ピアニスト 鈴木美奈子
アタマを経由せずに、ココロにふわっと舞いおりてきたこと、綴ります。
あるオファーをいただいて バルトークのビオラ協奏曲のオケ伴を練習しています。 ビオラのための協奏曲のなかでも、名曲中の名曲…✨ 何度も誰かの演奏は聴いてはいたけど 自分がオーケストラパートを弾くとなると、 解釈やアナリーゼ、フィンガリング… やることが尽きなく、なかなかゴールがみえません。 でも、そのいっぽうで 勉強すればするほどこの作品の偉大さに圧倒され こんなに素晴らしく感動的な作品がこの世に在ることや それをこの手で演奏できることが とてつもない幸せに感
新月に自宅で開いている月例会Food for Joy 〜弥生のまどろみ〜 昨日、満員のお客さまをお迎えして終えることができました。 山形、石巻…と遠方からのお客さまもいらして 温かな雰囲気のなか3回目を迎えることができましたこと 心から感謝しております🙏✨ 今回はまだ川崎町ではまだ咲いていないソメイヨシノ🌸を 花より先にお菓子で愛でましょう、ということで オリジナルレシピで桜のマドレーヌを作ってみました。 桜パウダーを練りこんだけど フランスの発酵バターの香りに負けて
おかげさまで、3月22日の新月のホームコンサート “Food for Joy”は残席わずかとなりました🙏✨ 迷っていらっしゃる方…ご参加、お待ちしております♫ 川崎町は朝からみぞれまじりの雪です。11am現在0℃。 咲きはじめた花や蕾たち、雪に覆われてかわいそう… なんて考えは、しろうとさん(笑) 彼らはこんな寒さにさらされながら いよいよ逞しく生命エネルギーを育んでいるのです🌼 そもそも“かわいそう”、という感情や言葉には ひたむきに生きているもの、生き抜いてきた
斑(まだら)ってよく見るとすごい漢字! 文、が王にはさまれてる…。 、、 正誤、ポジティブネガティヴ、合う合わない、、 人間の感情とは、 きれいさっぱり“白黒”をつけられない 斑模様のようなものです。 、、そして、、 調和と対比、主張と協調…といった 矛盾や混沌にむせかえっているのが 我らが芸術の世界。 “共感”とは、矛盾や混沌をかかえ、 様々な個性や特性をもつ私たちが混ざりあったその先に 生まれるものだからこそ とても大きなエネルギー源になるのでしょう。
フランスの作曲家セシル・シャミナード。 彼女は、女性が作曲家としての職業的・経済的自立が 十分に認められていなかった19世紀にあって 早くから周囲の音楽家たちに才能を認められ 作曲家として、演奏家として自立できた 初めての女性とも言われています。 キャッチーなサロン風ピアノ曲は特に人気が高く 『スカーフ・ダンス』は世界的ヒットに! その人気はアメリカにファンクラブができるほどで ホワイトハウスではルーズベルト大統領の前で演奏。 また、イギリスの香水会社は 彼女の名前
毎年、胸がえぐられるような思いが蘇ってくるこの日。 千葉から持ってきた球根を、2021年に移住してすぐ 庭先に植えたちいさなアイリスが、満開になりました。 子どもの頃、初めてアイリスirisという花の名前を聞いて なんて美しい響きなのだろう…と、 うっとりしたのを覚えています。 iris って、音楽の語源とされるmuseと同じく ギリシア神話の女神の名前だったのですね☺️ museは音楽や詩、舞踊など学芸の女神ですが iris は、虹の女神なのだそうです🌈✨ いつだ
庭の、まだ冬色の地面にいつのまにか咲いていた ちいさな原種のシクラメン。 かがり火のようなかたちの花びらが風ににそよぐと ほんのちいさな体とは思えないほどの存在感です。 7月に札幌でのコンサートで弾く コダーイ作曲『ガランタ舞曲』ピアノソロバージョン。 終盤にかけてどんどん盛り上がって 弾いてるわたしのテンションもどんどん上がって つい、自爆しそうなテンポに挑みくなっちゃう。 コントロールしないと、とわかっているものの いざ弾くと、気持ちのままに突っ走ってしまう😅
先日、川崎町の『絵本の広場』で行われたイベント 🍱mom’s lunch box🍱に 歌のレッスンとピアノの伴奏で参加しました。 子どもたちがみんなでお料理をつくったり 歌を歌ったり ファイナンシャルプランナーからお金のことを学んだり 野球⚾️を楽しんだり、、と なんとも楽しくって、ユニークな企画でした♫ わたしが音楽ワークをしている子どもたちも大活躍‼︎ ランチメニューのお稲荷さん…美奈子先生のためにと スペシャルなトッピングをしてくれました💗 きゅうりを型抜きし
