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心のふるさと、産土のような場に…

寂しがりやのわたしが、故郷を離れて
24年も千葉県の八千代にいられたのは
八千代のひとも、自然が豊かな環境も
大好きだったからこそ。

数年前には、ここに骨をうずめよう、と決心して
完全防音のピアノレッスン室を大胆に解体。

廊下も玄関も、部屋もつぶして再度完全防音工事を施し
作ったatelier anima(アトリエ・アニマ)と名付けたサロンで
毎月のホームコンサートなどの活動を行いはじめた矢先に

世の中がコロナ禍になり、母が倒れ…
腹をくくって宮城県への帰郷を決めたのでした。

周りからは潔く決断をしたと思われているようですが
実のところ、本当にやっていけるのか不安もありました。

だって、帰郷とはいえ川崎町にはひとりの知人もなく
場所もろくに見ないで決めてしまったのですから。

でも、、

思いかえせばコロナの前からすでに
ストレスやら何やらで髪の毛がどんどん抜け落ちていました。
胸の奥にずっと“何か”が引っかかっていたのかもしれません。

髪は更年期障害と思って諦め、ショートでごまかして
YouTubeでは周囲の方にご心配頂かぬようウィッグを使い
もう伸ばすことはできないだろうと思っていました。

川崎町にきて少しずつ気持ちも落ちつくにつれ
ここまで髪も伸ばせるように。
(写真は昨年11月インドにて🇮🇳)

チェンナイのとある場所で開かれたコンサートで。
紹介されているのを照れながら聞くわたし、、

でも、髪のことより何より嬉しいのは
「おかえりなさい」
「帰ってきてくれてありがとう」
とお声をかけていただくときです。

旧友や、おうちコンサートのお客さまから
そう、労いの言葉をかけていただいたときには
胸に熱いものがこみあげてきて
涙が溢れそうになりました。

なんと、ありがたいことでしょう。
そして、「おかえりなさい」とは
なんとあたたかい言葉でしょう。

おうちコンサートに、はじめていらっしゃるかたも
何度もお運びくださっているかたも
「おかえりなさい」の気持ちでお迎えしたい。

そして、心のふるさと、産土に帰ったような
あたたかなひと時をお過ごしいただきたい。

  そんな気持ちでいっぱいです。

当日、皆さまとお会いできますことを
心から楽しみに…また、励みにしております☺️

こちらは南インド料理のシェフ、アンディさんの自宅にて。
南インド料理修行中!笑



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