バングリー

とある分野において3・2%(1・4%だっだかも)の日本人・・・らしい。 ガチョウ・カモ…

バングリー

とある分野において3・2%(1・4%だっだかも)の日本人・・・らしい。 ガチョウ・カモ・鶏・エミュー・羊と共存しながら同居離婚で自給自足やってるよ。よろしくね

最近の記事

縁側物語

榮志が栃木の山奥を出たのは中学卒業と同時で、それ以来実家に戻らずに六年が経っていた。 八人の兄弟姉妹とは手紙のやりとりはしていたけれど、榮志が実家に寄り付かない理由を知るのは二歳下の弟義光だけで、正月や盆に実家に集まる皆の口から「榮ちゃんはなんで帰って来ないん?」が発せられる度、義光は心苦しくなった。 ある年の盆。義光は榮志に電話する。 「あんちゃん、俺はもう耐えられないよ。一時間でもいい。頼むから次の正月は戻って皆に顔だけでも見せてくれ。ねぇちゃんの子も大きくなったし

    • [手作り服]2024年:春・初夏コレクション ファイナル 外出着編

      いよいよ迎えた最終章。 出掛ける予定は無いけれど、備えあれば憂いなし。 山奥暮らしが板につき、下界に行くにも覚悟が必要。 気合を入れて服作り。 さぁ!今夜も歌っていただきましょう!荻野目洋子「ダンシング・ナイト」 今夜だけでもシンデレラ中年~♪ Do you wanna ソーイングナイト ロマンティックを作って~♪ Do  you wanna アホみたい~♪ ・・・という事で、作品紹介いってみよう! 外出着その㊀ 【追憶のワンピース】 好きな色をずっと好きでいるのは何

      • 思い出を再現:手作りワンピース

        昭和5Z年の小田原城址公園。 当時の小田原城は城の下に動物園(園というかエリア)があった。 ライオン(トラだったかもしれないし、両方居たような気もする)やフラミンゴ・象・孔雀・アルパカなど有料の動物園顔負けのラインナップで観光客も地元民もウホウホ。 城の裏側には入場無料の遊園地。 乗りたいもののチケットをその都度購入し遊ぶシステムで、小さいながらも観覧車もあった。 お堀端には鯉や大蛇が泳ぎ、城内は四季の花々が咲き誇り、桜の時期は小田原の地面が抜けそうな程の人が押し寄せて

        • 【手作り服】2024年 春・初夏コレクション 準よそいき服編

          準よそいき服 その㊀ 【In My Life】 ビートルズの名曲【In My Life】を始めて聴いたのは中学一年の夏だった。 世間ではとっくにビートルズ熱が冷めていて、中一のわたしが聴く曲としては洋楽といえ「ダサい」部類。 ビートルズを愛し始めたのは「澄江さん」という人との出会いが切っ掛けだった。 澄江さんは美しくキラキラした瞳の持ち主で、わたしの「第二の母」的な存在だった。 「ジョージ(ビートルズのメンバー)と結婚できないなら私は一生独身で構わない。ジョージを超える人

          【手作り服】2024年:春・初夏コレクション エプロン編

          エプロン その㊀【よせばいいのに】 ♬駄目な~駄目な~♪本当に駄目な~♪ いつまでたっても駄目な私ね~♪ 昭和のムード歌謡「敏いとうとハッピー&パープル」の【よせばいいのに】は、日本で生み出された自虐曲トップ3に入る勢いの曲であることは言うまでもない。 この曲は得体の知れない魔力を持っている。 落ち込んだ際に2~3回繰り返し聴くことで腹立たしさが沸き上がり 「いやいや、そこまで駄目じゃないだろう。それほど駄目じゃないはずだ。むしろ全然駄目じゃないし、駄目な要素がみあたら

