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ラブレター 誘い喜ぶ 秋デート 干上がる池に まさか忍法

ラブレターが来た?ポストに入っている封筒を見て驚いた。名前が書いてありハートのシールが貼ってある。差出人を見ると知っている異性の友達だ。

「友達以上の関係になる!」と心を躍らせながら封書を開けてみた。内容は本当にラブレターで、好意的なことを書いている。突然のことに気持ちが急に天に舞い上がった気がした。

ところが、最後に気になることが書いてある。なんと忍者の末裔だというのだ。「忍者が現在に?」首をかしげたが、好意的なラブレターをくれる相手、あまり疑ってはいけない。

何しろわざわざデートの誘いまであった。ラブレターのお礼を兼ねて連絡を取り、さっそくデートをすることになる。

「ここはため池の公園だけど、ほら」デート当日に来た公園で相手が指をさしたところを見ると、その池の水がほとんどなく、衝撃的な風景が広がっていた。

「これならできる」相手はそういうと突然柵を越えて池の方に降りていく。「お、おい!」驚いて大声を上げるが、相手は最も水かさの低い場所に行くと突然走り出す。
「まさか」驚いた。相手は水の上を走っている忍法を披露してくれたのだ。あまりにもの衝撃にそれを見て思わず短歌を歌ってしまった。

ラブレター 誘い喜ぶ 秋デート 干上がる池に まさか忍法
(らぶれたー さそいよろこぶ あきでーと ひあがるいけに まさかにんぽう)

今回は趣向を変えて、毎週ショートショートnoteの企画に参加して短編小説を書きました。(お題:忍者ラブレター)

今日はこちらの記事「寺ヶ池が昨年以上に干上がった」をモチーフにしています。

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