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【手作り服】2024年:春・初夏コレクション エプロン編

エプロン その㊀【よせばいいのに】

♬駄目な~駄目な~♪本当に駄目な~♪ いつまでたっても駄目な私ね~♪

昭和のムード歌謡「敏いとうとハッピー&パープル」の【よせばいいのに】は、日本で生み出された自虐曲トップ3に入る勢いの曲であることは言うまでもない。
この曲は得体の知れない魔力を持っている。

落ち込んだ際に2~3回繰り返し聴くことで腹立たしさが沸き上がり
「いやいや、そこまで駄目じゃないだろう。それほど駄目じゃないはずだ。むしろ全然駄目じゃないし、駄目な要素がみあたらねぇ~しw」という具合に、自らの意志と力で落ち込み解消へと向かわせてくれる類稀なる神曲だ。

恋愛を題材にした曲ではあるものの、そんな事はどうでもよく関係無くフォーカスすべきは「駄目な駄目な」の連続攻撃サビ部分が重要になるため、恋愛以外の事象で落ち込んでいる場合でも大いにその魔力の恩恵にあやかる事が出来るから、自虐癖のある人は是非リピート再生で聴いてほしい。
きっと「自分は全然駄目じゃない」という事を再認識できるはず。

このエプロンは以前スカートを作った時の余り布で制作した。
そのスカートをばらして一部の布を胸当て部分に使用したのは、みみっちさやリサイクル精神からでもない。

去年イワオ(家畜のエミュー)が死んだ時にわたしが着ていたのがこの柄のスカートで、イワオを解体する際にスカートは血まみれになった。
どうしてもそのスカートを洗う事も捨てる事も出来ず、今回こういうカタチで復活させた。
イワオの死は乗り越えた。
わたしは輪廻転生を否定しているけど、イワオが生まれ変わる事を願っていて、その願掛け・・・・的な意味を、このエプロンに込めている。

イワオを忘れたい。いや、忘れたくない・・・・の繰り返しの日々で、父が遺したレコードで「よせばいいのに」を聴いていたら立ち直れた。
だから、このエプロンの名は「よせばいいのに」

イワオの血と共にわたしはイワオの再降臨を待つ


裾は軽くフレアーを入れて広がり過ぎず平坦過ぎずの丁度良いところを狙いバイアス始末。
二段フリルの間にレースを付けて控えめに「元・乙女」を表現。

スカート&ブラウスのフル装備例

このブラウスは晒じゃなくてブロード。スカートは過去記事「4Z歳のキャンディーキャンディー」の時に作ったもの。

自慢の鎖骨を大胆に魅せるためにガッポリ首回りを開けた。

美しい鎖骨作り・首元作りはYouTube「ゆうか」の動画で実践。マジで美しくなりつつあるのが凄い。
美しい鎖骨作りをしたい人にはオススメだからYouTubeで「ゆうか」をチェキラ。


後ろからの・・・・


エプロン その㊁ 【アドレナリン】

ジェイソン・ステイサム出演の映画「アドレナリン」は観ているこっちまでアドレナリンがバシャバシャ出まくる作品。
自力でアドレナリンを出すのはなかなか難しいけれど「赤」を身にまとう事で血が騒ぎだすのは確か。
「赤」を着る時は興奮しやすいから自分の精神状態の管理がいつも以上に必要になる。

わたしはムカついた時には山奥へ行き、自分の山の木を斧で倒す。
「赤」はそういう時に凄く役立つ。
つまり、コレは木を倒す時専用のエプロン。

アタマが沸騰しそうな赤


前結びタイプのリボン

リボンはリバーシブル仕立て。
かのこ模様とツバキ柄でジャパニーズ・ビューティー

後ろから

三段ティアードは、木を倒す際に邪魔にならないようにギャザー抑えめで。


↑このスカートは写真だと分かり難いけど皮の柄のプリント。
ブラウスは「4Z歳のキャンディーキャンディー」で作ったもの。


エプロン その㊂ 【フォーマルエプロン】


この生地は7年位前に地元でわたしが行っていた執筆活動の際、読者に貰った反物。
この反物はわたしよりも年上。昭和47年に読者が購入したものらしい。
経年劣化はあるもののしっかりした反物。


和の心
反物についたシミを隠すためレースを挟んだ


フル装備

このスカートは過去記事「桃色ワンピース」をリメイクしたもの。
桃色ワンピースは雑木林散策をしていた時に、野兎を見付けて無我夢中に追っていたらカラス山椒に引っかかり身頃とウエスト部分が派手に裂けてお釈迦になった。
スカート部分は無事だったから、こういうカタチで復活。

うしろから

フォーマル仕立てだから(エプロンにしてはゆとりが少ない)仮にわたしが5キロ位太ったらコレは着れなくなる。


⤵コレは去年の夏に着まくっていたワンピース。
↑のエプロンに使った反物を使っている。
これはもうシミや返り血(鶏さばいたときの)で汚れてるから雑巾にする。

使用してるのが全部反物


わたしは浴衣の反物での服作りが好き。
冬でも浴衣地の服を着ている。
「中年なったら毎日を着物で過ごしたい」なんて思っていた時代があったけど自給自足で着物は現実的ではない。
で、こういうスタイルに落ち着いた。


そんなわけで2024:春・初夏コレクション エプロン編は終わり。
次回は「準よそいき用コレクション」だよ。
読んでくれて有難う!
また会おうぜ!あばよ!

♬♬(エンディングテーマ)♬♬
駄目な~駄目な~♪本当に駄目な~
いつまでたっても 駄目なわたしね~♪





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