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ジンとチラーとタニマギー

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「カネと顔と大っきい●●…」 ××がピクリと反応した言葉をどうぞ。 (新聞、雑誌、小説、エッセー、映画、ドラマなどから拾いました)
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#侵略戦争

「お父さんは大和民族の優秀性を強調して、伝統だの文化だのと、日本精神の美しさをひけらかすけど、それは結局独りよがりの排他的なエゴイズムにつながり、それが大きく戦争につながっていることをご存知ないんだ」
※ 映画「山河あり」(1962、高峰秀子、松山善三監督)

自己絶対化と言えば、その典型は「やつは敵だ。敵を殺せ」とする究極の人権侵害としての戦争である…私たちは、かつての日本の侵略戦争への無反省、現在に続く民族差別への無頓着が改めて問われている…自己絶対化は正義の顔をして現れる。
※10/22/2023、東京新聞「今週のことば」

伯父「お前らニッポンのガキ、なに知ってる。知らんかったらこの先もずーっと知らんやろ、バカタレ!」
※映画「パッチギ!」(2004)

http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=36484&key_search=%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%AE%EF%BC%81&20231028

「息子を戦地へ送り出すのを喜ぶ母親はいないでしょう。本当は悲しいとか寂しい気持ちだったはず。だけど、それを言える時代ではありませんでした」(早稲田大学、100歳)
※10/22/2023、東京新聞「元学徒兵 出征の記憶」

「過去を顧みることが、同じ過ちを繰り返さないために必要。今の若い人に私のような経験をしてほしくないし、平和の尊さを強く自覚してほしい」(京都大学、101歳)
※10/22/2023、東京新聞「元学徒兵 出征の記憶」

「軍隊、それは予想していた何層倍もテリブルな所です。…全ての人から人間性を奪ってしまっています。二年兵はただ、我々初年兵を奴レイのごとく、否機械のごとくに扱い、苦しめ、いじめるより他に仕事もないのです」
(早大政経学部・ブーゲンビル島で戦死、28歳)
※「きけわだつみのこえ」

出陣した学徒の正確な人数、陸海軍のいかなる部門に配属されたのか、そして何より戦死者の数はどれほどなのか、何一つ明確ではない。
※9/6/2023、東京新聞夕刊 保阪正康「耳に残る出陣学徒隊の慨嘆」
※「日録20世紀1943年」(講談社)