Week 2-2 ボディスキャンが教えてくれること
ボディースキャンは、今ここにある身体の状態を教えてくれます。
今ここにある身体は、これまでの自分を現しているのかもしれません。
このような、今の身体への気づきによって、それまで気づかずに意識の下に潜んでいた膝の痛みや肩の緊張に気づくことがあるでしょう。
身体の各部位に、注意を向けることで、存在と状態を確かめることができるとともに、緊張を緩め、最適な状態に回復させることも可能になります。
例えば、寝る前にボディスキャンをやってみる。すると、全身の緊張感が解きほぐされ、深い眠りに入ることができます。
例えば、スポーツをする前にボディスキャンを行うことで、余計な力が取れ、細部まで身体に意識が行き渡り、集中力も上がり、きっと良いパフォーマンスを発揮することが出来るでしょう。
My Journey in Mindfulness & Basketball
次に、身体に不快感がある場合の対処の考え方をお伝えします。
また、注意を身体の様々な箇所に向けた結果、痛みや痒みなどの不快な感覚に気づいたという人がいるかもしれません。
身体の感覚に注意を向けることで気づきawarenessが高まり、その感覚が際立ってくることがあります。
このような時には、敢えて探求してみましょう。
マインドフルな瞬間は、身体に感じられる感覚をよく知るチャンスにする。
例えば、「痛み」を使って、、
身体の感覚を顕微鏡で観察するつもりで観察してみてください。
なぜこの「痛み」は痛いと感じられるのか?
その感覚は激しいのか、鈍いのか?
チクチクするものかキリキリする痛みか?
どこから始まり、どこに広がっているのか?
持続する感覚か?強まっていくのか?治まっていくのか?
身体の感覚を細かく調査してみます。
そして、もう耐えられないと感じる場合は、「どこまで耐えれたか?」を観察しながら、手を当てたり、体を動かすことを選択します。
身体に不快な感覚、またはどんどん増してくるような感覚がある時には、あなたとそれらの感覚との関係、つまり、どのようにつきあっているかを探求することができます。
それらの身体の感覚から生じる思考や感情があるでしょう。
あなたのマインドがどう反応しているか問いかけてみるのです。
もし耐え難く非常に激しい痛みを経験しているとしたら、「選択」という手段があります。その感覚を和らげるために身体を動かしてみたり、または身体の他の部分に注意をシフトさせてみたりするという選択です。身体の比較的心地よい部分やニュートラルな部分に注意をシフトさせたりしながら「どこまで耐えれるか」を実験してみます。
ボディースキャンは体の緊張を解いて、リラックスするためのものだけではありません。それもプラクティスの成果の一つといえますが、身体ともっとマインドフルにつながるためのプラクティスといえます。
従って、身体とマインドフルにつながるとはどういうことかという好奇心や気持ちが大切です。身体はアテンションに答えます!
ボディースキャンを優しく行ったり、または行わなかったりを自分で選択して繰り返します。このようにして、あなたと身体の感覚との関係が築かれていきます。
私たちは、身体に注意を向け、気づきを得ることで、自分の身体と上手に関わっていく自信も育まれていくのです。
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