          【手作り服】2024年:春・初夏コレクション エプロン編

          【手作り服】2024年:春・初夏コレクション㊀普段着編 

          今季の服作りテーマ:終着点と執着心 普段着その㊀【森の中のパン屋さん】 グルテン不耐性でありながら「もう一度パンを焼いて食べたい。」と思い一念発起。十年ぶりにパン作り。 症状が出るも久しぶりのパンに魅了され、気付けばあっという間にグルテン依存。 ひたすらパンを作る毎日の中で幼い記憶が甦る。 子供の頃に、おそらく一度は憧れた「パン屋さん」。 「せっかくだしパン屋さんが着ていそうな服を作り、それを着て、パン屋さんになりきろう。」 で、出来たのが・・・・ ギャザーは控え目、フ

          【手作り服】2024年:春・初夏コレクション㊀普段着編 

          断酒を決断

          もう本当にこれ以上酔拳は続けられない。 飲まない日もあれば飲む日もある····量を調整して緩く酒と付き合うというやり方は、わたしには出来ない。 一度飲めば自分の意思では止まらない。飲むってことは、自分の意思が「飲みたい飲みたい。飲まなきゃ飲まなきゃ」なんだから、止めようがないのは当たり前。 完全に断つ。それ以外に方法は無いし、もう腹が決まった。 さっき残りのウオッカも庭に流した。 十年前の断酒時のように、三日間は断食も同時に行う。 徹底的に様々な悪を身体から追い出す。で、また

          断酒を決断

          同居離婚:弁当日記

          同居離婚が板につき、最近やっと平常心で日々過ごすことが出来てきた。 わたしはオヤジ(元旦那)の健康を27年守り抜き、その甲斐あってオヤジは風邪すらひかない強靭な肉体を持っている。 健康に一番関与するのが[食]で、離婚後、どうしようもない食生活をしていたオヤジは先日ついに[風邪のような感じ]になった。 すぐに治ったけど、このまま放っておくと不健康一直線なのは目に見えている。 離婚したんだし、オヤジの健康などわたしには関係ない·····とは、どうしても思えない。でも[地獄へ堕ちろ

          同居離婚:弁当日記

          [解体画像注意]鶏の腹水症・脱腸について

          自然養鶏をやって十年位経つ。 鶏・カモ・ガチョウ・バリケン・エミューの体については、町の獣医より詳しいと思っている。 目の色・目力の入り方・歩き方・態度などから、大体その個体の状態が分かるし気持ちもわかる。 養鶏やってる人の参考になれば光栄。 鳥にありがちな病気は脱腸および卵詰まりと腹水症。 脱腸は雌鶏が殆どで、これは速攻で治す事が出来る。 蜜蝋とオリーブオイルでクリームを作り、それを出ている腸や肛門周辺に塗り充分潤っている状態で、ゆっくり腸を肛門内に押し込む。 脱腸鶏が

          [解体画像注意]鶏の腹水症・脱腸について

          昭和生まれのモノと当時の写真:良いモノは永遠に・・・

          昭和生まれのモノは色褪せる事がない。・・・とか思っているのは、やっぱり昭和生まれの者だけなんだろうか? 昭和生まれのモノを紹介する前に、麗しき昭和時代の、なんとなく記憶に残っている話をチョイ書こうと思う。 米屋・魚屋・酒屋が家に配達してくれるのが当然だった時代。 米屋に至っちゃ、配達先の家庭の「米事情」を大体把握しているらしい動きさえうかがえた。 商品提供側と買い手側の「優しい距離感」みたいなものがあったのが昭和。 米屋・魚屋・酒屋など「配達」メインの業種の人は注文したも

          昭和生まれのモノと当時の写真:良いモノは永遠に・・・

          麗しき昭和の面影:置物編

          昭和時代の麗しさは昭和生まれの者にとっては”離れたくても離れられない”妙な魅力がある。 様々な「物」の完成度が高いのは勿論のこと、手抜き無く哀愁を漂わせるそれらは、昭和人の人生の美的感覚・感性向上に貢献してきたのは間違いない。 「ものを見る目」というのは「本物」を知らなければ培う事が出来ない。本物が溢れていた時代、それが昭和。もっと言えば大正・明治・・・・という事になるし、突き詰めれば縄文・・・・だけど、それはクソ長い話になってしまうから今回は「昭和」ということで。 昭和時

