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2023年9月の記事一覧
2023.9.29日記
最近は『美術のトラちゃん』という本を読んでる。
尊大な羞恥心と臆病な自尊心によってトラになった美術家の父と、学校の図工コンクールで入賞して調子に乗ってたらトラになった小学五年生の子と、愉快な仲間たちが現代美術について解説してくれる漫画。楽しく現代アートが学べる。
僕は「いまどき現代アートが語れないようでは駄目だ」みたいなこという大人は嫌いだが、現代アート語れるのかっこいいよねっていう、ねじれた
2023.9.28日記
毎日朝ドラを見てるが、今期の「らんまん」は最後までどこか乗り切れなかった。脚本は卒なく良くできてはいるのだが、緩急が弱くイマイチ見せ場がどこなのか、どこを見せたいのかがよく分からんかった。あと、割とドラマを成立させるためにわかりやすい善悪の対立を持ち出してくるのもちょっとなという感じ。回を追うごとに徐々に「あ、意外といいやつかも」みたいな流れにはなるんだけど、「最初悪い奴→思ったよりいい奴」という
もっとみる2023.9.27日記
今日は慶應義塾大学でアーカイブに関するワークショップに行ってきた。何か喋らないといけない時にうまく喋れないということは自分でよくあるが、今日もそれで、急に話振られたけど、マジで何もいいこと言えなくて悲しかった。まあそれでもいいっちゃいいんだけど、何も言えない人がいても全然いいんだと思うんだけど、なんか自分がそれになると悲しいよね。
慶應は以前アートマネジメント系の修士考えてた時に訪れたぶりで、ま
2023.9.26日記
伝統芸能好きたるもの、相撲を見ないといけんなと思って相撲録画してたけど、あれまじ2時間半とかあるからすぐHDいっぱいになる。しかも2時間半も見てられへんねんな。ダイジェストを見るべきだわたぶん。
昨日千秋楽だけは見て、貴景勝と熱海富士の優勝決定戦の取り組み、マジであっけなくて、いや受け止めたってや貴景勝と思ったけど、貴景勝も絶対勝ちたいわけで、向こうの出方を読んでた貴景勝のベテランの貫禄を見せた
2023.9.25日記
文楽「菅原伝授手習鑑」四段目〜五段目。昨日千秋楽を観てきた。国立劇場小劇場建て替え前の最後の文楽で、客席の盛り上がり凄かった。「待ってました!」ってああいうタイミングでかかるんだ、生の舞台観たなって感じしました。「寿式三番叟」は、推しの簑紫郎さんが頑張っててよかった。(人形遣いとしてというよりは写真が上手いから推してる)寺子屋は呂勢太夫、清治ペアが個人的には最っっっ高でした。まじで理不尽でひでえ話
もっとみる2023.9.21日記
実家の猫、ベルちゃんは私が小学四年生くらいの時に赤ちゃんで、うちに引き取られてきた。てことはもう21歳で、これは人間の年齢だと100歳らしい。この前実家に帰ったらもう老いさらばえて、ガリガリになってたがそれでも健気に寄ってきたので撫でてやった。さっき母親からメールが来て、ベルちゃんは何も食べれなくなって3日以上経ったという。急な訃報はびっくりするだろうからということで、知らせてくれたらしい。そうか
もっとみる2023.9.20日記
日記の更新が滞った。結局やりたいことしかやりたくないって時に、毎日日記を書くということがどれだけ自分にとってやりたいことなのかってことで。帰りの電車、日記書く時間あったら本読んだりYouTube見たりできるわけで。観劇の感想とかはTwitterに書けば十分だし。書くべきことが大してない時に無理やりnote開いて文章捻り出すことになんの必要性があろうか。ない。にもかかわらず今日日記を書いたのは何故か
もっとみる2023.9.15日記
「いやでもあいつはもうチャクラないからさぁ」会社の最寄駅ですれ違った高校生くらいの男子の会話。
インスタのストーリーで知り合いの子供の写真を連続で見ると何故かメンタルにくる。謎の感情。
電車の席の隣の女子高生がMacBookで動画編集してる。時代。
今日会社の大講義室で色んな部署の人たちが集まる系の研修があったんだけど、ちょっとだけ喋ったことのある他部署の女性(向こうの方が年次は上だけど歳は
2023.9.14日記(玉川太福独演会)
今日は定時退勤キメて演劇の街下北沢へ。目当ては演劇ではなく、浪曲。「玉川太福独演会」@本多劇場でした。
太福さんは新潟からダウンタウンに憧れて上京し、小劇場で五反田団やシャンプーハットなどの現代口語演劇に傾倒するが、そこから寄席にも通うようになり、最終的には浪曲師になる。浪曲はそれこそ義理人情とか任侠とかドラマチックな場面を朗々と歌いあげる芸だが、浪曲の大げさな節に、現代演劇の「何も起こらなさ」
2023.9.13日記
NHKのバラエティ番組「阿佐ヶ谷アパートメント」が終わってしまった。別にすっごい好きってわけでも、すっごい齧り付いて見てたわけでもないんだけど、なんか見てると癒される番組で、終わってしまうと聞いて寂しかった。阿佐ヶ谷姉妹もずんの飯尾もタブレット純も、このメンツ集めた企画担当の人は天才だなと思うくらい、なんか波長合ってて、見てるとほっこりした。前回の美穂さんとタブレット純の相模原市でロケでは人見知り
もっとみる2023.9.12日記
仕事がひと段落して、今は次のカハタレの公演のことをあれやこれや考えている。舞台の制作の経験はないのだが、それなり社会人経験も長くなってきたので、ある程度のことはできる。頭の中でスケジュール組んで、間に合うように報連相する。メールを送る。企画書を作る。校正する。基本的には仕事でやってることと同じだ。
ただ、やっぱり舞台のことはわからない。照明のこと、音響のこと、舞台監督のこと、どういうことを誰に、
2023.9.8日記
今日は会社のトイレにゴキブリがいた。朝、大便器のところに佇んでおり、昼になると小便器の横に佇んだ。夕方になると洗面台のあたりで死んでいた。殺されたのだ。
私とゴキブリの戦いの歴史は高校一年の頃に遡る。布団で寝ていた私は指先の激痛で跳ね起きた。見ると指の辺りにゴキブリがいた。殺意がわいた。私はすぐさま部屋の電気をつけ、殺虫剤でそいつを殺した。
ゴキブリを自ら触りにいくことはないが、ゴキブリの方か
2023.9.7日記(木馬亭定席)
今日は浪曲を聴きに木馬亭へ。ここ最近毎日のように歌舞伎、文楽、浪曲の公演にきて呑気なもんである。浅草にある木馬亭という寄席は東京で唯一の浪曲専門の寄席である。12時15分から16時過ぎまで、途中一席だけ講談をはさむが、半日ぶっ続けで浪曲漬けを味わうことができる。
港家小そめ(曲師:玉川祐子)
恨みの十四日というネタ。忠臣蔵外伝であり、少し怪談めいてもいる話。映画「絶唱浪曲ストーリー」の小そめさん
2023.9.6日記(『ハンチバック』読んだ)
市川沙央さんの芥川賞受賞作『ハンチバック』を読みました。とてもよかった。すっごい怒ってるのかと思ったらあっかんべーされたり、ボケだと思ってヘラヘラしてたら鈍器で殴られたり、緊張感ありました。世界を変えるには怒りとユーモアの両方が必要だと励まさるようでした。世間では当事者性とか露悪的な書きぶりが取り上げられるがちみたいですが、作品に対してめちゃくちゃ距離取れる作家さんなんだと思います。憧れる。私の好
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