生きづらさを感じている時に読みたい本（メンタルクエスト）
初めましての方は初めまして。いつも見に来てくださっている方，お世話になっております。スプーン界の集会酒場，占い屋店主はると申します。
4月14日に発売された「メンタル・クエスト 心のHPが０になりそうな自分をラクにする本」が読み終わったので感想を書いてみます。
結論から言うとメンタルヘルスに関する自己啓発本に近いです。ビジネス関係の自己啓発本にありがちな心理学（笑）ではなく，生きづらさを感じていたり，漠然とした不安，悩みを持っている方には是非読んでいただきたい本です。
といっても硬い本ではなく名前から分かる通りゲームをモチーフにしながら某ガキ大将の歌やダチョウ倶楽部ネタなどを挟んでおり，ゲーム感覚で読み進めていける本です。
例えが基本的にゲームで説明されているのでとても理解しやすい。
自分が配信でお伝えしていることの8割くらいが載っているので，正直この本をお勧めしておくだけでも良いのではないかと思うくらいです（おい
この本を読めば今感じているしんどさや生きづらさ，しんどいという気持ちがなくなるわけでも瞬間的に楽になるわけでもありません。あなたがどうしたらそのしんどさを減らしていくのか，改善するための道標を見つけていくのか，そんな方法を一緒に考え，提案してくれる本です。
特にHSP気質な人とかは読んでみるといいのではないでしょうか。少なくとも自分はHSPに関してICD10やDSM-5に定義されていない以上，病気とは考えていません。それでもそういう気質によってしんどさを感じている方がいることは理解します。
配信にきている方はご存知だと思いますが，私は気分屋だから，HSPだからお前らが私に配慮してよ！っていう考えを受け入れていません。ただそういった性格や気質を受け入れた上でご自身がどうやったら少しでも楽に生きれるのか，上手く付き合っていけるのかについては一緒に考えます。
でもこれから先あなたの性格や気質とどう向き合って付き合っていくのか
それがわかる本です。
・この本がお勧めな人
HSP気質や，気分屋について悩んでいる方
少しでも今のしんどい状況をましにしたいと考えている方
漠然としたしんどさや不安を感じている人
時に病んでしまったり、占いに縋りたい人
自称カウンセラー
上記のような人たちは方法を提示してくれるこの本が合うのではないでしょうか。また自称カウンセラーは是非読んでいただきたい本でした。自分が頑張れば相手の悩みをどうにかできると考えている方には刺さると思います。
自分ができることを知りそして責任を取れるかどうかを考えた上で行うのが医師やカウンセラー
できることを知らずに責任も取れないのに行うのが自称カウンセラーや自称セラピストです。
・この本をお勧めできない方
ただただ病んでいたい方
悲劇のヒロインでいることを望んでいる方
言い方が厳しくなりますが，現状を変えることを望まないならば読まない方がいいとおもいます。
この本でも終始一貫書かれていますが，自分をどうにかできるのは自分だけです。他人に全部丸投げしようとしても上手くいきません。
ツールとしてマインドフルネスだったり瞑想，運動ということが一例として挙げられているし、マインドフルネスの効果に対するエビデンスがあることも承知していますがそれだけに頼りすぎないことも大切です。うつ病やHSPはマインドフルネスや運動で治る！のではなく、楽になるために手助けするツールです。
・生きていく上で役立つかもしれないもの
作中に出てきますが人に過剰に依存して生きるのではなく，コンテンツに頼ってみるというのはとてもいいことだと思います。あのアニメが，漫画が完結するまでは終わらない。あのゲームに飽きるまでは生きてみよう。どんな些細やきっかけでも細い糸でもいいと思います。とりえあず死なないでおこうとおもえる何かならばいいのではないでしょうか。
少なくとも自分はぴかちゅうがいる限りとりあえずは生きていると思いますたぶん
・結論
なんでかわからないけど不安だしんどい，それを1mmでもどうにかしたいという人にこそ読んでほしいです。
この本にはいろんなメカニズムが書いてあります、やり方を書いてます。でも最後に踏み出すのはあなたです。
もしあなたがこの本を読んで黒魔道士を必要とするならばぜひ自分の配信にも一度遊びに来てください。占い屋として黒魔導士としてあなたの向かうべき道を示します。
メンタル・クエスト 心のHPが０になりそうな自分をラクにする本の著者のブログはこちらです。
孤独や安全基地に関してもっと知りたい，社会心理学の知見を知りたい方にはこちらの本もお勧めです。
作中に出てきた山岸俊男の信頼と安心に関する本ではありませんが，最も新しいそして遺作となる本はこちらです。その辺りについてもっと詳しく知りたい方はこちらの作品がおすすめです。
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