春一番と高円寺

2024年2月15日(木)

春一番が吹いた。
20度を超えて暖かかった。
春かぁ。
冬、寒い日々の中で訪れた暖かい日に感じるような、暖かさに対するありがたみは感じない。
なんかもう、暖かいのが普通になってしまった。

それでもまだ雪が残っている所はあって驚く。
残り少なくなればなる程、ますます見付けた時に嬉しくなる。

春一番って良い名前だなぁと思う。
なんか昔の人が春の到来に対して抱いた期待を感じる。
春一番が吹いたと聞くと、いよいよ冬が終わるのかぁと思って嬉しくなるから、昔の人の想いから滴る雫を頂いている気になる。
ありがたい。

今日は高円寺のFourth Floor Ⅱというライブハウスで、以前から企画していた即興パフォーマンスのイベントだった。
自転車で行った。
帰り道、23時頃、ゆるゆる自転車をこいでいると、立派なお寺があった。
ちょっとお参りして帰るかと思って近付くと、もう門が閉まっていて入れなかった。
門の横にある石碑を見ると、「高圓寺」と書かれている。
あぁ、と合点がいった。
高円寺って街の名前として馴染み過ぎていたから考えたこともなかったけど、寺って付いてるんだから、元はお寺の名前だよな。
このお寺が街の名前になってるのか。
この街の起源だ。
高円寺にお世話になった夜に、高円寺の始まりに触れた。
気分良く暖かい風を感じながら帰った。

鶏の胸肉を美味しく焼けた。
嬉しかった。