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「自由に好きなことをして過ごす、日常の延長線」Kayo流!ベトナム海外ワーケーション

このインタビュー企画は、新しい働き方LABの研究員制度第3期の指定企画「海外ワーケーション」と、あたらぼライター部のコラボ企画として研究員のノダミヤコさんがスタートしました。海外に渡航した海外ワーケーションの研究員に、あたらぼライター部のライターがインタビューをして、活動内容をご紹介していきます!

新しい働き方LAB / by Lancers

Kayoさんの今。

日本のとある地方都市の会社で、デジタルコンテンツ(記事・写真・動画など)制作の仕事をしているKayoさん。

「働く時間」や「働く場所」がもっと自由になれば、楽しく働けるのではないかと考え、自分のライフステージにあった融通の利く働き方を模索中です。

新しい働き方LABに参加した理由

「自分のライフステージに合った働き方」を模索しながら、海外転職も視野に動いていた時に新しい働き方LAB3期生」の募集を発見。

「新しい働き方」というキーワードと、人それぞれの「働き方」にフォーカスを当てている点が面白いと感じ、参加されました。

指定企画海外ワーケーションを選んだ理由

新しい働き方LABの研究員制度にある11の指定企画の中で、「海外ワーケーション」を選んだKayoさん。

大学生の頃から海外に渡航し、滞在の経験も多数あるので、「海外で働けるくらい完成度の高い働き方ができれば、働き方の”自由度”としても理想的なものになるのではないか」と考え、応募されました。

「いつもの自分そのままでいく」Kayo流の海外ワーケーション

世界遺産ホイアンのカフェ Kayoさんのベトナム渡航記

多数の応募者の中から、指定企画「海外ワーケーション」の研究員として選出されたKayoさんは、いち早く6月にベトナムに渡航されました。

ー今回、ベトナムに渡航した経緯を教えてください

春先に海外での転職先を探しているときに、ベトナムのホーチミンでのお仕事を紹介されました。ですが、まったく行ったことのない場所だったので、コロナの規制緩和を受けて、下見がてら渡航準備をしていたところでした。

結局、職種が原因で転職の話は流れたのですが、そのまま「海外ワーケーション」の企画にのっかる形となり、渡航しました。
なんとなくの感覚ですが、海外転職ならホーチミンワーケーションならダナンかなと思い、渡航先にダナンを追加しました。
ホーチミンに4泊、ダナンに3泊して、合計7泊10日で日本に帰ってきました。

ー素朴な疑問なのですが、ワーケーションって、何をするんですか?

ホーチミンにある、ローカルフードの店

実は、わたしもそう思っていました。その、何て言うか…….「ワーケーションってこういうことだ!」みたいなバシッと軸を決めないで渡航しました。

でも、今回は、新しい働き方LABの企画なので、自分が楽しんでいる様子をnoteに書くことが仕事だと見なせばいいのでは?という考えは頭にありました 。

フリーランスの人だったら、ワーケーションする場所とか、通信環境などを詳しく書いた実践的に役立つ記事になるんだと思うのですが、今回の私の場合は、「遊びに行った人が、 面白がって記事も書いてる」みたいな仕上がりになりました。

kayoさんのベトナム海外ワーケーション滞在記 note


ーKayoさんのベトナム滞在記を読み、自由度の高さを感じて、こういうワーケーションならやってみたいと思いました。

パソコンも持参。空港の待ち時間にPC作業。

そういっていただけると、ありがたいです。今回は、日本で私が週末にやってることを、ベトナムでもやっていた感じなんです。

私の場合、日本でも、「仕事」と「やりたいこと」を分けずにやっている面があります。

例えば、日曜日だったら、朝起きてCGの勉強をしたり、図書館へ行ったり、noteで記事を書いたりして過ごします。
お昼ご飯は、好きなところで食べて、ちょっと疲れたら、海のあたりをぶらりとドライブしたりしています。

土日だからバケーションとか、仕事の勉強だからとか、感覚的に分けていないんです。「好きだからやっている」という生活を続けてるので。

記事を書いて発信することは、今回私は仕事だと思ってやってるので、noteを書くこと=ワークとみなしたら、 今の生活でやってる土日の舞台が、ベトナムに移ったというだけのことかなと。

昼ご飯も夜ご飯も楽しみで、その合間に、自分が感じたことを発信するのが仕事っていうことでしたね 。
まあこれを収益化していくっていうのが、次の目標なんですが 。

 ーちょっと意地悪な質問です。普段の休日と変わらない1日を、あえて海外で過ごすことに、どんな意味があるのでしょうか?

