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アーティストは、どうやってタイトルを決めるの?

マガジン【食べるアート - Cycle -(サイクル)】の説明

こんにちは。フードアーティストのちゃんみねこと、小山嶺子です。
このマガジンでは、『お題をいただいてから、食べるアートが完成するまで(実際にお客様に食事をしていただく)までの制作プロセス』を音声配信と写真、文章で記録しています。千葉県市川市のミュージアム「A・Mue (エ・ミュー)」さんとのコラボ企画です。
このプロセスに興味を持っていただいた方は、18名様限定で、実際に食べるアートをご体験いただくことができます!
どのようにして、フードアーティストが作品作りに向き合っているのか・・・リアルタイムでお楽しみください♪

一人で決めるのか、意見を出し合って決めるのか


今回の【somi展「- Cycle -」】という個展のタイトルは、絵をメインにしたアーティストsomiさんの作風から名付けられました。

アートの伝道師・藤田あかねさんと一緒に個展のタイトルを決めたそうです。アートの伝道師というのはオリジナルの肩書きですが、アーティストにとってのプロデューサー的存在ですね!

\ somiさん&あかねさんに聞いてみた♪『アーティストはどうやってタイトルをみめるの?』 /


アーティストによっては、「全てを自分で決めたい!」という我の強さの方も多いと思います。

(“我の強さ”というと、欠点に思えるかもしれませんが、アートという自由で独特な世界感を表現する人たちにとっては、人が羨む美点です。)

ですが、意見を出し合って決めることは、アーティスト本人が気づけなかった作風の総括ができたり、棚卸しができる良さがあります。

良きプロデューサーに出会えると、新たな引き出しを見つけることができます。それが、次の作品作りの大きなヒントになるから面白いのです!

作品を描くのは作家の孤独な作業だけれど、お披露目に際しては他人の価値観が介入することで、より多くの人に見てもらえる可能性が広がります。


somiさんてどんな人?

somiさんは、千葉県市川市に在住するアーティストさんです。とても柔らかな話し方をされますが、どこか芯の強い空気感を感じるような第一印象の方です。

彼女の描く作品を見せてもらうと、どれも色彩豊かでピュアな心をそのまま感じるようでした。

私はまだ、一度しかお会いしたことはないのですが、時々オンライン上で連絡を取り合ったり、Instagramを拝見していると、その人となりを垣間見ることができます。

芯の強さは、ほとんどのアーティストにとって必須精神なのではないかと思います。

ただ、それを隠す人、全身で表す人、自分では気づいていない人、その方によって見え方が違うだけなんじゃないでしょうか。

さて、somiさんは実際にはどのタイプかなぁ?
どんな人が、どんな作品を作るのか知るというのは、不思議なことに日常を生きる上でのヒントになります。

作品を理解するにもアーティストを観察してみるのをオススメします。(somiさん照れちゃうかなぁ。笑)

自分自身のブランディングを考えるきっかけにもなるので、ぜひ、みなさんもそんな視点でアートを楽しんでみてくださいね。


somiさんにとっての“サイクル”

大学でデザインの講義を受けていた時、「すべてのデザインは点と線からはじまる」というような言葉が印象的で、そこから自分のイラストレーション・絵がはじまりました。好きな色のペンを並べ、手の流れによってできる短い線をつなぐゆがみのようなものが1つの川のようになる描き方が、心地良かったのです。

今回の展示の絵も、その手順を用いて創り上げました。まず自分が元気になる色の絵の具を選び、点から線を描き、そこから面になったりモチーフが派生したりしました。

絵を描くことで日常のサイクルも丸く円を描くように整い、日常にコンスタンスに組み込まれれば良いなと思っていました。
実際のサイクルはとても規則正しくはなくて、3日寝ては1日描く、というようないびつな生活でしたが笑、そのちょっと歪んだ工程も、手の動きとも合っているように感じました。

somiさんと打ち合わせ中〜。


さてさて、もう7月8日です。

7月31日は、somiさんの作品とコラボさせていただき、食べるアートを制作いたします。来週末に、もう一度、沼津から市川市に行く予定ですが、完成がそろそろ見えてきましたよ!

でも、その日にしか体験できない“食事”が作品。みなさんに食べていただくことで完成し、その後、食後アートとして生まれ変わります。

みなさんが食べた跡がお皿に生まれ変わります。


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それでは、次回の更新をお楽しみに♪

Live, Love, Laugh, and Be…HAPPY.
2022.07.09
Mineko Koyama


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