見出し画像

昇進昇格アセスメントに合格する人

まずは合格の定義が難しい・・・

例として、外部機関によるアセスメントが終了し、人事部門に評価結果が送られ、社内外でアセスメントの評価結果におけるボーダーラインが決定、その合格者の社内評価などと併せて候補者を検討決定、最終的に上層部との面談、または人事部面談を実施、最終的に昇進昇格者が決まる・・・

企業さんによっても、階層によっても昇進昇格のプロセスは異なっているので確かなことはいえませんが、例としてあげた昇進昇格のプロセス(アセスメント実施後)は、昇進昇格の対象者が多いけれどポストは少ない、つまり我が国の大手企業さんでは一般的なものと思われます。

1 アセスメントに合格する人
2 昇進昇格する人

例としてあげた昇進昇格のプロセスを前提とすると当たり前ですが「1 アセスメントに合格する人 > 2 昇進昇格する人」になります。

ただ、「アセスメントでトップクラスであった人が、その年度の昇進昇格者に該当しない」という興味深い事実も頻繁に見られます。

背景としては以下の2点でしょうか?
A アセスメントではトップクラス、一方、社内評価が低い
B アセスメントではトップクラス、一方、面談での評価が低い

私たちのこれまでの経験(企業さんでの雑談)では、体感的に「Aの社内評価が低い」のウェイトが大きく、「Bの面談での評価が低い」のウェイトが小さくなっています。

ただし、階層がボトムになればなるほど「Bの面談での評価が低い」のウェイトが大きくなるようです。

つまり、昇進昇格の対象者が少ない(階層が上)場合は社内評価で落とされる可能性が高く、昇進昇格の対象者が多い(階層が下)場合は面談で落とされる可能性が高いということになります。

けれども、この「社内評価」が曲者で、階層が上の場合(本部長クラスや部長クラス)、さらに上の階層の方が持っている「その対象者に対する印象」も評価項目になっていることも多く、最終的に、昇進昇格アセスメントでは普通の評価であったけれど、社内評価(以前も以後も)が高い受講者の方が昇進昇格するといったパターンが王道を歩んでいます。

すると私たちのアセスメントの存在意義は??

企業さんのご担当とお話しさせていただいているときに、「みんなのアセスメントさんたちの識別眼は確かだと思いますが、アセスメントでトップクラスとなる受講者はクセがある人が多くて・・・」「ただし、あまり評価が高くなかった受講者は社内評価(上司の覚えも含む)と一致しています。有難いことに・・・」

アセスメントの結果と社内評価(上司の覚えは除く)の結果が食い違う原因は何か!

次の機会に分析を進めてみたいと考えています。

私たちは人材アセスメントの価値を高めることを目的にしています。

企業さんからのご質問などは以下のサイトから

受講者の方からのご質問などは以下のサイトから

どうぞよろしくお願い申し上げます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?