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この体の中に眠る記憶


2024年1月27日(土)

最近、右膝が熱く感じることがよくある。
なんかお湯をかけられたみたいに。
適当にネットで調べると、「熱感」というマンマの名前が付いている症状らしい。
炎症やらなんやらの兆候っぽいけど、その原因は色々なんだそう。
他に目立った症状は無いから病院行っても何も分からん気がするので、とりあえず様子を見ることにする。

何にせよ、自分の中にアツいものがあるのは良いことだ。

だからって訳では全く無いんだけれども、今日はプールに泳ぎに行った。
前に行ったのがいつか思い出せないレベルで久しぶりだ。
海水浴は大人になってからもちょっとしたけども・・・多分、プールでちゃんと泳ぐのは本当に高校ぶりとかのような気がする。

泳ぎはそれなりに得意だったので、泳げるだろうとは思いつつも、流石にこんだけブランクが開くと、本当にまだ泳げるのか・・・と不安な気持ちも湧く。
大丈夫か。

不安を抱えながらも、さも普段から泳いでるような雰囲気で水に浸かり、壁を蹴り、水に身を預けると、驚いた。
本当に普段から泳いでいるかのように泳げる!
身につけるのに苦労したクロールの息継ぎなんかも、自然に出来た。
何も忘れていない。

大丈夫、泳げる。
自信が湧く。

そう言えば、自転車に乗るとか、そういう記憶って一旦身につくと忘れないって言うよなぁと思い出す。
こういうの、記憶の種類の中で、何記憶っていうんだったか・・・。
でもそのなんとか記憶だわこれ、と思いながらひたすら泳ぐ。

1時間弱泳いで、満足して帰宅した。
流石に疲れたし、両腕は上げると痛むけども、心地よい疲労だ。

調べると、こういう記憶は「手続き記憶」って言うらしい。
昔とった杵柄だな。
「手続き記憶」という名前は忘れても、手続き記憶そのものは覚えている所が面白い。

自転車、水泳・・・他にどういうのがあるんかなぁ。
自分の中に眠る自分を見付けて、過去の時間と接続出来るようで嬉しい。
日常の中で、自分の為にまた見付けてあげたい。

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