カナダのホワイトホースに1週間滞在してみた!【デジタルノマド生活】
こんにちは!夫婦で日本各地や海外を移動しながら過ごしているミナイです。
一生に一度は見てみたいと思っていたオーロラ。せっかくなのでオーロラを見ながら、リモートで働いたらおもしろいかも!と思い、2023年冬に約1週間カナダに滞在しました。今回はその時の様子を紹介したいと思います。
なぜカナダ?
今回のメインはオーロラ鑑賞!北極圏に近い地域で見られる可能性が高いのですが、雲がかかっていたり、太陽の動きが活発でないと見られないというなんとも気まぐれな自然現象…できるだけ長く滞在して、見られるチャンスを高めました!
滞在はユーコン準州のホワイトホース!
オーロラ自体は、カナダやアメリカのアラスカ、フィンランドなど、さまざまな国で見られますが、①私自身まだ行ったことがなく、②物価的にも許容できる国ということでカナダを選択!
カナダでオーロラというと、北中部のイエローナイフという都市が有名なのですが、イエローナイフは飛行機代も高くつくし、おそらく確実に連日オーロラツアーに申し込まなくてはならなくてお財布が痛い…ということで、他の地域を探していたところ偶然見つけたホワイトホースという都市に決め、バンクーバー経由で行きました!
航空券やホテル、ツアーや防寒グッズのレンタルに関しては、英語や日本語のウェブサイトやYouTube動画を参考にして、自分たちで手配しました。
メインの宿泊は、ロッジからオーロラを見られる「Inn on the Lake」に。ホワイトホース市街地からタクシーで片道40分ほどの場所にあります。
体力を温存しつつ金銭面でも出費をできるだけ抑えるため、東京とバンクーバー間の航空券はコツコツとマイルを貯めて初めてビジネスクラスで渡航しました。
肝心のオーロラ鑑賞は?
オーロラ鑑賞は、「Inn on the Lake」に4泊して臨みました。1泊目と2泊目は外で待っていたのですが、寒かったので3泊目は部屋の中からオーロラを待ちました…2日間曇りなどで見えなかったので若干諦めかけていたのですが、待っていると北の方角にうっすらとオーロラのようなカーテンが!!
急いで外に出てしばらくすると、白い筋が空から数本降りてきて感動!!そして瞬く間に筋が広がって緑とピンクのオーロラのカーテンになりました!!
オーロラを初めて肉眼で見たら、きっと泣いてしまうだろう…と思っていたのですが、あまりの迫力に「うぁぁぁぁぁぁぁー!!!!」とずっと絶叫!!!その日は日付が変わった頃から明け方までほぼずっとオーロラが見えていました。翌日地元の方に聞いたところ、その日はホワイトホースでは数か月ぶりのオーロラ爆発だったそうです!!
最終日は残念ながら肉眼では見られませんでしたが、ずっと北の空にうっすらとオーロラがかかっていて、おしとやかなオーロラも悪くないかも、と思いました。
オーロラ予報のアプリはいくつかあるのですが、良くも悪くも天気予報ほどは当たらないので、見られる確率が低い日でも辛抱強く待つことをおすすめします。
▼オーロラ予報アプリ
滞在中の仕事の進め方や工夫
今回はオーロラ鑑賞がメイン。オーロラは深夜に見えやすいので、体内時計をカナダ時間に合わせることなく、日本時間のまま滞在しました。とはいえ今回の滞在ではほとんど仕事はしなかったのですが、基本的には現地時間の昼12時に起床(日本時間では翌日朝4時)し、15時頃から仕事、夜12時に退勤&オーロラ鑑賞開始し、朝4時頃寝るという生活をしていました。体力的にキツそう…と言われますが、体内時計を調整することなく過ごせたので、意外と快適でした。
因みに滞在していた「Inn on the Lake」のWi-Fiは通信量の制限付きだったのであまり速くなく、日本から借りて行ったポケットWi-Fiで仕事をしました。
オーロラ観賞と仕事は両立できるのか?
オーロラ鑑賞の時間と仕事の時間は全く重ならなかったので、意外と快適に過ごすことができました。また、滞在していた「Inn on the Lake」の周りは本当に何もなく、良くも悪くも朝起きてお散歩するくらいしかやることがなかったので、仕事にもオーロラ鑑賞にも全力集中するという意味では最適でした(笑)
ご飯は基本的に市街地で調達したものを自分たちで調理して食べていました!
