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教育PJ 2023年度上期活動報告

教育プロジェクトの目的

昨年度より、教育×企業のイノベーションプロジェクト(通称:教育PJ)では、
「次世代が自分の未来を創るための自走を支援する」
を新しい理念として活動しており、MINDS参画企業が持つ知見やアセットを活用することによる学生・生徒の「自己効力感」醸成の支援に取り組んでいます。
 
※MINDSが考える「自己効力感」を持つということ
■ 自分自身が、社会にとって必要な存在である、社会に影響を与えられる存在であると感じること
■ 「興味がある」「やりたい」と感じることに向かって自発的に行動することに意義を感じること
■ 自分自身のキャリアを自律的にデザインすることや、社会課題の解決に向けて自分なりの行動を起こす気概を持つこと
 
このあたり詳しくは、こちらの記事もご覧ください!
教育プロジェクト 2022年度活動報告|MINDS (note.com)
 
2023年度前半では、それに向けて二つの取り組みを実施してきました。
それぞれについてご紹介していきます。

2023年度前半の取り組み①
高校生向けキャリアトーク

発足当初から続く島根県松江市・島根県立松江南高等学校との連携を活かし、先生方と共に生徒さんの自律的なキャリア形成に役立てていただけるようなキャリアトークイベントを企画し、実施しました👏
 
■実施日:2023年7月20日(木)

■取り組みの意義:
多種多様な人生を歩むMINDSメンバーがそれぞれの経験や考えを伝えることによって、高校生の視野を拡げ、未来の選択肢を拡げる一助となる。

■参加者:
・松江南高校1年生 約280名
・MINDSメンバー 8名

■形式:
第1部:MINDSメンバーが各教室を回り、MINDS1名:生徒約40名の講義
第2部:放課後の時間で希望者のみ座談会形式にて相談会

■内容:
第1部:MINDSメンバーが半生を語る!
第2部:高校生が気になっていることに対し、MINDSメンバーが応える
 
当日は7クラスの教室をMINDSメンバーが回っていき、これまでのキャリアの中で考えたことをそれぞれのスタイルで語っていきました!
自身が高校時代に考えていたこと、それが今の仕事や生き方につながるまでにどのように変化してきたのか、またそれを踏まえて今の高校生に考えてほしいことなどを、1クラスあたり3人のMINDSメンバーから語り、生徒さんも真剣に聞き入っていました。
 
第2部では、MINDSメンバーともう少し話したい生徒さんと座談会を実施しました。生徒さんの聞きたいことや悩みに合わせてフリートークスタイルでお話ししていきました。
MINDSメンバーの半生語りがメインとなった場面もありましたがw、MINDS内の振り返り会では、「座談会の方が生徒さんの本音に触れることができて良かった」との声も多く挙がったので、2024年度に向けて、形式も検討し直しています。
 
松江南高校の生徒さんたちからは
「自分の世界が拡がった」
「勇気が湧いた」
「途中でやりたいことを変えても大丈夫なんだなと思った」

など前向きな声が多く聞かれ、進路やキャリアについて考えるきっかけになっていることが感じられました!
キャリアトークの取り組み意義である「多種多様な人生を歩むMINDメンバーがそれぞれの経験や考えを伝えることによって、高校生の視野を拡げ、未来の選択肢を拡げる一助となる」ことがある程度達成できたのではと思います。
 
【参加した高校生の感想(一部抜粋)】
・自分とは真逆の考えに触れ、自分の世界が広がった
・失敗したら終わりじゃなく失敗した後どう行動するかが大切。
・正解もなく間違いもないという言葉を聴いて、色々なことに挑戦しようという勇気が湧きました
・好き嫌いせずに何でもやってみることが大事なんだなと思いました
・色んな人と関わり、自分を見つけられるようになりたい
・自分の想いを持っておくことが大事だとわかりました。
・周りに目を向けることで発見できることもたくさんあるんだなと思いました。
・途中でやりたいことを変えても大丈夫なんだなと思いました。
・自分で考えて決断することが簡単に思えて実は難しいころなんだなと知りました
・分野じゃない仕事にも就くことができるんだなと思った。
・興味のあることは全部取り組んでいることに驚きました。
・教室の中、会社の中だけじゃなく、外に出ることも必要ということが知れて良かった
・目標を達成するために色々なやり方があることが初めて分かった