6年前の今頃は、ぶらりチェコ滞在を楽しんでいました。 人魚姫のような悲しいストーリーの ドボルザークの人気オペラ『ルサルカ』… オペラ座のしつらえはもちろん 舞台演出や衣装、照明…すべてが夢のようで、、✨ 美しすぎるアリア“月に寄せる歌”では 前奏のハープからもう、涙、涙だったなぁ。 、、 チェコは歴史的にも 音楽や芸術、哲学に熱心で美意識の高い方がとても多く (マサリク大統領は大学の哲学の教授でした) ウィーンで不評だったモーツァルトのオペラ『フィガロ』も プラ
新月の月例ホームコンサート“Food for Joy” 〜如月のときめき〜 今月もありがたいことに、満員御礼にて終了❣️ 美奈子セレクトの愛と光にあふれた10曲のピアノ作品を お話とともにお届けしました😊 冬に逆戻りしたような、小雪の舞う川崎町でしたが 1歳から82歳までのステキな皆さまと とてもあたたかな時間を紡ぐことができました✨ わたしの手作りガトーショコラをつまみながらの 自己紹介タイムでは ゲストの皆さんが、それぞれに ご自身の美学、人生を謳歌していらっし
雨水に入りました。 まだ雪が残ってはいるものの、川崎町も朝から 春がノックしているみたいな雨音に包まれています☺️ ☂️ ☂️ ☂️ 雨が降って、ほっとしています。 このところ、杜音の室内は乾燥しすぎて 加湿器をフル稼働しても ピアノの状態が不安定になってしまっていたのです。 とはいえ、明日は大切なゲストをお迎えしての月例会 “Food for Joy ”。。 つい先日、調律師の方に来ていただいて 不具合をみていただきました。 音が整っていくのを聴いている
日本スロバキア協会制作の番組 “スロバキアを奏でる音楽家たち”第三弾が 公開になりました♫ 今回はスロバキア生まれの大作曲家フンメルに焦点をあて 動画では彼のチェロとピアノのためのソナタも 演奏しています😊 演奏部分は、昨年制作チームの皆さんが川崎町にいらして 杜音で撮影してくださったものです。 チェロの演奏は、前半の解説を担当された わたしのスロバキア語の師匠でもある近重亜郎さん。 そしてオープニングは、杜音付近の並木道…🌲🌲🌲 お時間のあるときに、 ゆるりとお聴
初めて映画館で映画をみたとき 本編が終わったあと延々と流れるクレジットタイトルに 圧倒されました。 テレビではまずカットされてしまう部分です🎥 1〜2時間ほどの映画ををつくるのに こんなにもたくさんの人や会社が関わっていると知って とても驚きました。 、、 コンサートでステージにあがるのは出演者だけですが 客入れ前ギリギリまで、バックステージやステージ上で ピアノの調律師やステージマネージャーの方々は 私たち演奏家がストレスなくパフォーマンスできるよう 細心の、か
ネガティヴイメージが先行しがちな“涙”ですが、涙は 角膜や結膜の乾燥を防ぐため、 痛みを発生させる玉ねぎの成分を防ぐため、 脳を緊張状態から緩めてあげるため、 物理的にも精神的にも私たちを護ってくれています。 悔しいとき、悲しいとき、安心したとき、嬉しいとき 心が大きく動いたときや、相手に共感したときに流れる 透明な血液。 それが涙なのだそうです。 、、 音楽をきいたり、ピアノを弾いたりしていると 不意によく涙が溢れてしまう子どもでした。 大好きな
昨日、どうも背中に違和感があって 「これはいよいよ“◯◯肩”デビューかな?」 と覚悟しかかったのですが なんのことはない、実家と自宅2ヶ所を雪かきしたあとの 筋肉痛でした😅 それにしても、腰ならわかるけど背中にくるとは…ww 実はピアノを弾くとき、腰や腹筋を案外使うので そのあたりはクリアできたのかもしれません。 間口130センチもの鍵盤を縦横無尽に弾くためには 自ずと体幹を意識して座ることになります。 50代になっても若い頃と体脂肪率が変わらないのも ピアノの練習
地球という星のことを知らない異星人と出会って 地球はどんな星かと聞かれたら 「“子ども”という天使のいる星です」と答えます。 🌎 🌎 🌎 数日前父が突然脳梗塞で倒れ、救急車で運ばれて そのままカテーテル手術になりました。 主治医の先生からは、手術の際脳幹に空気が入って 右半身に深刻な麻痺が残ることを告げられました。 年長さんのSちゃんのレッスンのあと、 お母さんに父のことを少しお話ししたら 2時間ほどして、Sちゃんが お手紙と自作の御守りを持ってきてくれ