ホーチミン人民委員会庁舎前の大通り

そうですね…….。あえてお金を払ってベトナムに行き、普段と変わらない1日を過ごしたわけですが、今回は、 海外へ行くという行為自体が、1回自分をリセットするという体験だったかなと思います。
やはりどうしても、会社員で働いていると、家と会社の往復になりがちですし、ルーティーンにハマりやすいというか。

それ自体は結構ラクでもあるので、決して悪いことだけではないんですが、どうしても頭の中の枠組みまでルーティン化してしまって、 新しい考え方とか多様性のある考え方っていうのが、縁遠くなってしまう面があります。

それをすごくストレスに感じてるわけでもないのですが、なんとなく「つまらないなぁ」とか、「どっかに行きたい」というのが私の中で湧き上がってきちゃって。そう思う自分の気持ちを、解放させてあげるために、 海外に行きたいと思いました。

ホイアンのトゥボン川の夕景

海外に行くと、肌の色の違う人がいたり、様々な服装の人がいたり、言葉も違って色々な人がいる。

不思議なのですが、行列に横入りしてくる気のいいおじちゃんがいたとして、日本で体験したら間違いなく腹立つことも、「悪気なさそうだし、まあいいか。」みたいな感覚になる。
周りの環境が完全に違うと、自分の受け止め方も変わるんです。

自分自身の受け止め方や、考え方外側から変わるのが、面白いのだと思います。

ダナンビーチエリアの海鮮焼き店

今は、オンラインが便利ですが、やはり自分を体ごとわざわざその場所まで持っていかないと経験できないことだと思います。予測できないこともあるから、めんどくさいし、不安だし、危険だし、虫も出るし。逆に、海外で腹立つことも起こりうる。
ですが、そこも含めて、 普段と違うリアクションをする自分がいるのが、やっぱり面白いです。

良いことも、悪いこと両方含めてなのですが、外側から日本が見えると言ったら大げさなんですけど、自分自身も外側から見て、もう1回、普段の生活を見返してみることができる。
いつも頭にきてたけど、実はありがたかったなとか、 いろいろ発見もあります。

海外に行くと自分のものの見え方 、価値観にすごく変化があるし、リセットできると思っています。 

煮詰まったのを打開するっていうのと、自分なりに「こうありたい」みたいな感覚をちょっと取り戻せるというか、大げさにいうと、そういう感じです。

ーKayoさんは、好奇心が強い冒険者タイプですか?

ダナン国際空港カウンターの行列

 そうだといいなと思ってます。 普段会社で抑えている部分があるので。
 海外に行くと、違う環境で、本当の自分が出てくるみたいな。自分でも極端だなぁと思います。
家と会社の往復で面倒くさがりの部分もある反面、ポンって、あまり人が行かないような国に一人で行ってみたりして、「なんで?」って言われるようなタイプです 。

ー転職先の候補地としても考えていたベトナムですが、再度オファーが来たらどうしますか?

ホーチミンのホテルから見たチャンフンダオ(陳興道)像とサイゴン川

今回、ワーケーションを体験して、住むこと自体は全然やっていけると思いました。ただ、場所というよりも、私自身の軸のほうがもっと大きな問題だと感じています。 果たして、どんな仕事をどういうふうにやっていくのかという問題を、いろいろ考えなくちゃいけない時期なのかなと思います。

それを クリアにした上で、自分のやりたいことが一致すれば、ベトナムという国で働くことは、全然ハードルではないです。

あくまでも私の個人的な考えですが、日本よりも海外の方がチャンスが多いかなと感じています。チャレンジしたい人にとっては、という意味なんですが、ハードルが高くないかなって。

日本だと、どうしても何歳だからとか、経験がないとダメというのがすごくあって。働き手を取る側としては当然だと思うのですが、私のように、新しいことしたいな、チャレンジしたいなみたいなところがあると、どうしても難しい面があります。採用条件が、経験が何年以上ないと無理だとかで。

ホイアンのホテルNghê Prana Villa & Spa Hoi Anからの眺め

あともう一つは、もうハードには働きたくないというのがありまして。過去に自分がハードに働きすぎて、若い時点でちょっとダメになっちゃって、実家に帰った経験があるんです。
なので、すごく気持ちでは働きたい反面、体育会系の男性の体力を標準とした働き方を求めるってなると、ちょっと私は難しいかな……というのがあります。
チャレンジングであっても、過労と呼ばれるような働き方を良しとしない環境が、海外にはあるのでは?と思っています。 海外の方がもしかしたらマッチングするんじゃないかという、ほのかな期待を持っています。

Kayoさんのポートフォリオ

kayoさんのnote

〈インタビュー後記byみねとも〉

鶏肉のフォー、Phở gà(フォーガー)

今回インタビューさせていただき、Kayoさんの持っている自由度の高さの感覚に私自身が惹かれていることに気づきました。日本にいても、海外でも、Kayoさんの「やりたいことをやる毎日」は変わらないのです。

そこを収益化していければ、理想の働き方になる。というのは、私の中にある「楽しいを仕事にする」という感覚と似ていると共感しました。

フォーなどのベトナムグルメを満喫されている様子も楽しそうでしたし、1日の過ごし方が、達人的に自由だなぁと感じて、Kayoさん流のワーケーションに、とても魅力を感じています。

新しい働き方LAB「海外ワーケーション」×「ライター部」
コラボインタビュー記事まとめ


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