ホワイトホースのメリット
せっかく海外に行くのであれば、できるだけ日本とは違う雰囲気を味わいたい方なので、ホワイトホースは私には本当に良い場所でした!なぜかというと…
1.オーロラを独り占めできる
ホワイトホースの市街地から出発するオーロラ鑑賞ツアーもあります。ただ、ツアーに申し込まなくともオーロラをその場で鑑賞できる宿泊施設がホワイトホース郊外にいくつもあるので、自分の好きな時間に好きなだけオーロラを見ることができるのはホワイトホースの良さだと思いました。また、オーロラ鑑賞で有名なイエローナイフと比べると、おそらく観光客は割と少なめでは?と感じました。日本人も少ないので、現地の人と交流したい人には良い場所でした。
因みにホワイトホースの市街地からもオーロラを見られることもあるようですが、明るくて見えづらいので郊外のロッジなどに泊まる方が良さそうです。
2.意外と耐えられる寒さ
気温は-20℃前後と厳しい寒さではありますが、しっかりとした防寒着を着用していれば、意外と耐えられる寒さな気がしました!寒さも暑さも大の苦手な夫も、夜のオーロラ鑑賞時はホッカイロを貼るくらいで乗り切れていたのは驚きでした!イエローナイフなど、他のオーロラ鑑賞地域は-40℃近くになっていたので、そこと比べると比較的暖かいと思いました(それでも寒いですが笑)
3.コスパが良い
個人的にはここが一番良かったポイント(笑)何より、他のオーロラ鑑賞地域より安いと思います。バンクーバーからの飛行機も、イエローナイフに行くものの半額くらいでした。ユーコン準州の航空会社である「エアノース」が最高で、クルーの皆さんもフレンドリーだし、意外と機内食がおいしい!エアノースに乗るためにまたホワイトホースに行きたいなと思えるくらい気に入りました!ツアーに申し込むことなくホテルからオーロラを鑑賞できるので、その点も安く済んだポイントでした。
▼エアノース搭乗記
ホワイトホースのデメリット
個人的には大満足で、また絶対来よう!と思える場所でしたが、唯一デメリットを挙げるなら、曇りやすくてオーロラ鑑賞確率はイエローナイフよりは低めかも…というところでした。ただ、何泊かすればおそらく問題なく見られるのでは?と思います。
オーロラ鑑賞以外のアクティビティや観光スポットも最高
犬ぞり
かわいいわんこたちがソリを引いてくれる犬ぞり。滞在していた「Inn on the Lake」で予約しました。1人295ドルと決して安くはないですが、体験して良かったアクティビティの一つです!13キロの道のりのうち、3分の1くらいは実際に犬ぞり操作を体験させてもらえて、めちゃくちゃ楽しかったです!犬が駆け足になってスリップして焦ったり、犬が走りながら突然うんちをし出してソリを止めなくてはならなかったりと意外と難しかったですが、犬たちの匂いがするなか、針葉樹林が生い茂る雪道を走るのは格別でした!
マクブライド博物館
先住民時代からゴールドラッシュ、現代に至るまでのホワイトホースの歴史や、野生生物について知ることができる、ホワイトホースの中心街にある「マクブライド博物館」。迫力満点のカナダの野生動物の剥製や、先住民のアートや刺繍についての解説、ゴールのラッシュ時の鍛冶屋さんを復元した展示など、見どころが多くて何だかんだ2時間以上滞在しました。
ユーコンブリューイング
ユーコン準州の地ビールならここ!有料で6種類のテイスティングもでき、売っているビールの種類も多くて楽しいのでオススメの場所です。
ユーコン野生動物保護区
ツノというよりむしろ器じゃないか?と思うような大きな角をしたムースや、猫と犬が合体したみたいなリンクスが見られる野生動物保護区。事故で怪我をした動物のリハビリや、親とはぐれた動物の保護をしている場所です。ムースやカリブー、マウンテンゴートなど、カナダの色々な種類の動物たちを見ることができました!
▼ホワイトホースの他の観光地情報は
ノマドワーカー向きなカフェや図書館、コワーキングスペースなど
今回は基本的に滞在していたロッジでのみ仕事をしましたが、ホワイトホースの街中のカフェや図書館には、電波は弱いながらもWi-Fiがあり、テレワークしている人も多くいました。コワーキングスペースもあり、次はここでも仕事してみようかなと思うくらいオープンな雰囲気で良かったです!
カナダ滞在の感想
目的のオーロラ鑑賞もできたし、自然の中でリラックスしつつ仕事にも集中できた良い滞在でした!よく「休みを取って行った方が良くない?」と言われることもありますが、個人的には「暮らすように旅して、働く」スタイルが合っているし、「どこでもオフィス」的な感じでたまには場所を変えて働くのが好きなので、しばらくはこの生活を続けようと思います!
因みにカナダでは夏でもオーロラが見られるらしい!何なら夏なら湖に反射するオーロラがきれいらしい!ということで、またお金をためていつか夏にも行ってみようかなとも思っています。
次は夏にシンガポールとバングラデシュに行く予定です!
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