2023年度前半の取り組み② 高校生企業訪問

こちらも島根県立松江南高等学校と連携した取り組みになります。
松江南高校の探究科学科では、毎年10月に「先端科学技術研修」として首都圏の教育機関や企業を訪れる企画を実施しています。
その一環として、今年はMINDS企業への訪問が実現しました。教育PJの枠を越え、MINDS参画企業に幅広くご協力いただきました。ありがとうございます!
当日は先生・生徒が15名程度のグループに分かれ、キリンビールやマイクロソフト等、5つの企業を訪問しました。
 
■実施日:2023年10月4日(水)

■取り組みの意義:
在京エンタープライズ企業のオフィスや現場の見学、社員との交流を通して、高校生が実際に働くことをイメージしたり、キャリア形成に向けた興味・関心の幅を広げたりすることにつなげる

■参加者:
・松江南高校2年生 探求科学科 約80名

■内容:
少人数グループによる各社訪問
(会社や製品の紹介/体験、オフィス見学、座談会等各社にて企画)
 
各社を訪問する中では、単純に会社の概要などをお伝えするだけではなく、
 ・社会の中で各企業がどのようなミッションを担っているのか
 ・それをどのようなソリューションで実現しようとしているのか

などを現場見学やソリューションの体験を通して実感いただくとともに、
 ・実際に社員が働いている環境、そこに込められた工夫の見学
 ・社員(非MINDSメンバー含む)との対話

などを通して、企業で働くということやその意義のイメージや、そこに至るまでの経緯などを具体的に知っていただく機会にすることができました。
 
【以下、生徒さんからの声を一部ご紹介します!】
・固定の席は決まっておらず自由な席でのびのびと仕事ができると聞き、すごく良い職場だなと思いました。
・これから社会へ出て、働くことに希望が持てるような有意義な研修だったと思う。
・相手のニーズによって1つの技術の応用幅がすごく広がるんだなと思いました。
・Growth Mindsetのお話を伺い、自分もその姿勢を身に着けるべく今日から行動を起こしていきたい。
・製造方法(一番搾り麦汁と二番搾り麦汁)の違いでこれほど味が変わるのは驚きであった。
20歳になったらまず一番搾りを飲みたいと感じた。

2023年度 後半の取り組み

上記二つの単発イベントが落ち着いた10月下旬、改めてプロジェクトメンバーでディスカッションを行い、下期の取り組みを相談しました。

その中でも色々アイディアが出ていますが、一つの方針としては「型紙づくりと活動拡張」をしていこうと話しています。これまで3年半の活動の中では、MINDSメンバーの手作りによる様々な取り組みを行ってきました。

・探究学習に必要となるプレゼンスキル講座、データ分析講座
・個別やグループでの高校生向けメンタリング
・キャリアトーク
・ビジコンの企画・運営
・高校と連携した授業の企画
・地場企業や自治体との連携 などなど…

これらをパッケージ化して、より多くのエリアに展開して、地域の企業や教育機関、自治体などとの連携の中で、MINDSメンバーだけでは作れない規模の取り組みに進化させていきたいと思っています。
 
また並行して、単発の企画もまだまだ続けていきます。
地域活性化として地場のお祭実行委員会と連携した地域課題解決への若者の巻き込みや、大人を圧倒する活躍をしている高校生たちにスポットを当てた企画など、新たなアイディアが盛りだくさんです。
今後も、多様なバックグラウンドと企業が持つリソースを活用できるMINDSの強みを生かし、次世代が自分の未来を創るための自走を支援し続けていきます!

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