          麗しき昭和の面影:置物編

          Jeyちゃんへの手紙

          Jeyちゃんにバングリー長年の友達紹介するね。 汚いなぁ、こう写真で見ると・・・。↑パンとは23年の付き合いで、すずとは20年の付き合いになるんだ~。 他にも沢山居るんだけどね、今日はパンとスズがJeyちゃんにお話ししたいことあるって言うからさ、聞いてあげてね。 Jeyちゃん、パンだよ。パンはバングリーが泣いてる時にいつも励ましてるんだ。バングリーね、凄く「強い人」って皆から思われてるけど本当は違うんだ、パン達は知ってるんだ。イワオ死んでからバングリーいつも泣いちゃうんだ

          Jeyちゃんへの手紙

          妄想ソーイング(モウソーイング):4x歳のキャンディキャンディ

          よお!現代人のみんな、元気?現代人はさぞやクリスマスで盛り上がってるんだろうな~。バングリーは各種イベント事と無縁だから平常運行だよ。 前回の魔女の宅急便に続き、懲りずに妄想ソーイング略してモウソーイング。 キャンディキャンディをテレビで観ていたのは小学生の頃。 不幸な生い立ちながらも色々ありつつ、結局オイシイ人生を歩んだキャンディはシンデレラ以上の現実的な幸せ者だと思った。 キャンディキャンディになりたい!そう思った同年代はかなり多いんじゃないかと思う。 今更だけどキャ

          妄想ソーイング(モウソーイング):4x歳のキャンディキャンディ

          手作り妄想ワンピース:4X歳の魔女の宅急便

          よお!現代人の皆、元気? バングリーの住んでる所がさぁ、三日前~昨日まで強風だったんだけど、皆の住んでる所もそうだった? バングリーこの前桃色ワンピース作ったじゃん? で、その時の記事に「4X歳が桃色ワンピースとか着たら天変地異だぞ!」って書いたじゃんね?・・・・・そしたら強風・・・だったよね。 な、アレか!偶然にきまってるよね、強風位じゃ天変地異とは言えないし。 ・・・って、思うだろ? 違うんだよ、まさに天変地異だったんだよ、バングリー”だけ”はね。 天罰だよ、桃色の呪い

          手作り妄想ワンピース:4X歳の魔女の宅急便

          手作り桃色ワンピースとチュニック

          ウイーーーーーーーーっス!現代人たち、元気~? 昨日仕上げたワンピースの披露~、よろしく~♬ 「うっほ~~ィ!」ってカンジでトルソーの首上にあるのは羊の頭蓋骨。 今回のワンピースもマキシ丈の予定だったけど、布が足りなくて80丈になってしまった。 ネットでの買い物ってのが馴染めない。布だけは現物を見て触って買いたい.けど、まだ野生人としての生き方が定着してしまっているわたしは買い物なんていう.ハイカラな行動が難しい。その結果、ネットで発注ミスで丈足らず・・・くそ。 トルソ

          手作り桃色ワンピースとチュニック

          【昭和時代】小学校の現実と雑談

          忘れ物をした・宿題をやってこなかった・廊下を走った・掃除中にふざけた・・・・ 理由は何であれ「罰」をくらうのが昭和5Z年義務教育現場、すなわち小学校の「当たり前」だった。 割烹着を忘れた月曜の昼(給食時間・昼休み)は給食抜き・昼休みの出歩き禁止(自席でのロックダウン)などの罰が課せられるのが当たり前だった時代を覚えていないか? あの頃、罰は当たり前で当然のものとして皆受け入れていた。 教師は「絶対的な存在」で「保護者・生徒」はソレの下。 それが昭和の義務教育現場の”普通”。

          【昭和時代】小学校の現実と雑談