッパを巡っていた人、大学生なのにスキルを活かして事業をしている人、ワーホリ中にパートナーに出会って海外移住した人、高校卒業後に海外移住し起業した人、、、本当にいろんな人にあったので、例をあげるとキリがありません!

ゲストハウスや旅に加えて、
アメリカ留学、イタリアでのインターン、シェアハウスでの生活、大学時代の地域での活動などなど
高校卒業時に青森を離れてから、本当に多様な生き方・キャリアをもつ人に出会えたような気がします。

イタリアでの経験は私が外の世界にどんどん飛び出していく原体験になりました!

そんな中でたくさんの学びがあったのですが、
一番に感じたのは「いろんな生き方があって良いんだ」ということです。

高校までの私は受験勉強と部活を「やらされ」、非常につまらない生活を送っていたようにおもいます。
担任の先生には他の生徒と比較され「ちゃんと勉強しなさい」と言われるし、部活に行くと監督から理不尽な理由で怒られるという毎日でしたので、
自己肯定感も低く、これといって挑戦したいこともなかったです。
当時はガラケーでしたし、パソコンも自由に使える環境になかったので、
家と学校の往復する毎日は、刺激も新しい発見もなかったです。

ですが旅やその他経験を通じ、良い意味で”ユニークな””クレイジーな”人たちに囲まれることで、そこに居心地の良さを感じていた自分がいました。
正しい生き方なんてない、自分の人生は自分で決めて楽しむのだ、と。
自らのやりたいことを追求し、行動し続ける世界中の仲間に出会えたことで、私もこのような生き方を体現したいと強く思うようになりました

だから、いろんな経歴や価値観を持つ”外”の人が集うゲストハウスを開業できた際には、地域の子供たちや大人、お年寄りなど、誰でも気軽に立ち寄れるような場所にしたいと思っています。

今やオンラインで情報が手に入る時代ですが、
自分が思ってもいなかった出会いがあるのが、リアルの醍醐味ではないでしょうか。
何か将来に悩んでいる人、居場所がほしい人、人との繋がりを求めている人など、いろんなローカルの人がふらっと立ち寄り、何かアイデアを得られるような場所でありたいと思うのです。

③旅人とローカルが出会い、双方に還元される、そんな拠点であり続けたい

旅人はゲストハウスに泊まり、ローカルに入り込む。
ローカルの人は旅人とのリアルな交流により刺激を受ける。
そんなWin-Winな関係が作れる場所であり続けたい。

ここからは本当に妄想を書きますが、
例えば、ある資格やスキルを持つ旅人がきて、地域で勉強会やセミナー、体験会やパフォーマンスをしてもいい。
ローカルでの交流により多拠点生活や移住をしたい!と思える人が増えたら嬉しいし、定期的に訪問してくれる人も増えると嬉しい!

台湾の学生に日本語を教えている写真。旅人がゲストハウス泊まった際に、Language Exchangeやったら、地元で外国語学びたい人にとって本当に有意義だと思う!

一方で、地域の子供たちがウォーキングツアーで街を案内してもいいし、大人たちが美味しいご飯やお酒を旅人に振る舞ってもいい。
地域の魅力を再発見するきっかけになれば嬉しいし、
特に子供たちには地域に誇りを持ち、地域で働きたい!住みたい!と思ってもらえれば超嬉しい!

アメリカで出会った友人が日本に来てくれたのでガイドしました。「朋あり遠方より来きたる また楽しからずや」とはこのこと。

多様な人生を歩む人と人とが出会い、アイデアが生まれ、
自己実現や他者から必要とされることを通して幸福度も増し、
地域にも還元され・・・そんな好循環な地域社会を実現する拠点でありたいなと思うのです。

飲食店ですが、新潟・十日町にある「うぶすなの家」には感動しました。大地の芸術祭を機に外から来る旅人をもてなすべく、地域のお母さんたちが料理を振る舞っています。自発的に地域の踊りを披露するなど、生き生きした姿が印象的でした。八戸にもこういう好循環を作りたいなと。画像はWEBより引用させていただきました。


少しでも私の妄想が伝わると嬉しいです。
また、こんな地域を一緒に作りたい!という仲間がいれば、ぜひお声がけいただけると嬉しいです。

この妄想を現実化すべく、明日から広島県呉市のゲストハウス「瀬戸内ライフ」で開催される、
NPO法人アースキューブジャパン主催の「ゲストハウス開業合宿」に参加します。
少しずつですが、ゲストハウス開業に向けて準備を進めていきます。
これからもどうぞ応援よろしくお願いいたします!

いただいたサポートは、私が仲間と一緒に運営しているコミュニティカフェ「喫茶へバナ」の移転・改装費に充当させていただきます。 何卒よろしくお願いいたします。